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借金サラリーマン奮闘記

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サラリーマン人生25年、悪夢が私を襲った! 急性心筋梗塞発症を発症! 人生が180変わり、投資に副業、そして詐欺に会ってしまったりと七転八倒する人生を描いたノンフィクション劇場で…
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記事一覧

カードローン地獄に陥る様(サラリーマン転期13)

カードローン地獄に陥る様(サラリーマン転期13)

コロナバブルというと株や仮想通貨投資をしていた人はピンとくる人も多いだろう。

2020年3月頃に起こったコロナショックを受け、政府は補助金をバラ撒き、アメリカは金利を大幅に下げたことによって、お金が、株や仮想通貨などのリスク資産に大量に流れた。

株は軒並み大きく上昇し、仮想通貨もビットコイン半減期もあいまって爆騰。

素人でも容易に儲けられる時期があった。

私はちょうどこのコロナバブルの時に

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浮気(サラリーマン転期12)

浮気(サラリーマン転期12)

夜の東京タワーは想像以上に威力があった!

地上に降りた頃には、知美はもう完全に東京の虜になっていた。

写真は撮らないと言っていたのはどの口なのか、バシャバシャと撮りまくっていた。

僕:「銀座どうしよっか、結構遅くなってしもたな」

知美:「うん、でもちょっと行ってみたい」

僕:「了解、ほな、いこか!」

僕はそういうと銀座へ車を走らせた。

実は、銀座に行けば店なんていくらでもあると鷹を括

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愛人との想いで(サラリーマン転期11)

愛人との想いで(サラリーマン転期11)

ある日、知美とメールでメッセージアプリを使ってメールのやり取りをしていた時のことだ。

ちなみに、なぜLINEでないのかと言うと過去に、妻に知美とのLINEを見られてしまい修羅場になった経緯から表向きはもう連絡をとっていない事になっている。

住んでいる地域は知美が関西、僕は関東だ。

僕:「東京に遊びにおいでよ」
軽い気持ちで私はメールを送った。

知美:「行きたーい」
かなり乗り気だったのが意

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損切りはすぐにできるのに、利益確定はなぜなかなかできないの?(サラリーマン転期9)

損切りはすぐにできるのに、利益確定はなぜなかなかできないの?(サラリーマン転期9)

アメリカの金融引き締めが始まり、ロシアのウクライナ侵攻がきな臭くなってきた頃、年明け、株価が暴落を始めた。

性懲りも無く、信用取引で株を購入してしまった私は、朝倉慶が「今年もいい年になりますよー!」なんて言っていたのを鵜呑みにし、知識のないままグロース株を購入していた。

1月4、5日あたりから暴落し始め、あっという間に50万円ほどの含み損。
勿論、戻す気配もなくどんどん下がっていく。

損切り

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猫と犬を飼ってみて感じたこと(サラリーマン転期10)

猫と犬を飼ってみて感じたこと(サラリーマン転期10)



この頃、妻がやたらと犬を欲しがるようになってきた。しかも、大型犬が欲しいと言い出すします。

私:「さすがに犬はやめてくれ」

そう言いつつも、ついつい妻の願いを叶えてあげてしまう私は、犬は無理としても猫ならと、我が家に家族が増えた。

やはり、初期投資ならぬ初期費用が結構かかるもので、猫ちゃんを迎え入れる場合、安くても20万円ほどかかってしまう。
その他、以下の物を買わないといけないし、維

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3大疾病の保険金を受け取る(サラリーマン転期8)

3大疾病の保険金を受け取る(サラリーマン転期8)

不健康✖️ストレス=心筋梗塞=保険金(3大疾病)
この式は、自分には無縁であると思っていたが、40代で手にするとは思いもしなかった。

しかし、死に目に遭ったにも関わらず300万円しか手元に入らなかったのである。

後悔先に立たずとはこの事か!

経済系YouTubeでほとんどのインフルエンサーが保険をいっぱい入っているヤツはバカだ!
くらいに言っていたのを聞いて、最小限にしていた私がバカだった。

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急性心筋梗塞から仕事復帰(サラリーマン転期)

急性心筋梗塞から仕事復帰(サラリーマン転期)

2回目の手術を終えて私の血管の中にはステント(金属の網の様なもので、コレステロールで閉鎖した血管を広げます。)が入りました。

病院の先生からは、「明日から普通の生活してもらって大丈夫ですよ。」と言われ、そんなもんなのか。意外にあっけなく治った。

退院翌日から会社に出勤した。

会社の配慮で、最初の一週間は半日出勤で体をならすことから始めた。

私の不在中、代わりに仕事を引き受けてくれたN氏は頭

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不摂生の時と摂生できている時の生活習慣の差(サラリーマン転期6)

不摂生の時と摂生できている時の生活習慣の差(サラリーマン転期6)

寿命短縮キャンペーン

1ヶ月前までは毎日職場と自宅の往復、趣味は特になくYouTubeとパチンコと晩酌が唯一の楽しみ。

晩酌は塩分の高いツマミをたっぷり、睡眠時間も4、5時間程度。

血圧は、もともと平均120/70くらいだったのが、発症する半年前あたりから上の数値はあまり変化がないものの、下の数値が80を超えるようになってきた。

倦怠感が続く毎日、仕事と家庭のストレス、趣味なし、運動しない

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投資に手を染める(サラリーマン転期5)

投資に手を染める(サラリーマン転期5)

入院中、時間を持て余していた私は、大好きなyoutubeを朝から晩まで見まっくった!

鴨頭嘉人の公演を穴が開くまで見ていたが、流石にそれだけだと飽きてくる。

ちょうどこの頃、鬼滅の刃や進撃の巨人が流行っていたので、Netflixに加入した。

なるほど、これは面白い!

私は、大人になってアニメなどほとんど見なかったが、十何年ぶりにアニメに夢中になった。これは、北斗の拳、聖闘士星矢、ドラゴンボ

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突然の入院(サラリーマン転期4)

突然の入院(サラリーマン転期4)

入院

術後二日が過ぎ、ICUから一般病棟に移された。

窓から太陽の光が差し込む。

自然光はやはり気持ちがいいもんだ。

ふと、気づくと身体中に発心が出てきた。

看護師さんに伝えると、先生が診察をしてくれた。

どうやら血管の詰まりを検査する際に使用した造影剤が原因の様だった。

発心は日に日に増えてきた。

身体中に塗り薬を塗らなければならないのだが、点滴の管だらけの私には塗ることが難しく

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緊急手術(サラリーマン転期3)

緊急手術(サラリーマン転期3)

手術

手術室は、スポーツスタジアムのように照明が煌々と照らされ、真ん中にある手術台を中心に最新医療機器が揃いる。

手術台の横にはモニターが配置されており、常にスキャンされた私の体内の様子が見えるようになっていた。

「いっせいので」
私は、移動用のベットから手術台に移された。

医者:「右手首に今から麻酔をするので、チクっとしますね」

ただの麻酔注射なんて尿管を通す痛さに比べれば屁のカッパで

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救急搬送(サラリーマン転期2)

救急搬送(サラリーマン転期2)

消防:「はい、火事ですか、事故ですか?」

妻:「夫が胸が苦しいって言っていて、救急車をお願いしたいんですが」

消防:「旦那さんの意識はありますか?」

妻:「はい」

消防「わかりました、今から救急車を向かわせますのでしばらくお待ちください。」

妻:「はい」

そう言って電話を切った。

妻:「救急車来るって、大丈夫?」

私:「いや、大丈夫じゃない。多分心筋梗塞や!」

私は、話すのもそこ

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急性心筋梗塞(サラリーマン転期1)

急性心筋梗塞(サラリーマン転期1)

43歳で急性心筋梗塞

高校を卒業し、会社員として勤続28年

子供の頃も、社会人になってからも、お金には特に困ることはなく生きてきた人生だった。

父が、自己破産したり、妹が覚醒剤に手を染めたりした事以外は、平凡な、ごく一般的なサラリーマンだ。
若い頃は、給料のほとんどを趣味であるバイクや車に注ぎ込んだ。

でも、貯金もしっかりコツコツ貯めていた。

30歳で結婚し、子供も二人、周りから見ると幸

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