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《政界細片》選挙は大事な「自己責任」(加筆再掲)

◎気がつけば解散衆議院議員選挙の投票日まであと5日間。


 石破茂総理が就任早々、解散カードを切って衆議院選挙が始まった。毎回、低投票率の国政選挙。国民の半分しか投票に行っていないが、政治に関心が無いわけでもない。低劣(な記事も多い)ネットニュースには勇ましく情熱的なコメントの数々。

政治とカネの裏金議員は退場だ!
選挙を禊の場にするな!
消費税は廃止だ!
政党からの政策活動費は廃止せよ!
防衛費の増大を止めて社会保障に当てよ!
防衛力を強化し外敵から日本を守れ!
バラマキはやめよ!
夫婦別姓は日本の伝統を崩壊させる!
夫婦別姓は時代の要請だ!
物価高を上回る賃上げを!
被災地の復興と防災の拡充を!
子育てに注力し完全教育無償化を!
  等々

 右でも左でもいい、反日でも親日でもいい、無党派でもいい。きっと誰にも政治家に言いたいことがあるはずで、筆者も上記意見のいくつかに思いが重なり合っている。

選挙は大事な「自己責任」だ

 筆者も政見放送を見たり、各党支持者からの依頼にも聞き入っている。中には明らかに私利私欲、党利党略、売名行為や一部の利益しか考えていない個人や団体も多い。
 振り返れば過去の一時期、独裁政治が横行し忖度と金権腐敗が政治不信を招いた。その国益損失、国家財政の逼迫、外交失敗による対話遮断、日本の国際競争力後退のツケは大きい。一体誰のために汗を流す政治家なのか、希望の持てる未来へ国民本位で耳を傾けて答えを出せる政党・政治家はいないのか?

実質国営放送の世論調査

 以下は実質国営放送の世論調査なので、色々差し引いて参考としたいが、ここでも選挙の争点は、社会保障や景気対策、そして政治とカネの問題である。ごく一部の人が争点としている憲法改正は、しなくても自衛隊は立派な軍隊であり、日本が戦うべき自然災害相手に連日奮闘されている。
 さらに付言すれば、争点化されていないが、選挙に毎回行く中高年層が急速に懸念する治安・防犯対策や特殊詐欺の厳罰化、闇バイトの指示役組織撲滅訴える政党・候補者がもっと増えてほしいと思う。

 筆者の選択基準は主義主張はどうあれ、人物本位と実行力。有権者の声を国会に届け、国民生活に反映する答えを出せること。
 よって、国民に等しく与えられた2票の権利(小選挙区立候補者+比例区政党名)を最大限行使するならば、例えば極右の候補と極左政党に投じても差し支えない。
 
ただ、常識で考えれば自身の2票を無駄にしない候補者と政党に落ち着くだろう。

 成熟したnoteの利用者なら心配ないが、低劣ネットニュースにコメントする人々が、日頃の熱量そのままに投票所へ足を運べるか?これこそ、彼らが大好きな言葉「自己責任」そのものではないか。

 あと5日後(既に期日前投票可能)、日本の進路が決まる。

(以下随時追記)


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