yamanori

国境なきものぐさ団団長, 社会心理学のパダワン。

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#0 イントロ

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/03/26 (締切4月10日まで加筆する) #0 イントロ誰でもない、俺が「世界観」だ。あの頃はそう信じていた。音楽的には下手だった…

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#10 うっせえ、俺が「世界観」だった。

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/04/10 #10僕は 「世界観」だ。本当なんて知ったことか。人間を辞めて「世界観」になってやる。いつから、頭の中の一部屋を貸し…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#9 侵略 (やぶる)

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/04/10 #9 侵略 (やぶる)「ロックバンド」と「友人関係」は続いた方が良い。また、かの有名なロックバンド、ローリング・スト…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#8 惑星 (ぬぐ)

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/04/10 #8 惑星 (ぬぐ)生意気で、嘘っぽくて、キモいと言われた。芸能人の先輩である。高校生男子に突き刺さるワード第一位、…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#7 当惑 (さける)

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/04/09 (締切4月10日まで加筆する) #7 当惑 (さける)隣で泣いていた。それほどなのか。隣で歌声を聴いていた女性が「尾崎くん…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#6 唯々 (ほんとう)

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/04/09 (締切4月10日まで加筆する) #6 唯々 (ほんとう)視線が体を突き刺す。ライブハウスは観客との距離が近い。文化祭のステ…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#5 不都合 (つどう)

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/04/09 (締切4月10日まで加筆する) #5 不都合 (つどう)ベーシストは変えたかった。彼は明らかにボーカルを希望しており、同時…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#4 彷彿 (くらむ)

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/04/09 (締切4月10日まで加筆する) #4 彷彿 (くらむ)軽音学部では「クリープハイプ」の声といえば、俺だった。洗脳した。コピ…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#3 浸透 (しみる)

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/04/08 (締切4月10日まで加筆する) #3 浸透 (しみる)代役である。クリープハイプのギターボーカルである。どうやら、尾崎さん…

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クリープハイプ・ミニ辞典: 逆襲の時間

クリープハイプに関連する情報を詰め込んだ記事である。これを読むと、記事『うっせえ、俺が「世界観」だ。』がより一層楽しめるようになっているという噂を聞いた。多分、…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#2 氷解 (とける)

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/03/30 (締切4月10日まで加筆する) #2 氷解気が付くとエレキギターを手に入れていた。高校生になった。入部する時には、すでに…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#1 出会い

#だからそれはクリープハイプ 更新日: 2023/03/27 (締切4月10日まで加筆する) #1 出会い私は1999年生まれ、だから大体西暦の下二桁が年齢だ。2014年に「百八円の恋」がリ…

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#0 イントロ

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#0 イントロ

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/03/26 (締切4月10日まで加筆する)
#0 イントロ誰でもない、俺が「世界観」だ。あの頃はそう信じていた。音楽的には下手だったかもしれない。だけど、誰よりも「世界観」だった。尾崎さんの声真似も、クリープハイプのコピーも、日本一だと自負していた。そして、私の中で、彼の精神が完全に生きている。そう思っていた。

「俺」「僕」そして「私」。まだテ

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#10 うっせえ、俺が「世界観」だった。

#10 うっせえ、俺が「世界観」だった。

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/04/10
#10僕は 「世界観」だ。本当なんて知ったことか。人間を辞めて「世界観」になってやる。いつから、頭の中の一部屋を貸してしまったのか。むかっ腹を抱え、コンビニバイトに向かう。このバイト先にも「田中」がいた。深夜バイトでは「バイトバイトバイト」が頭の中で流れていた。自分も何のために働いていたのか分からなかった。きっと金がなかったのだ。

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#9 侵略 (やぶる)

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#9 侵略 (やぶる)

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/04/10
#9 侵略 (やぶる)「ロックバンド」と「友人関係」は続いた方が良い。また、かの有名なロックバンド、ローリング・ストーンズの話になるが、彼らは長いキャリアの中、楽曲は時代に合わせて洗練され、今も愛されるバンドとなっている。同じ曲でも時代ごとに輝いており、とても格好いい。クリープハイプもそうだ。時々リリースされる昔の音源も、カップリン

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#8 惑星 (ぬぐ)

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#8 惑星 (ぬぐ)

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/04/10
#8 惑星 (ぬぐ)生意気で、嘘っぽくて、キモいと言われた。芸能人の先輩である。高校生男子に突き刺さるワード第一位、それは「キモい」である。作った歌詞を見て貰ったのだ。もう少しオブラートに包んで貰っても良いのだが…。隣でその様子を観察していた僕と仲の良かった先生は、爆笑していた。そして、「素直に言って貰うと良いよ」とか言う。なんて日

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#7 当惑 (さける)

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#7 当惑 (さける)

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/04/09 (締切4月10日まで加筆する)
#7 当惑 (さける)隣で泣いていた。それほどなのか。隣で歌声を聴いていた女性が「尾崎くん…」と呟きながら、わっと泣いていた。そう、僕も真面目に聴きに来たのだ。ファンを観察しに来たわけじゃない。90度首を回し、ステージ中央部を向いた。少しもやが掛かっている気がする。青白い光の中で、あの長髪が色っぽくた

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#6 唯々 (ほんとう)

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#6 唯々 (ほんとう)

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/04/09 (締切4月10日まで加筆する)
#6 唯々 (ほんとう)視線が体を突き刺す。ライブハウスは観客との距離が近い。文化祭のステージである体育館とは訳が違う。ほぼ満員の「五校戦」は、観客がステージに乗り出している。こっちは殺気を持って歌い、ひと鳴らしでギター弦を切ってやると言わんばかりの気合いでやってきた。

その頃、我がバンドの十八番は

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#5 不都合 (つどう)

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#5 不都合 (つどう)

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/04/09 (締切4月10日まで加筆する)
#5 不都合 (つどう)ベーシストは変えたかった。彼は明らかにボーカルを希望しており、同時に華やかさを備えた彼はとても邪魔に思えた。クリープ・ベーシスト長谷川さんは妖美な雰囲気の持ち主であるから、問題はクリープ以外の曲を強く歌いたがることだった。ぐずぐずやっていると、彼の方から新しいバンドを作り、脱退

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#4 彷彿 (くらむ)

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#4 彷彿 (くらむ)

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/04/09 (締切4月10日まで加筆する)
#4 彷彿 (くらむ)軽音学部では「クリープハイプ」の声といえば、俺だった。洗脳した。コピーバンドであるから、原曲は必ず存在する。それを聴いた彼らは原曲に違和感を覚えるんだという。その声は挑戦してみたら出来た。それだけである。喉を締め、怒るように声を出す。実際の彼の発声法とは違うかもしれない。ただ、コ

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#3 浸透 (しみる)

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#3 浸透 (しみる)

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/04/08 (締切4月10日まで加筆する)
#3 浸透 (しみる)代役である。クリープハイプのギターボーカルである。どうやら、尾崎さんが風邪で喉をやってしまったらしい。代わりに僕がライブにでることになった。なんかどこかの企画で聞いたことある話である。しょうがない、怖いけど、クリープの今後に関わるだろうから。恐る恐るステージに上がる。おお、これが

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クリープハイプ・ミニ辞典: 逆襲の時間

クリープハイプ・ミニ辞典: 逆襲の時間

クリープハイプに関連する情報を詰め込んだ記事である。これを読むと、記事『うっせえ、俺が「世界観」だ。』がより一層楽しめるようになっているという噂を聞いた。多分、大嘘である。
#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/03/30 (締切4月10日まで加筆するするかもしれない)

・美人局: 美人がたくさん居るところである。
・かえるの唄: クリープハイプを知らない者の前で歌うなら一発目は

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#2 氷解 (とける)

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#2 氷解 (とける)

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/03/30 (締切4月10日まで加筆する)
#2 氷解気が付くとエレキギターを手に入れていた。高校生になった。入部する時には、すでにバンドメンバーの4人が揃っていた。僕がギターボーカルを担うことは、それはもう自然の道理だった。入ったのは何かと緩い軽音楽部だった。集会はなく、部員はお互いを把握していない。いわば高校に設置された貸しスタジオといった

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うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#1 出会い

うっせえ、俺が「世界観」だ。 _#1 出会い

#だからそれはクリープハイプ
更新日: 2023/03/27 (締切4月10日まで加筆する)
#1 出会い私は1999年生まれ、だから大体西暦の下二桁が年齢だ。2014年に「百八円の恋」がリリースされた時は、14歳、中学2、3年生だったわけだ。

『色んな意味で優しく包んでくれますか?』という曲の中には「十代特有のこの感じ」という表現がある。そう、あの感じだ。西洋の小説や映画では、不安定な情緒

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