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【SLAM DUNK Gl】115話「初代主将の挨拶」

ヴィルフェーダ大阪、トライアウトが終了した。
桜木花道、セバス・べノン、南烈、仙道彰の合格も発表された。

そしてヴィルフェーダ大阪初代、
主将には土屋淳が任命された。


土屋淳、大阪府大栄学園高校出身、高校3年時、インターハイベスト8常連の豊玉高校を抑え、大阪府予選優勝でインターハイに出場。

天才と称され、予選敗退でも特集が組まれる程の仙道の高校時代に比べると、遅咲きと言え、注目されたのは3年時、インターハイからだった。

仙道の下、共にプレーをしていた陵南高校の相田彦一いわく、長身のフロアリーダーで仙道彰に似たタイプだと分析された。

甘いマスクを持ちながらコツコツとキャリアを積み上げた土屋は、プロ志向の強いJBAリーグでプレーした。しかしプロという理想だけが一人歩きし、CBAリーグとの構造上の問題から、代表はもちろんのこと、JBAリーグはCBAリーグの二番煎じだと揶揄され、日の目を浴びることはなかった。

それでもコツコツと腐ることなく鍛錬を行ってきた土屋にUJBリーグの開幕、ヴィルフェーダ大阪の新規参入というチャンス、表舞台に上がる時が来たのだ。


土屋に挨拶が求められた。


JBAリーグはCBAリーグから舐められとったけどもうそんなことはどうでもええ。そんな過去は関係ないんや。ヴィルフェーダ大阪という新しいチームで歴史をつくっていこうや。初代主将に任命された土屋淳や。よろしゅうたのむわ。」土屋


土屋はトライアウト合格者に言葉を添えた。

まずはセバス・べノンに


「ベノ。まだまだやれそうやな。期待してるで。ムイトプラゼール。」土屋

「アツサン。ヨロシクネ。オブリガード。」べノン



次は南烈に。


「南。関東は水に合わへんかったんか?土屋
「関係ないわ。ボケ。」南

「まぁええわ。帰ってきたな。大阪の街に。」土屋「ああ。バスケット、まだまだやるで。」南

「プレースタイル変えたんか?」土屋
「・・・まぁ こっちにも事情ってもんがあんねん。」南

「ええけどもやな、、、。」土屋

「器用貧乏にはなんなや。」土屋

「・・・まぁ みとけや。」南


次は仙道彰に。


「消えた天才、、。天才の笑顔、、」土屋「・・・・」仙道

「仙道。お前、全然、天才ちゃうやん?」土屋

「?? いやべつに自分で言ってるわけじゃ、、、。」仙道

「ええよ。気に入ったで。ええやん、あんな体投げ出してプレーするやん。」土屋

「やりますよ。」仙道


「必ず俺とお前の共存は可能や。」土屋

「はぁ!?」仙道
「楽しみやな。」土屋
「ええ まぁ。」仙道


南が話に割って入る。


「ナガレカワに負けんなや。ケンカ売られたんやろ?」南

「いや、高校1年の時から言われてましたよ(笑)」仙道


そして桜木が入る。



「センド―は俺が倒す!! この天才の名言だ!」桜木




「はぁ なにいうとんねん?」南

「ははは 久しぶりに聞いたな。桜木。」仙道

「なんやねん。お前ら。」南

「その名言をルカワに取られた! あのキツネかっこつけやがって。カリメロ!お前も借りがあるだろう?」桜木

「せやな。」南

「カエデ・ルカワ ツヨカッタネ!」べノン


「ルカワはオレが倒す!!」桜木


土屋は笑った。


おもろいなー桜木花道君。関西人がみんな派手で目立ちたがりやちゃうねん。俺はそういうの得意ちゃうねん。」土屋

「あ?」桜木


「盛り上げてくれや! 花道!」土屋

「おうよ!」桜木


初代主将の挨拶が終わった。


すごいメンバー揃ったで! 土屋淳に、仙道さん、桜木さん、、、要チェックや。」彦一

「花形さん。やったな。」宮城

「ああ。楽しみだな。」花形


土屋淳、桜木花道、仙道彰、南烈、セバス・べノン。さらに、、、?


ヴィルフェーダ大阪が始動する。

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