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エコシステムとコーディネーター

- 新たな仕事:製品化コーディネーター -


エコシステムを形にしていく

これからの日本では、地方自治体を中心にエコシステムを構築し、日本各地にメーカーを誕生させ、高品質な製品を生み出し、再び日本の技術力を復活させることが求められます。前回のnoteでもこのようなテーマを取り上げました。

1.ピラミッド型とは全く違うシステム

エコシステムは、従来のピラミッド型のシステムである
大企業や銀行などが中心となるべきではなく、
そうすべきではないと考えます。
また、ベンチャー界隈においても、
ベンチャーキャピタルが中心となるべきではありません。
なぜなら、大企業、銀行、ベンチャーキャピタルが主導すると、
結局はピラミッドの構造になり、
革新的な製品の生まれることはありません。
また、各エコシステムの企業がそれぞれの特徴を活かすことも期待できません。

2.コーディネーターが必要

しかし、地方自治体を基盤とし、
特徴ある企業が集まって製品化や量産化を目指す場合、
それぞれの良さを引き出し、
協調し、
ゴールに向けて道筋を作る役割の人物が必要となります。
従来、ピラミッドの中で活動してきた多くの企業にとって、
自身で隙間を埋め合い、
仕様を共有し、
製品を共同開発することは難しいでしょう。
このような場合には、
調整役が必要となります。
その役割は、
プロジェクトマネージャーやプロダクトリーダーなどに
該当すると考えます。
それぞれの特徴を生かしつつ、
製品化の方向性を調整する必要があります。
また、上下の関係ではなく、
全てのエコシステムに関わる企業が
同じ立場で同じ方向性を向くことも重要です。
これが新しいエコシステムの世界で求められることであり、
その方向性を導くためには、
調整役が不可欠です。
私は、この役割を果たす
コーディネーターの存在が必要だと考えています。

3.コーディネーターの役割

今までに存在しなかった
この新たな仕事を提案したいと思います。
この役割は、
コンサルタントの方々にも難しいと思われます。
そのため、コーディネーターという言葉を用いていますが、
同様にコンダクターと呼ぶことも適切だと考えます。
この仕事は非常に重要であり、
特にコーディネーターは
地方自治体との緊密な連携を図り、
協力関係を築くことが求められます。
具体的なコーディネーターの役割や内容については、
別途記述したいと思います。

4.地方自治体の力が不可欠

このようなコーディネーターの存在が、
エコシステムの形成と成長を促進し、
日本の産業界に新たな活力をもたらすでしょう。
地方自治体が主導するエコシステムの構築において、
各企業が協力し合いながら、
革新的な製品を生み出すためには、コ
ーディネーターの存在が欠かせません。
これまで見過ごされていたポテンシャルや特長を引き出し、
企業間の連携を強化し、
技術力の復活を達成するために、
この新たな仕事を創っていくべきです。

5.最後に

このnoteでは、
「エコシステムとコーディネーター」と題し、
新たな仕事としての
製品化コーディネーターの重要性について述べました。
私たちが目指すべきエコシステムの姿や、
従来の企業中心のシステムからの脱却、
地方自治体との連携の重要性などについて触れました。
また、コーディネーターの役割や必要性についても詳しく説明しました。
この新たな仕事の提案により、
日本の産業界が再び躍進することを期待しています。