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「怒られ方」の極意


発達障害/精神疾患を抱える人の大きな課題に、職場でのミスの繰り返しがあります。

得意を活かした仕事なんて見つからない人が大半で、脳機能やストレス耐性が下がると、学習能力もガクッと下がります。

「30分以内に同一の状況が起こらない限り教わっても同じミスを続ける」

そんな状態を様々な業種で経験した自分のメンタルハックを解説します。

「怒られ」は技術

マンガ「九条の大罪」より

こういうやり方があるので覚えて実践しましょう。

半グレの刑事事件を請け負う弁護士の話です。

いつも守ってあげてる悪い人達に裏切られ逮捕された主人公。
犯罪容疑がかかると最大20日間拘留され、朝から晩まで刑事の取り調べを受けます。

彼らは精神攻撃のプロです。
相手の心を折り自白させるのが仕事なので、素行やら過去の経歴やら調べ尽くして臨みます。

ここでいかに黙秘を貫くか、普段悪い人達に伝授していたやり方をみずから行うわけです。

①目の使い方

これは相手の悪意を真正面から受け止めないためです。

強い言葉を発せられると意識はとっさにそこへ向かいます。
これは危険を察知する本能ですが、
そのまま意識を向け続けるとノーガードで攻撃を受けてしまいます。

五感情報の8割は視覚なので、相手の言葉を聞きつつ精神的ダメージを緩和するためには、相手の表情やしぐさから程よく意識をそらす。

つまり他のものに意識を分散します。

②呼吸の話

かといって自分のネガティブ感情に注意を向けるのはダメです。

頭の中の想像ではなく、「今、ここ」にある身体感覚に集中します。

呼吸はいつでもどこでも行えます。
腹から深く呼吸すること、一定のリズムをキープこと、これらはセロトニンの分泌を促しメンタル面を支えます。

これはまんまマインドフルネスのやり方です。

とはいえ、通常の人間関係であなたの心を折るため全力で挑まれることは滅多にありません。

職場で怒る人は単にイラついてるだけで、むしろあなたの心が折れたら困る人たちです。

こういうガード策を使いながら、思ったことはできる限り伝えましょう。

少しでも人間関係をマシにするのが最良の策です。

身体の軸をひねる

ネットから拝借

もう一つやり方を紹介します。
上は極端な例なのでこちらの方が実用性があります。

怒っている人の正面に立つな。
という対処法です。

考え方は上と同じで、相手の怒りを真正面から受け止めない事で平静を保てます。

とはいえ状況によっては正面に立たねばなりません。

そういう時は上半身の軸を2.3センチひねりましょう。

胸の中心を相手の正面からズラすイメージです。

そんだけ?
と思いますが、このやり方結構使えます。

イラついてる人を相手にしても、向こうのペースに巻き込まれづらくなります。

理屈を言うと、
ヨガにはチャクラという概念があり、精神活動を司どる7つの部位が体軸(正中線)に沿って決まっています。

胸は他者の感情に反応するチャクラがあります。色(?)は緑だそうです。
(関連記事は

ここをわずかにズラして回避するわけです。

古くからある概念は文化によらず一致します。

日本語にも「胸を打つ」「胸が痛い」のような他者との関わりから生まれる感情を指す言葉がたくさんあります。

科学的な話をすると、感情の正体は深部の筋肉の細かな震えだそうです。
(口角を上げただけでちょっと楽しくなりますよね。)

僕はスピリチュアリズムとは縁遠い人間ですが、マインドフルネスも禅やヨガで古来から受け継がれ、最近になって科学的根拠が見つかりました。

先人の知恵は意外と馬鹿にできないので、純粋に実践目的で解説しています。

とっさに出せてこそ技術

何事もやり方に慣れるまで少し時間がかかります。

逆にこういうことを無意識にやってる人がメンタルが強いと評されるのでしょう。

運動神経と同じです。
苦手な人も大勢いますし、トレーニングして並になれないことはありません。

怒られること自体トレーニングかもしれませんが、いきなり実践はキツイと思う人は普段からマインドフルネスの習慣を作っておきましょう。

以上です。

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