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【SLAM DUNK Gl】137話「リュウシン・ダンク」
「シンイチ ナイスチャレンジだ!」エリック
「シンイチ 早めに パス回していこう。」ジャック
仲間のフォローで食い下がる牧紳一。
しかし再び歯車が狂ってきたのは終盤だった。
牧、自ら決めにかかる。
相手もダブルチームで対応している。
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「さっきファウルになったからね。今度はしないし、入れさせない。」
「ちっ 外れたか!?」牧
ファウルはない、ゴールも外れる。
「リバウンドもーらい。」
「アフロ この天才を忘れてねーか。」桜木
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桜木、オフェンスリバウンドをとり、アレックスへ。ゴールが決まる。
「ナイスリバウンド! ハナミチ!」アレックス
「いいね。やるね。」
「フン なめてると痛い目あうぜ。」桜木
「桜木! 速攻 くるぞ!」牧
「おうよ!」
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速攻が入る。流れで桜木がそのまま対応する。
「へー 速いじゃないか。驚いた。」
「よーやく この天才の恐ろしさに気付いたか アフロ。」桜木
「気付いた時には、時すでに遅し!! 餌食にして、、」桜木
「うん」
素早い判断で勝負をさけパスを選択。
「アフロ びびってんのか。」桜木
「そうだね。そーとー 速いね 気をつけないと。」
「まーよ。」桜木
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終盤に差し掛かり、相手DFの集中も増し、攻めあぐね、牧のペネトレイト発動も封じられシュートを打たされるが外れる。
桜木のリバウンドも取れない。
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「さっきは油断したからね。」
相手の攻撃、牧とマッチアップ。
「僕なりのペネトレイトを見せてあげるよ。」
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その時、パスを受けると、牧と対峙する前にそのままの勢いでジャンプ。
「この位置からこのタイミングでジャンプだと!? だめだ! このタイミングでは完全にブロックが遅れる!?」牧
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意表をつかれた牧はブロックにとべない。
「!?!? まだ空中に!? 対空時間が長い。」牧
「空中での選択肢、それが僕なりのペネトレイト。」
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桜木がヘルプでブロックへ。
「桜木! ダンクは無理だ! パスあるぞ!」牧
「おうよ! じい マークチェンジだ!」桜木
「ダンクはない??」
「そうなの?」
ジャンプ力で負けず劣らない桜木のブロックはパスコースを消した。牧はパスに備えマークチェンジ。二人の予測は的確だった。
そう的確ならば防げたはずだ。
そこには規格外のプレーが起こった。
あきらかに離れているリングとの距離、
ダンクはない。
その時、星空から一瞬で流れ去る流星のように、
手からリングへ、
その軌道は一直線の流星のように、
リングへ吸い込まれたのである。
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「なに!? リングへ一直線に投げ込んだ!?」牧
「な!? リングにぶち込みやがった!?」桜木
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この規格外のプレーに会場はこの日、一番の歓声が鳴り響く。
「何だ!? 今のは? 投げおろしたぞ!」
「あんなのありか!?」
「どうやって 止めるんだよ!」
「あれは、脅威的なジャンプ力で通常より高く跳び、ダンクは出来ずとも直接、ゴールに入れるという離れ業、NBAでもそうそう出ないプレーだ。アジア圏では230㎝という脅威的な身長を誇った中国選手がNBAでこのシュートを決めた。アジア初のこのプレーを決めた中国人のリスペクトを込め、名付けられた。」ジャック
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「リュウシン・ダンク」
はるか大空から流れる流星のように、
リングに流れこむ
「リュウシン・ダンク」
※名称は今作品の創作です。
まさにシーソーゲームを繰り広げていた決勝戦、しかしこのスーパープレーを尾に引くように拮抗していた点差が縮まり、同点、逆転をゆるしてしまう。点差は1点、ラストプレーに逆転をかける。
![](https://assets.st-note.com/img/1686052448634-isO43fmj50.jpg)
続
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