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はじめまして。note初心者です。みなさんの記事を読んで楽しみながら、自分でもなにかや…

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はじめまして。note初心者です。みなさんの記事を読んで楽しみながら、自分でもなにかやってみようかな~と勇気を出して始めました。

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  • たんかぐら

    これまで投稿した短歌を一か月ごとにまとめたものを収蔵している「短歌蔵」です

記事一覧

固定された記事

なにぬねのねこ短歌50首

なにぬねのねこ短歌について 「折句(おりく)」は、和歌や俳句などで各句のうえに一文字ずつおいてよむものだそうです。 これを「なにぬねの」でやってみようと思ったとこ…

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4か月前
101

短歌/tp1

ぴったりな僕達たまにズレるよねトイレの紙のミシン目のよに ダ・ヴィンチの穂村弘さん連載「短歌ください」に投稿したものです。 トイレットペーパーのミシン目って ご…

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37分前
1

短歌/未来

町蔵が断酒 泉谷おじいちゃん 想定外の未来は愉快 たとえばタイムマシンがあったとして、 自分が時代をさかのぼって 過去の自分に 「実はこの後、未来はこうなるんだよ…

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1日前
13

短歌/キツネ

痩せギツネ尻尾は地面すれすれに高速道路脇へと消えた キツネはたいてい痩せギツネで わざわざ「痩せ」をつけなくてもいいのだろうけれど 見た瞬間に「わー、痩せてるなあ…

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2日前
15

短歌/ケンケーン

父ちゃんがケンと鳴く間にフキの葉にさっと隠れしキジの母と子 4月頃からキジの鳴き声が聴こえるようになりました。 今の時期は、ケンケンと鳴く派手なカラーリングの雄の…

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3日前
16

短歌/わすれる

いつの日か我も忘れてしまうのかこの花の名と思い出さえも エンレイソウが綺麗に咲いていました。 いろんなことを忘れてゆく病気というのはとてもかなしい。

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4日前
16

短歌/こどもの日

子はおらず柱の傷はネコのものマンションの部屋端午の節句 ♪屋根より高いこいのぼり~ という歌を歌っていると、三拍子つながりで ♪柱の傷はおととしの~ が出てきます…

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5日前
21

短歌/みどりの日

みどりの日天気もいいしぶらぶらとフラペチーノは抹茶にするか 憲法記念日と こどもの日に挟まれた みどりの日。 連休も特に用事はないので みどりに親しむために 草むし…

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6日前
18

短歌/カタクリ

ここにあるほらあちらにも咲いている奥へ奥へとカタクリの道 毎年行っている場所ですが、 今年は当たり年だったのか 道の両側にカタクリの花が 行けども行けども咲いてい…

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7日前
18

短歌/月と3.8センチ

地球から年に38ミリも離れていってるんだって月 地球と月の間に働く引力の関係で、 月は一年に約3.8㎝ずつ地球から離れていってるんだそうです。 ということは もし私が1…

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8日前
18

短歌まとめ2024年4月

4月は好きな月。いろんな花が咲く月。 後半は花の写真と花の短歌に挑戦しました。 どんな短歌をつくっても花にはかなわない。でも楽しい。 長くいた人間界を抜け出して願…

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9日前
14

短歌/ヤマブキ

6桁のカラーコードはあるけれど山吹色はヤマブキの色 ヤマブキの花が咲き始めると、 毎年かならず「ああ、これがヤマブキ色だ」と思う。 我ながら単純だけれども。 山吹…

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10日前
17

短歌/シバザクラ

シバザクラ咲く洋館にはらはらと桜舞い散る春の暗合 「暗合句」という言葉に出合い はてなんのことか「山・川」とかのことか(いやそれは合言葉だ) 「『こたんにたちは』の…

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11日前
16

短歌/青空

名案も最適解も出ぬままに迎えた朝はものすごい晴れ

UCHIWAGOCCO
12日前
13

短歌/ねこ

夜行性じゃなく薄明薄暮性ねこにはいつも驚かされる 薄明薄暮性という言葉を始めて知りました。 夜行性の動物は夜間に活発に活動し、 朝と昼、昼と夜の間あたりの薄暗い時…

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13日前
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短歌/タケノコ

長旅の疲れを癒やすぬか風呂に筍たちよ肩まで浸かれ 毎年この時期に筍を送ってくれる知人がいて 有難い限りです。 我が家で一番大きな鍋を出して、 皮をむいてタケノコを…

UCHIWAGOCCO
2週間前
21
なにぬねのねこ短歌50首

なにぬねのねこ短歌50首

なにぬねのねこ短歌について

「折句(おりく)」は、和歌や俳句などで各句のうえに一文字ずつおいてよむものだそうです。
これを「なにぬねの」でやってみようと思ったところ、最初に浮かんだのが

鍋の中 二匹の猫は ぬくぬくと ねじれの位置で のんびり昼寝

でした。やってみるとな行の言葉は、「にゃー」「にくきゅう」「ぬくぬく」「寝る」「伸び」「のらねこ」など、なぜか猫に関する言葉が多い。

それならば

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短歌/tp1

短歌/tp1

ぴったりな僕達たまにズレるよねトイレの紙のミシン目のよに

ダ・ヴィンチの穂村弘さん連載「短歌ください」に投稿したものです。

トイレットペーパーのミシン目って
ごくごくたまーに、ズレてて
「…あれ?」
ってなることがあります。

短歌/未来

短歌/未来

町蔵が断酒 泉谷おじいちゃん 想定外の未来は愉快

たとえばタイムマシンがあったとして、
自分が時代をさかのぼって
過去の自分に
「実はこの後、未来はこうなるんだよー」
と教えても、
自分の性格からしても
「いやいやいや、それはないだろう」
と信用しないだろうなということは多い。

たとえば
「マチゾーはさ、町田町蔵って名前じゃなくなって、
本を書いて、酒飲むのやめるんだよ」
と教えても
「いやい

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短歌/キツネ

短歌/キツネ

痩せギツネ尻尾は地面すれすれに高速道路脇へと消えた

キツネはたいてい痩せギツネで
わざわざ「痩せ」をつけなくてもいいのだろうけれど
見た瞬間に「わー、痩せてるなあ」
と思ったので。

私の歩く道路を横切り、
一瞬こちらを見て、
すぐに近くの高速道路の脇へと下りていったようです。

野生の、迷いのない動きでした。

わー!キツネ見ちゃった!

お写真使わせていただきました!
Photo bysab

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短歌/ケンケーン

短歌/ケンケーン

父ちゃんがケンと鳴く間にフキの葉にさっと隠れしキジの母と子

4月頃からキジの鳴き声が聴こえるようになりました。
今の時期は、ケンケンと鳴く派手なカラーリングの雄の周囲に
たいてい地味なメスを見かけます。

今朝も、父ちゃんキジが目立ってこちらの目をひいているうちに、
母ちゃんキジがさささっと草やぶに隠れ、
それを見届けてから、父ちゃんはゆっくりと去っていきました。

まだヒナは生まれる前か、

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短歌/わすれる

短歌/わすれる

いつの日か我も忘れてしまうのかこの花の名と思い出さえも

エンレイソウが綺麗に咲いていました。

いろんなことを忘れてゆく病気というのはとてもかなしい。

短歌/こどもの日

短歌/こどもの日

子はおらず柱の傷はネコのものマンションの部屋端午の節句

♪屋根より高いこいのぼり~
という歌を歌っていると、三拍子つながりで
♪柱の傷はおととしの~
が出てきます。

今日はこどもの日。

短歌/みどりの日

短歌/みどりの日

みどりの日天気もいいしぶらぶらとフラペチーノは抹茶にするか

憲法記念日と
こどもの日に挟まれた
みどりの日。

連休も特に用事はないので
みどりに親しむために
草むしりでもするかと思いましたが
昨日の「チコちゃんに叱られる!」で
「なぜ植物は声を出さない?」
を見てしまったので
みどりの日にはみどりをめでるだけにしようと思いなおす。

緑色にちなんで
スタバで抹茶でも…
と思ったら今はごほうびメ

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短歌/カタクリ

短歌/カタクリ

ここにあるほらあちらにも咲いている奥へ奥へとカタクリの道

毎年行っている場所ですが、
今年は当たり年だったのか
道の両側にカタクリの花が
行けども行けども咲いていました。
幸せだー。

短歌/月と3.8センチ

短歌/月と3.8センチ

地球から年に38ミリも離れていってるんだって月

地球と月の間に働く引力の関係で、
月は一年に約3.8㎝ずつ地球から離れていってるんだそうです。

ということは
もし私が100歳まで生きたらば
そのとき見る月は
赤ん坊のとき見た月より
3メートル80センチも遠くなっているということか。

けっこう離れちゃうなあ

短歌まとめ2024年4月

短歌まとめ2024年4月

4月は好きな月。いろんな花が咲く月。
後半は花の写真と花の短歌に挑戦しました。
どんな短歌をつくっても花にはかなわない。でも楽しい。

長くいた人間界を抜け出して願いを叶え野良猫となる

寝る前に布団の中でまだ思うやっぱり団子買えば良かった

春休みどこが好きかと問われれば何はなくとも宿題がない

電話帳くらいあったらやばいよとお腹の肉をつまんだものさ

ちいかわのとんこつしょうゆラーメン風ランチ

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短歌/ヤマブキ

短歌/ヤマブキ

6桁のカラーコードはあるけれど山吹色はヤマブキの色

ヤマブキの花が咲き始めると、
毎年かならず「ああ、これがヤマブキ色だ」と思う。
我ながら単純だけれども。

山吹色ってどんな色?
と検索すると
「カラーコード#f8b500」
が出てきて、
カラーコードとは何かと検索すると
「色を16進法であらわしたもの」
と出てくる。

そうか、このごろは、色を表す主流はカラーコードになっているのか。

今の

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短歌/シバザクラ

短歌/シバザクラ

シバザクラ咲く洋館にはらはらと桜舞い散る春の暗合

「暗合句」という言葉に出合い
はてなんのことか「山・川」とかのことか(いやそれは合言葉だ)
「『こたんにたちは』のたぬき」(これが暗号。「こんにちは」を表す)
と思ったら、
「暗号」ではなく「暗合」でした。

「暗合」は、偶然、思いがけず一致することで
よく似た内容の句がある場合「暗合句」とされるようです。

なるほど!
これは短歌をつくるうえで

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短歌/ねこ

短歌/ねこ

夜行性じゃなく薄明薄暮性ねこにはいつも驚かされる

薄明薄暮性という言葉を始めて知りました。
夜行性の動物は夜間に活発に活動し、
朝と昼、昼と夜の間あたりの薄暗い時間帯に
エサをとるなどする動物は薄明薄暮性だそうです。

猫は真夜中に集会をするものだと思っていたので
てっきり夜行性だと思っていましたが、薄明薄暮性だそうです。
ただ、同じネコ科の動物でも夜に狩りをする夜行性の動物もいるようです。

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短歌/タケノコ

短歌/タケノコ

長旅の疲れを癒やすぬか風呂に筍たちよ肩まで浸かれ

毎年この時期に筍を送ってくれる知人がいて
有難い限りです。

我が家で一番大きな鍋を出して、
皮をむいてタケノコを茹でる。
嬉しいなあ。
美味しさも、送ってくれるその気持ちも。