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エッセイ

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自分のこと (機能不全家族、依存、仕事、恋愛、心療内科、発達障害)
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#幸せ

幸せシエスタ

幸せシエスタ

「美味しいね。」
と言い合いながら、
お腹いっぱいカレーを食べて、
「食後のお昼寝タイムね。」
と2人でベッドに並んで横になる。

隣の貴方は早速、スースーと寝息を立てる。
いっぱい食べていっぱい寝れる。
その健やかさが尊くて、貴方の寝顔を、ただぼんやり見つめる。

陽光がさしこむ部屋。
清らかに吹き抜ける風。
パタパタとはためく真っ白なカーテン。
絶好のお昼寝日和。

『ビューティフル・マインド

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目の輝きはどれだけ美しいものを見てきたかで決まる

目の輝きはどれだけ美しいものを見てきたかで決まる

題名はイタリアの諺だった、と思う。
ずいぶん昔に聞いたのに、旅をする度に今でも何となく思い出す言葉だ。



今週末、彼との初めての旅行。
前日のパッキングの時からウキウキしていた。
出発の朝、早くから運転してくれる彼にせめてもと、最近お気に入りのプレミアムガーナと温かいお茶を用意。
運転中、2人で甘いお菓子をつまみながら、流れる景色を眺めたり好きな音楽を流して感想を言い合ったりする時間が既に楽

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いつも内側から幸せをくれるもの、

いつも内側から幸せをくれるもの、

温便座。

臀部から温かさが緩やかに伝わるとともに、幸せも体に広がっていく。
疲れている時は立ち上がれないほどの心地よさ。そこにスマホがあれば、何時までも居れるプライベート安全基地に早変わり。

出先のトイレが温便座だった時の嬉しさたるや。その日一日の運を使い切ったのではないかという錯覚に陥る。
職場のトイレは冷たい。「早く仕事しろ。」と追い立てられているかの如く。
あぁ、世知辛い。温便座が導入さ

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ともかく今は幸せを願うよ

ともかく今は幸せを願うよ

この記事↓に対して、温かな励ましのお言葉を多くいただいております。
どのコメントも真摯に私の事を考えてくださっていることが伝わり、大変嬉しく思います。
頂いたご助言の一つ一つをこれから生かしていきたく存じます。

世の中には、見ず知らずのネガティブ垂れ流し女に、こんなにも優しいお言葉を掛けてくださる方がいらっしゃる。
両親や友だちには言いづらい心の澱を受け止め、「あなたは一人じゃないよ。」って教え

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日常に好きな色を載せる

日常に好きな色を載せる

大人になった今、
自分を幸せにできるのは自分しかいない
と感じる。

以前はお付き合いしている人に依存していたと思う。
「なぜ私は辛いのに駆けつけてくれないの?」
「なぜ3年も付き合って結婚の話を持ち出してくれないの?他の人はもう結婚してるのに。」
「なぜ私がここまで尽くしているのに返してくれないの?」
そんな押し付けがましい思いばかり抱いて。
この頃は、ずっと不幸な気分だった。
自分の幸せを、

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犬も食わない幸せでも

犬も食わない幸せでも

幸せ。
恋人のことが多分好きで、
仕事は絶望的に忙しいものの充実しています。

例え、他の人からすれば犬も食わない幸せだと言われても。
私には十分すぎるほど幸せなのです。
今のままでずっといたいです。
人並みでない私でも、こんなに幸せでいていいのでしょうか。
みんなみんな優しくて、泣きたくなります。
私だけ幸せになっていいのでしょうか。
幸せなのに、なんだか謝らなければならない気がして。
目をつむ

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叶わないものから順に愛してしまう

叶わないものから順に愛してしまう

手に入れがたいものほど欲しくなる。
まず、仲のいい家族。
特に情緒の安定した母親。
家にいる父親。
弟はただ幸せであれ。
そして、育ちのいい親戚。
法事にサンダルで来ない。
声が大きくなくて、すぐ人を馬鹿にしない。
何でも男性が優先、女性が勉強しても意味無いなんて思わないような。

次に、健全な心。
嫌になるほど繊細。何やっても自信が無い。人間関係を上手く築けない。発達障がいグレーゾーン。嘘つき。

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妄想は誰にでも懐くのよ

妄想は誰にでも懐くのよ

「もうこうなったら結婚しようよ。」
夜中の2時。伝えて来たのは同性の友達。
「え…。」



その夜は合コンだった。
安い居酒屋。暗黙のサラダの取り分け。上辺だけをなぞるような会話。お酒だけはよく進んだ。
男性が3人もいたのに誰にもときめかず。
勿論、成果はなし。
誰かを好きになる心、もう死んだのかしら。



解散したあと、友だちと2人BARに行って飲み直した。
男性についてあーだこーだ感想

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幸せだった時間

小学生の頃。
まだ世界の中心が家族だった。
車の後部座席で、父と母の談笑を聞きながら、弟と微睡んでいたあの時。

中学生、高校生の頃。
夢を叶える為に必死に勉強していたあの時。
どうやったら知識が自分に身につくか一生懸命模索していた。

大学生の頃。
惰性の日々。お酒を覚え、家族には言えないような遊び方もしたけれど、人生で初めて心置きなく遊べたあの時。

戻りたい。今の幸せは何だろう。