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140字の小説集

200
140字の小説を集めてみました。(それ以外の短編もあります) お時間がお許しならば、少しでもお立ち寄りください。 このマガジン、読めば笑顔になるかもです。 笑いはあなたのお薬です…
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2024年3月の記事一覧

一陣の風の如く颯爽と(140字の小説)

一陣の風の如く颯爽と(140字の小説)

一陣の風の如く彼はやって来た
ジャンヌダルクの様な精悍な顔
人々に勇気を与える行動は誰をも惹きつける
子供達は、彼の事をヒーローと呼ぶ

「愛と勇気だけが友達さ」
と、宣言する彼
一陣の風の如く飛び行く姿は
ばいきんマンには真似は出来ない
あんぱんマンは子供達の憧れ!

鉄腕アトムは、何処に行ったのか?
#青ブラ文学部

父との想い出(140字の小説)

父との想い出(140字の小説)

人生は一陣の風の様なもの。
通り過ぎたら戻れない、儚きもの。
時を戻す事は出来ないが、記憶を戻す事はできる。
振り返れば、幼稚園児の僕がいる。

父と銭湯に行き、
買って貰ったアイスクリーム
父はパインの氷菓子
二人で食べながらの帰り道
遠い昔の記憶が蘇る

父は今頃どうしてるかな?
彼岸の次はお盆か。
#青ブラ文学部

ティファニーで朝食を(140字の小説)

ティファニーで朝食を(140字の小説)

「誰、お店の前で食べてる人は?迷惑です」

「私よ、オードリーヘップバーンよ」

「嘘〜?ヘップバーンって女優の人!世界的に有名なあの人なの。
だったら許すわ。お店の宣伝になるもの。
毎日でも来てください。」
と、喜ぶ店主

だがオードリーはもう故人
幽霊が毎日来ると、お客は怖がり来なくなり
倒産した

桜の色は何の色?(140字の小説)

桜の色は何の色?(140字の小説)

桜の色は何の色
花びらの白い色は恋人の色って聞いた事があるんだけれど
薄紅色は優しいね
人の気持ちをなごましてくれるね
だからみんなお花観に行くんだね

風に舞う花びらは、春の情緒を与えてくれるね
桜の花びらが散って薄紅色の絨毯ができるね
花びらをゴミだ何て感じないよ

桜の色はきっと癒しの色だよ♪
#シロクマ文芸部

怒りと苦悩(140字の小説)➕追伸

怒りと苦悩(140字の小説)➕追伸

僕は鏡を見るたびに、怒りを覚える。
「何故、こんな顔に生まれてきたのか?!」

噂に聞いたが、僕は人造人間だと。
人造人間って何⁉️
誰が僕を製造したんだ!?
こんな醜い顔で何故、作った!

僕は怒りと悔やみの入り乱れた感情のまま
生きていく
ましてや私は死ぬ事が無い不死身の男!
フランケンシュタイン。

追伸
20字の小説をもっと詳しく140字の小説に変えました
フランケンの苦悩が、解ると思いま

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歳上の女(140字の小説)➕追伸

歳上の女(140字の小説)➕追伸

私は何故か歳上の女性にモテる。
私は女性の母性本能をくすぐるのかもしれない。
だけど、私は歳の女性に対して恋愛感情は不思議と湧かない。
10歳以上年齢が上だと尚更だ。
歳下の女性なら少しは恋愛感情も湧くかも知れないが、
残念な事に相手にされない。
30年前なら、10歳上の女でも良かったのに。

追伸
還暦越えの男より

暗々裏の任務(140字の小説)

暗々裏の任務(140字の小説)

「この任務は暗々裏に行え」と心の声
「当たり前だろ、解っているよ」
と、もう一人の私。
そう私は多重人格者。
その事は勿論暗々裏だ。

「どこへ行く、こっちの方が近いぞ」
と、心の声が聞こえるが、
もう一人の私は我慢できずに自分の意思を貫く
そして私、人影を偲んで草むらに
「あ〜漏れないで良かった」
#青ブラ文学部

抜かないで!(意味が解ると笑える)(140字の小説)➕追伸

抜かないで!(意味が解ると笑える)(140字の小説)➕追伸

良い匂い誘われて、俺は昼間なのに街に出る
人々が列を為す
車から漂う香りは、俺の好物。
俺もその列に並ぶ。

中に入ると、血も滴る生の血液。
取られたばかりの新鮮な血。
あの血を飲みたい。

見知らぬ女が、俺の腕に針を刺す。
「辞めろ」と言ってももう遅い
血を抜かれる俺は、吸血鬼。

そうこの車は献血車!

追伸

吸血鬼ドラキュラが献血で血を抜かれる場面を
想像したら、笑えるね。

ホワイトデーは嫌いだ!(140字の小説)

「ホワイトデーだからプレゼント欲しい?
ホワイトデーって何だ、朝モヤで白いの?」って、
ボケて相手の要望をはぐらかす。

バレンタインデーになっても
僕は誰からもチョコレートをもらえない。

ホワイトデーにかこつけて女はねだる

「プレゼントをねだる女は嫌いだ!」
って、
4歳の孫に言っても虚しいなぁ

朧月の日は(140字の小説)➕追伸(60字)

朧月の日は(140字の小説)➕追伸(60字)

朧月。
人は風情を嗜むのか!

ぼんやり見える月を見て、
俳句創り、和歌を読む。
中には、恋人を想い詩を書く人もいる。
日本人は誠に花鳥風月を愛しみ、
楽しむ国民でもある。

だがここに、月を見上げて嘆く男あり。
「これでは、駄目だ。
1カ月に一度の満月なのに」
と、泣き悲しむ哀れな男は
狼に変身出来ない

追伸
10文字のホラーをもっと詳しく140字の小説に
しました
どちらにしても、くだらない

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合わせ鏡 万華鏡(140字の小説)

合わせ鏡 万華鏡(140字の小説)

合わせ鏡、万華鏡。
初めて観たのは幼稚園児の頃。

細い筒を渡されて
「覗いてご覧」と、姉が言う。

望遠鏡を見る様に、
小さい穴を覗くと見知らぬ世界。
クルクル回すと模様が変わる不思議な世界。
幼い僕は訳も解らず喜んでいた。

鏡が織りなす映像は大人をも魅了する。
胸がときめく不思議な世界を創り出す。
#青ブラ文学部

夕焼けの向こう側(140字の小説)

夕焼けの向こう側(140字の小説)

朝焼けを余り見た事がない。
早起きは苦手だから。

でも、夕焼けはよく見る。
夕焼けは一日の終わり。
綺麗な夕焼けは
「明日も元気でいたい」と
私に、そう想わせてくれる。

生まれてから、幾度となく見た夕焼け。

沈みゆく夕日は、何処かの国の昇り征く太陽か!
異国の人達が、今現在 朝焼けを見てるのかな!
#青ブラ文学部

花粉症の季節到来(140字の小説)

花粉症の季節到来(140字の小説)

花粉は人を悩ます。
僕もその一人だ。
くしゃみは連発し、目は痒くてたまらない。
花粉って本当に迷惑だ!

でも、花粉が無いと植物は受粉出来ない。
木々、植物が無いと動物は生存出来ない。
自然の道理だ。

それに、花粉は人間には無害と聞いた。
無害な物を敵と見なし異常反応する愚かな体
それは、僕の事か?
#シロクマ文芸部