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人生の放物線

最近おすすめラジオ
『佐伯ポインティの生き放題ラジオ』
このラジオは、10代〜30代の女性のお悩みを中心に、佐伯ポインティさんが回答する番組。
共感できる悩みも多いし、佐伯ポインティのポジティブな物事の捉え方・考え方に気付かされることも多い。YouTubeも面白いので、是非。



昨日、久々に友だちグループと会った。
妊娠した、家を建てた、結婚式を今度挙げる、県の代表として授業をする(同職の友人)…etc
目まぐるしく続く大きな報告に、目を白黒させながら聞いていた。
みんな、自らの意思を持って物事を決定し、凄い速さで進んでいく。
その迷いの無い背中が眩しい。格好いい。同じ女性として憧れる。
何より、友人の幸せを心から嬉しく思う。

その集まりに一人来られなかった子がいる。
いや、来られなかったというよりも、きっと来たくなかった子。

集まりの後、LINEグループで私の結婚を改めて「おめでとう!」と、お祝いしてくれた友人たち。
私もLINEで随分はしゃいでしまった。
その子からは、「おめでとう」ではなく、「じゃあもう会いづらくなるね」の一言。
「そんなことないよ。会おうよ!」とすぐに返信をしたが、それ以降グループの会話に出てくることは無かった。
嫌な思いをさせてしまったのではないか。調子に乗り過ぎたなと今朝から自己嫌悪。

その子の気持ちを想像してみる。
みんなが難なく越えているように見えることを、自分だけが立ち往生しているような。
みんなと一緒に進んでいきたいのに、自分だけ取り残されたような。
みんなの幸せと同じになりたくて、でもなれなくて。
私だって一年前は、こんな気持ちになって、人の幸せを素直に心から祝えなかった。
「おめでとう」と口にする笑顔の裏で、嫉妬心や焦燥心が渦巻いていた。
でも、自分で乗り越えるしかないんだ。
自分の人生だから。
乗り越えた先で、また彼女と会えたらいいなと思う。



『そういう人生の放物線もあると思えば楽になれるよ』
と、お悩みに対して、ラジオの中で佐伯ポインティさんは仰っていた。
凄くこの言葉が腑に落ちた。

以前、幸せとは、「学歴」「就職」「結婚」など、全員同じ尺度で測れるものだと思っていた。
手に入れているかいないかが一目瞭然。
目に見えて分かりやすい。
だからこそ、一つでも持っていないと『自分ってなんて駄目なんだ』と卑屈に思っていた。

でも、違う。
放物線が違うだけなんだ。
描く曲線や辿り着く場所は異なっても、『自分が人生を幸せと思えるかどうか』が大切なんだろうと思う。
一人一人が違うように、一人一人の幸せの形も違う。
そんな当たり前のことに気がつけなかった。
『最近読んだ本が面白かった』『カフェで飲んだコーヒーが美味しかった』そういう小さな自分だけの幸せを積み重ね続けた先に、本当の幸せを見出せるのだと思う。
自分のやりたいことを叶え、自分を大切にする。
そうやってご機嫌に生きている内に、思いがけない出会いがある。こともある。
自分を責めることも人と比べることも、不毛で不幸なことだ。
どうせ生きるなら、幸せの総量が多い方がいい。

と頭で理解はしつつ、まだまだ人と比べて自分を卑下するし、ネガティブになることも多々ある。
でもその度に、意固地にならず柔軟に、自分が幸せになれる選択ができたらいいなと思う。

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