「SHIBUYA109ロゴ_応募作全案」の公開。振り返っての“気づき”。渋谷カルチャー、発信の移行。
こんにちは、こんばんは、おはようございます。アートディレクター、グラフィックデザイナーの永井弘人です。
渋谷の顔、「SHIBUYA109」。カルチャー、ファッションの聖地ともいえる、「SHIBUYA109」。先日、「『SHIBUYA109』ロゴコンテスト」公募の最終候補4案が決まりましたね。
じ・つ・は、この「『SHIBUYA109』ロゴ」、かねこあみと共同制作で、“つなぐよ”として、応募していたんですよ!
---
な・ん・と、最終候補には残らなかったのですが(なんじゃい)。一生懸命、手塩にかけて育ててきた、かわいいかわいいムスコたち、ムスメたち。つなぐよnoteの番外編として、そんな応募作すべてをご紹介します。
全部で15案。3案は、コンセプト文つきでめしあがれ。15兄弟、姉妹だ。バーバパパファミリーといい勝負だね。それでは、どうぞ!
------------
■ A案_「発信」
・ ロゴマークコンセプト
本作品のコンセプトは「発信」です。
渋谷に行き交う人との共存とともに、「SHIBUYA109」が“こうあるべきだ”という姿勢を見せる。その意志の強さを発信していくイメージをロゴマークから感じさせる意図で制作しました。
シンボルマーク、ロゴタイプともに、角度をつけ、エッジを立たせることで、意志の存在・発信感を伝えました。
------------
■ B案_「活性」
・ ロゴマークコンセプト
本作品のコンセプトは「活性」です。
「渋谷の人」と「SHIBUYA109」。双方の“こうありたい”という意志があり、渋谷をより活性させる、具体的な行動が起きる。そのような行動のきっかけとなるロゴマークを目指しました。
シンボルマーク、ロゴタイプともに、“活性につながる動き”を与えることで、コンセプトを視覚的に表現しました。
------------
■ C案_「存在感」
・ ロゴマークコンセプト
本作品のコンセプトは「存在感」です。
渋谷のランドマークともいえる「SHIBUYA109」。これからも、その存在感を主張・発信していく姿勢が大切だと考えました。
そこで、シリンダーシンボルマーク・“109”ロゴタイプに密度を持たせ、テンションを向上させる右上がりフォルムにすることで、コンセプトを視覚的に表現しました。
------------
◎ その他の応募作
------------
◎ ロゴ制作、応募を振り返ってみての“気づき”。
……さて、いかがだったでしょうか?
渋谷の顔、カルチャーの発信地として。“SHIBUYA109ロゴ”をリデザインする上で、これからも発する、ある程度の「動き・躍動感」はあった方がいいと考えていました。「ムーブな姿勢はキープしつつ、現代に合わせリデザインする」方向性を、応募作の共通軸としたわけです。
しかーし、最終候補4案をみてみると、ぐっとシンプル。
このことから、今までの「SHUBUYA109」が持っていた、“カルチャーを積極的に発信しまくる姿勢”から、“渋谷の人々と共存していく、文化をいっしょにつくりあげる姿勢”へ移行しているのかな、と感じました。
---
通常の“ロゴ制作クライアントワーク”とことなり、“ロゴ制作コンペ”は直接、公募者が望む、細かな方向性のヒアリングができない分、「2段階の仮説」が必要となります。
・ 1段階目は、「ロゴの方向性」(上記に書いたような、姿勢・ビジョン・印象など)
・ 2段階目は、方向性をもとにした、「形状の検証」
つまり、「ロゴの方向性」をまちがえると、たくさん「形状の検証」をしたところで、選抜候補から外れてしまうっちゅーことです。
いやぁ改めて、2段階仮説で提案を行うむずかしさ、また、「対面する相手から、直接、想い・ビジョンを聞く、方向性のヒアリングができる」、クライアントワークの大切さ・ありがたさを実感しました。
------------
わたしゃあねぇ、“供養”なんて言葉は使わないよぉ。くやしさの蓄積は、成長の証し。なかったことにせず、しっかりと受けとめて、前に進むんだ。だから、このnoteで公開したんだ。ははは。
よーし、今夜は黒ギャルものの◎◎でハッスルハッスル! 「お前、しっかりしろよ!」って、ドSな言葉で胸ぐらつかみながら、ボクをなぐさめちくり〜!
……あ、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
この記事が参加している募集
いつも読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは私たちのモットーである、“カルチャー次世代を応援、後押しする活動費”に使わせていただきます! 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。