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【1分で読める】視野狭窄:「不安、緊張、悩み」が判断を狂わせる理由と対策

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こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はないでしょうか?

  • 緊張するプレゼンテーションで、準備していたことをすべて話せずに、一つのポイントにこだわってしまった。

  • 大事な試験の際、一つの難問に時間を費やし過ぎて、他の多くの問題を解く時間が不足してしまった。

  • 緊急事態が発生した時、パニックに陥り周囲の状況が全く見えなくなった。

  • 大きな失敗をした日のことだけが頭から離れず、その日の良かった部分が全く思い出せない。

  • 激しい感情的な議論で、相手の一部の言葉に固執してしまい、全体の会話の流れを見失った。

これらは視野狭窄という心理が働いている可能性が高いです。

この記事を読むことで、視野狭窄について理解し、生活で活用しましょう!



視野狭窄とは

視野狭窄とは、ストレスや圧倒的な状況下で、個人の注意が特定の事柄に集中し、他の重要な情報を見落としてしまう心理的傾向を指します。

この現象は、日常生活だけでなく、緊急事態や極限状態においても頻繁に見られます。

視野狭窄に陥ると、重要な詳細や他の選択肢を見落とし、全体的な状況判断を誤ることがあります。

これにより、適切な判断ができなかったり、重要な情報を無視してしまったりするデメリットが生じることがあります。

例えば、緊急時にパニックに陥り、視野狭窄が原因で他の安全な避難ルートを見落とし、危険な方向に進んでしまうことがあります。


また、ストレスが原因で心理的視野狭窄が起こると、人は悩み事に集中し、周囲の環境や他の選択肢に気づきにくくなります。

例えば、悩みを抱えながら歩いているとき、周囲の景色や人々にあまり注意を払わなくなる状態がこれに該当します。


このように、視野狭窄は、私たちの注意と集中の仕方に大きな影響を与えます。

実生活での例

  • 友人との会話中に意見が合わなかったことだけが印象に残り、それまでの楽しい会話の内容が忘れられる
    視野狭窄により、一つのネガティブな出来事に焦点が当たり、全体のポジティブな体験が見えなくなることがあります。

  • 映画の終盤で予想外の展開があり、それまでのストーリーの良さが感じられなくなる
    物語の最後の部分に強く影響され、全体の評価が変わってしまう例です。視野狭窄が原因で、初めの部分の良さが覆い隠されることがあります。

  • 健康診断で一つの悪い結果が出ると、他の良好な結果を無視してしまい、不安に感じる
    一部の悪いニュースに集中することで、全体の健康状態の良さが見落とされがちです。

ビジネスでの例

  • 会議での一つの批判的なコメントが気になり、それ以前の肯定的なフィードバックが影響を受ける
    視野狭窄により、否定的な意見に過剰に反応し、全体のポジティブな評価を見落とすことがあります。

  • 営業成績が全体としては良好でも、一月の売上が目標に達しなかったことで全体の評価が下がる
    短期間の成績に囚われ、長期的な成功を見落とすことがあります。これは視野狭窄が原因で、一時的な失敗に過剰に焦点を当てるためです。

  • プロジェクトの納期が少し遅れたことで、クライアントからの信頼が大きく損なわれる
    小さな遅延が全体のプロジェクトの成功を覆い隠し、クライアントの評価が不当に低下することがあります。
    視野狭窄により、多くの成功した側面が見過ごされがちです。

視野狭窄バイアスを克服する方法

視野狭窄バイアスを克服するためには、自分の認知の限界を理解し、意識的に視野を広げる努力をすることが重要です。

以下に、視野狭窄バイアスを克服または軽減するための対策をいくつか紹介します。

  1. 多角的な情報収集
    情報を一つの源泉だけでなく、様々な角度から集めることが大切です。
    異なる視点や意見を積極的に取り入れることで、偏った見方に陥るのを防ぎます。

  2. 意識的な思考の多様化
    自分の考えや判断が特定のパターンに偏っていないか定期的にチェックし、意図的に異なる視点を持つ人との対話を持つことが有効です。
    これにより、自分の思考の幅を広げることができます。

  3. 反省と自己認識の促進
    自分の判断や思考が視野狭窄バイアスによって歪められていないかを自問自答する時間を持つことが重要です。
    自己認識を高めることで、バイアスに気づきやすくなります。

まとめ

■視野狭窄とは
ネガティブな出来事に思考が集中し、他の物事に気を配れなくなる心理的傾向。問題解決策が思いつかなくなるなど、一度陥ると、抜け出すのが難しい。
視野狭窄=視野が狭くなる

■対策
・批判的思考(クリティカル・シンキング)のテクニックを用いて再考する
 →例:友人が同じ状況だったら?と考える。
 ※後ほど詳しく解説予定。

・疲れている時は寝る。休む。散歩。自然に触れる。

・発表や議論をする時は、「伝えたいこと」をメモしておき、「伝える」ことだけに拘る(自分の話し方や、会話の流れ、割り込み意見などは気にしすぎない。目的を1つに絞る。)


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