マガジンのカバー画像

わかおの日記

262
わかおが日々の出来事や思ったことを書き連ねる日記です。太宰治におれはなる!
運営しているクリエイター

#彼女

わかおの日記282

わかおの日記282

昨日国分寺のニューヨーク・デコで、2回阿波踊ったあと、テレビをつけると西武ライオンズの試合がやっていた。

西武新宿線沿線で生を受けた者として、今のライオンズの惨状は耐えがたい。1点のビハインドを覆すこともできず内野ゴロに倒れ、不甲斐なくてたまらんという顔をする源田を見ていると、こっちまで悲しくなる。

終わっていく、西武鉄道。老人しかいない、もはや老人すらいなくなりつつある小平駅や、画になる場所

もっとみる
わかおの日記279

わかおの日記279

風邪をひいた。季節の変わり目に風邪をひくのはありがちすぎてつまらない。それなら夏真っ盛りに風邪をひきたかった。

そのせいで、昨日今日と布団の上での生活を余儀なくされていたが、風邪の人間が享受できる娯楽といえば、せいぜいYouTubeの動画がいいとこで、それも長尺のものや内容がしっかりしているものは脳みそが疲れてしまうので見れず、1日8時間くらいショート動画を見る羽目になった。どうせ布団にいること

もっとみる
わかおの日記275

わかおの日記275

昼過ぎ彼女が家に来て、チンしたファミマの冷凍まぜそばをかきこむと、すぐにリビングでズームの企業説明会を受けはじめた。

保険会社の説明会で、広報の人が「弊社では保険人(ほけんびと)という言葉を大事にしています」と熱弁していた。保険人(ほけんじん)と読んではいけないそうだ。社会人(しゃかいびと)、野球人(やきゅうびと)、巨人(きょびと)、芸能人(げいのうびと)……語呂が悪い。

終わって色々したあと

もっとみる
わかおの日記274

わかおの日記274

朝からカレー屋。書いて思ったが、朝からバイトしてる日記が多すぎると思う。なぜかバイトがあった日に日記を書きたくなるのだ。多分ちょっと疲れてる日のほうが筆が走るんだと思う。その理屈でいくとバイトの日以外は寝てるだけだから、春休みは最悪だ。

平日にしては客の勢いがよく、みんな馬鹿の一つ覚えみたいにコーヒーを頼むので、溺れそうになったが持ち前のインテリジェンスで乗り越え、パプリカの切り物をした上にサラ

もっとみる
わかおの日記270

わかおの日記270

生活習慣が後ろ倒しになっていて、2時くらいにねて10時過ぎに目覚める暮らしをしていてよくない。

ジムに行った。胸筋のマシンの隣がジジババのダンスレッスン場で、今日は太極拳をやっていた。インストラクターの指示に合わせ、一斉に数十人の高齢者がおもむろにこっちを向くので、面白くて力が抜けそうになる。

彼女が友達とエアビをするというから、そこに顔を出した。彼女はぼくの友達と結構仲がいいので、その逆をし

もっとみる
わかおの日記269

わかおの日記269

彼女と一緒に授業を受けたあと、高円寺のラブホテルで阿波踊り(隠語)をした。阿波踊りをした後は「じゃぐら」で豚骨味噌ラーメンを食べるのがルーティンになりつつある。

2回も阿波踊りしたので結構クタクタで、ラーメンを食べた後ろくに口元を拭かなかったら、彼女に口の周りが汚いと怒られた。口の周りが汚いことから連鎖して、手の爪がいつも汚いことや、断りなくタバコを吸うことなども怒られた。

「そうちゃんは嫌な

もっとみる
わかおの日記266

わかおの日記266

来週はテストだし、せめて今日くらいは授業に出てみるかと思い2限にわざわざ出席したところ、ぼくの完全な思い違いで今日がテストだった。ぶっつけ本番で仏教の思想的特色と、インドから中国を経て日本へ展開した経緯を書かされることになり冷や汗をかいたが、12年間通った仏教校で得た知識をフルに活用しどうにかやりすごした。

放課後、彼女と映画を観に行った。「PERFECT DAYS」は、自分がまさに求めていたよ

もっとみる
わかおの日記261

わかおの日記261

最近ぼくは、彼女と話す時に1人2役をやっている。

こないだバイト終わりに「タバコスイタイヤニー」と変な声で言うあそびをしていたら、この「タバコスイタイヤニー」に、いつのまにか「ヤニタロウ」という人格が与えられ、それからというものの彼女に「ヤニタロウはどう思う?」と聞かれた場合「オレサマハ○○ダトオモウヤニ」と、ヤニタロウの立場からも意見を述べなくてはならないノリができたのだ。

今日の放課

もっとみる
わかおの日記257

わかおの日記257

今週の頭から、ぼくを置いて家族がみなグアムに旅立ってしまった。最初こそうるさい弟もいないし、襖一枚隔てた隣の部屋で轟音のイビキをかいて寝ている父親もいないことが嬉しくてしょうがなかったのだが、次第に寂しくなってきた。

自分が帰っても福ちゃん(犬)は寄ってこないし、ご飯は自分でなんとかしないといけない。洗濯も四日間くらいだったらしなくてもなんとかなるだろうと考えていたが、ついにストックのパンツが底

もっとみる
わかおの日記255

わかおの日記255

大学が始まってからというものの、日記を書くのが面倒で書いていなかったが、急に書く気が湧き起こったのでとりあえず近況報告でもしてみようと思う。

本当に金がない。夏休みの間旅行三昧でろくにバイトに入らなかったので当たり前といえば当たり前だがやはり金がないのはひもじいもので、ラーメンいっぱい食べるたびに「本当はこんなもの食べてはいけない身分なのに」という罪悪感に苛まれる。自分が食べていいのはせいぜい中

もっとみる
わかおの日記254

わかおの日記254

誕生日だった。側から見る他人の誕生日なんてものは最悪で、直接本人に言えばいいのにわざわざインスタグラムのストーリーズで「〇〇ちゃん、お誕生日おめでと〜✨」とか書いて、それを本人が気持ちよさそうにメンションする流れが嫌いだ。それは誕生日を祝っているのではなくて、誕生日を祝い合う関係であることを第三者にアピールしているだけだ。

ここ数年は、そういうことを言うから誰にも誕生日を祝ってもらえないんだろう

もっとみる
わかおの日記238

わかおの日記238

朝からバイト。目が回るほど忙しく、終わった頃にはあらゆる体の部位がバキバキになっていた。アドレナリンが切れる前に電車に乗って国分寺まで向かい、ロフトでオシャレなメモ帳を買った。急に彼女が交換日記的なことをしたいと言い出したので、じゃあやってみようという話になっていたのだ、実は密かに憧れてはいた。そのあとは、疲れたからそういうことはしたくないだの、疲れた疲れたうるさい、気が滅入るだので少し揉めながら

もっとみる
わかおの日記223

わかおの日記223

大学受験のときは、高2が始まってからはもうすっかり受験生のつもりで、鉄壁を周回したり、駿台模試の結果に一喜一憂することに精を出していたのだが、こと就職活動となると一向に気が乗らない。別に就職しなくたってカレー屋でせっせと働けば、まさか飢え死ぬことはないだろうし、ぼくは大器晩成に決まっているのだから、こんな早い時期に自分の可能性を狭めることはないだろうとか、楽観的な考えに概ね支配されている一方で、今

もっとみる
わかおの日記220

わかおの日記220

土曜日はバイト。ようやくぼくも仕事に慣れてきたし、この日はそこまでサラダが出なかったので、大して苦労しなかった。サラダ用の紫玉ねぎをスライスするのを初めてやったがこれが難しい。まめ蔵で1番薄いスライスをできるのはユンさんだそうで、やはりあの人はすごいと思った。頑張って練習して、まめ蔵一薄い男になりたい。バイトの後はネットカフェで彼女とTHE SECONDを見た。金属バットやマシンガンズなど、個人的

もっとみる