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漫画家&バー経営&ゲーム制作「株式会社ナナフシ」、ロゴ制作と“背景ストーリー”。

「株式会社ナナフシ」ロゴの解説。


「生き様」 というコンセプトで制作。

株式会社ナナフシが今に至るまでの経緯。 これからの展望。そのすべてに、 “機械人形ナナミちゃん”の存在がある。

一筋縄じゃいかない、 曲者の雰囲気を醸し出すロゴタイプ。“インディーズ”という生き方を愛し、 誇りに思い、 ビジネスとしても勝ちにいく。

その背中と切り開く道を示すロゴマークである。

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△ 「株式会社ナナフシ」代表 & 漫画家 & 高円寺「BAR365」経営者 & ゲーム「Dead or School」開発リーダー、木星在住さん。

△ 上から、「『機械人形ナナミちゃん』表紙イラスト / 木星在住Youtube(漫画の書き方・活動報告) / 『BAR365』店内 / ゲーム『Dead or School』PV」

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▶ 僕と「小野亮平くん = 木星在住くん」との出会い。(書き手:永井弘人

ある時、高校からの友人、箱守くんから電話がかかってきた。箱守くんは、「ワダノヒト」というアーティストユニット名で、高円寺で活動している。

箱:「ライブが終わったあと、たまたま入った高円寺のバーに、永井くんと考え方、話しが合いそうな人がいたよ! 今度、ワダノヒトのライブにも出てもらうんだ」
永:「へ? ライブに出るって、音楽やっている人?」
箱:「ちがうちがう、漫画家」
永:「??」

意味がわからなかった。話しによると、高円寺でバーをオープンしたばかりらしく、本業は漫画家。しかも、ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」にも紹介されている、と。その名は、小野亮平。ペンネームは、木星在住。

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後日、そのバーに行ってみた。噂にきく小野くんが、カウンター越しにいた。ちなみに、すごいイケメン。

目が合う。はじめまして。瞬間、あ、この人は“ホンモノ”だ、と確信した。“ホンモノ”の目には、“野心”が宿っている。静かに、しかし、ギラギラと。

混み合う店内、いそがしいそうにしながら、小野くんと会話を交わす。

永:「実は僕も、昔、同人誌描いていたんですよ」
小:「え? なになに! エロ系!?」
永:「うん、エロ系!」
小:「いつごろ?」
永:「高校生ん時ぐらいかな」
小:「その時期って、結構、あっち(性器)の描写規制とか厳しくなった時期だよね?」
永:「そうそう、入稿した後に、『モザイクがゆるいので、もうちょっと荒いモザイク加工をお願いします』って、若い女の人から電話かかってきた」
小:「アハハ!」
永:「でも、それでPhotoshopを覚えたんだ」
小:「ほうほう、今のデザイン業務にも役立っていると!」

……という、シャレオツなバー店内、小野くんと私だけがわかる会話を繰り返していた。同い年、ということもあり、すぐに意気投合した。

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▶ なぜ漫画家が、「バーを経営し、ゲーム制作を行う」のか?

そもそも、漫画家がバーを経営する意味がわからない。そういう人も多いだろう。

小野くんは、20代前半、漫画アシスタントをずっとやっていた。賞狙い、デビューを目指すも到達できず。20代半ば頃から、精力的に同人誌制作・同人ゲーム制作を行う。ここで、「同人のビジネス」=「今、何を描いて、何をつくったら、利益につながるか」を体感し、実際に稼ぐ。

しかし、「同人で稼ぐ」ことは、「世の中が求めることに答える」ことになるけど、「自分がやりたいこと」とは異なる。

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自分が描きたいのは、「機会人形ナナミちゃん」。この漫画は、機械人形と人間のラブロマンス・バトル・文学・メカニック・エロ……すべてがつまった、ハートフルストーリーである。小野くんは、自身のオリジナルストーリー、これを描きたく、これ(本当にやりたいこと)でメシを食っていきたかった。

自信のネーム、「機会人形ナナミちゃん」ネーム600ページをいろんな出版社にもっていく。どこにいってもボツをくらった。自信作なのに。ヤケになった小野くんは、全600ページをニコニコ動画にアップする。

すると、ネット界でたちまち話題作となる。そこに目をつけた出版社に声をかけられ、めでたく書籍化された。しかし。「漫画だけでメシを食える」状況までは至らなかった。

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そこで考える。ならば、「先に、余裕でメシを食える状況をしっかりとつくり上げて」、そこから漫画制作に専念しよう。

そこで、高円寺「BAR365」を経営し始める。バー経営で稼いだお金を元手に、ゲーム「Dead or School」の開発・制作を行う。ゲームは、世界に向けて発信されるSteamで販売。ゲームで稼いだお金を元手に、漫画制作を続ける、というわけだ。

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▶ 「株式会社ナナフシ」の魅力を、カルチャー視点で掘りさげる。

「株式会社ナナフシ」は、そのゲームを制作・販売する会社だ。社名の由来は?

「世間に見えなくても、淘汰されることの無い、“ナナフシ”のような会社になりたい」

そこには小野くんの意志が十二分に練り込まれている。

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「人によっては、いろいろとやっている漫画家なんて、なんかインチキくさいと感じるかもしれない。でも、『生きてくための何をするべきか』、なんてのは、誰よりも一番、自分が自分のことを考えているし、わかってる」

「オレは、“漫画の技術”で闘うことはできないって、早く白旗をあげてしまった。ただ、同人界で培ったビジネス感とか、需要を嗅ぎ取る力はある。ダメだからこそ、できたカード。ある意味、“マイナスのカード”。でも、そのマイナスのカードを捨てずに、全部使う。全部使って勝つ」

「誰に?」

「メジャーだよ。メジャーに、“インディーズの生き方で、売上げでも勝つ”。そしたら、こんな生き方をしていても、いいんだ。可能性があるんだ。オレの事例を見た人が後追いになるかもしれない。インディーズ業界ももっと盛り上がる」

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……この個人が持つ「熱い意志、生き様」、そして、「実行力」こそ、「株式会社ナナフシ」の魅力だ。

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▶ 「インディーズ」は、メジャーに対し、どこまで闘えるか?


ここからは私の見解である。“闘う”なんて書き方をすると、語弊があるかもしれない。いやしかし、“闘う”“競う”ぐらいの覚悟がないと、売上げとむすびつく“勝ち”にはほど遠くなってしまう。

ゲームも書籍もそうであるけど、「個人が告知発信・ダウンロード販売」できるようになり、メジャー/インディーズの力関係に動きが出てきた。

メジャーによる、絶対的な告知・流通拡散の力。現在もまだまだ強く、大組織の圧によって、コンテンツやアーティストの頭角がグイグイと見えてくる。見せられる。

ならば、「インディーズが勝つ」には、「その頭角以上のハードパンチを出す」こと。または、「今まで誰もやったことのない闘い方の先手」を打つこと。

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「株式会社ナナフシ」の場合、大人3人が3年かけて、ゲーム制作を行った。もちろん、どこから給料が出るわけもなく、お金も時間もすべて自分たちから。それらを回収し、利益を上げるには、「ゲームが売れる」ことのみ。もしゲームが売れなかったら? 数年分の大赤字。

しかし、「ゲームは売れる」。保証はないけど、確信はある。この博打にも近い覚悟こそ、インディーズがメジャーに勝てる抜け穴なのだ。

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▶ 漫画家、木星在住さん(小野亮平くん)について。


2018年の7月、ゲーム販売。果たして、ゲームは売れたか? 売れた。1日で100万円、1週間で1万本が売れた。これが、インディーズだ。

なにより、“儲ける”ことが目的ではなく、あくまでも、“この時代の中で、漫画「機械人形ナナミちゃん」を描き続ける、創作活動を続ける”ことが目的なのだ。

男が男に惚れる。生き様がカッコイイ。私も強過ぎる刺激をもらいまくった。そりゃあ、行動にも影響が出るよ。

ロゴ制作の打合せ。深夜に入ったデニーズ。普通に話す時は、ふわっとやわらか口調で、やさしさたっぷり。そんな感じで、朝まで語る。

漫画を無料で公開して、漫画のオマケ漫画で、飲食店や、ゲームを宣伝して金を稼ぐ。この自給自足のサイクルを完成させて、スタッフを増やし、金を稼ぎ、自分の漫画を映画化する。

スペックの悪い中卒が、みんなに笑われながら、ひたすら石を積み上げている。いつか笑いが呆れに代わり、驚きから伝説になる日を、俺は信じて明日も石を重ねる。

その目には、野心が燃え続けていた。

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▶ 「木星在住・株式会社ナナフシ」参考URLだよ。

木星在住 Twitter
木星在住 Youtube
ゲーム「Dead or School」販売ページ
漫画「機械人形ナナミちゃん」無料公開ページ
高円寺「BAR365」

△ 自らが内装をつくり、自らが経営する、高円寺「BAR365」。日中は漫画・ゲーム制作、夜はバーに不定期で立つ。すべての活動がうまくいく、計算上での行動。

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……野心はあるかい? 野心だ、野心。逆境や苛立ちをもとに、力強く、先を見据え、力強く、1歩を踏み出す。そして、結果を出す。わかりやすく、いいとこ取りで、スムーズにうまくこなす姿よりも、もがき、あがき、熱を帯びてノッシノッシと進む姿の方が、私は好きだ。

この原稿確認を小野くん本人に取った際、私の野心に対する、具体的なアドバイスや助言をくれた。本人の経験値を含めて。アチアチな背中なんだけど、どこか人なつっこい。

気づけば、自らが動き、誰かの背中を押すことで、ぐるっと回って、自身の背中が押されることだってあんだな〜と、改めて感じたわけですよ! 本当にありがとうございます。

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【 B面 : 漫画家&バー経営&ゲーム制作『株式会社ナナフシ』、ロゴ制作の“詳細フロー”。へ 】

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グラフィックデザイナーとアートディレクター。新たな文化・価値観の発信。「つなぐよ」は、“カルチャー次世代”を「ロゴ制作とストーリー発信」で後押しします。詳細コンセプト・プロフィール→ https://goo.gl/jjtFc1

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