【雲の中の富士山を登った時の話・1日目⑧】六合目到達!
こんにちは! 雲の中の富士山を登った月見里です!
今までの記事は、こちらのマガジンにまとめてありますので、ぜひご覧ください!
富士の樹海を抜けた先
さて、前回の富士の樹海を抜けると……
一気に開けた場所に出ました!
広々とした場所で、富士山の雄大さを感じます!
しかし風と雲が強くて、右から左、つまり山頂から雲が吹き降ろしてきているので気を付けなければなりません!
トンネル
広々とした自然の道を進むと、今度は真逆に、コンクリートで固められたトンネルが姿を現しました!
結構な大きさなので面食らってしまいました。
のちに調べたところ、これは落石防止・落石避難トンネルだそうです。
自然の中に巨大な人工物があると、ラピュタを思い出すのは私だけでしょうか笑
トンネルの中は一時的に雨宿りできるので、ちょうどいいので水分補給や栄養補給ができます!
それに、風が通らないのでわずかに暖かく感じられます! ずっとここにいたくなってしまいました笑
安全設備
トンネルを抜けると、急にちゃんとした人気のある人工物が見えてきました。五合目スバルラインを出てから1時間ほどですが、人工物がなんだか懐かしく思えました笑
近づいてみると、富士山のための、警察の派出所のようでした。
そこでは、2000円ほどデポジットすれば、ヘルメットを貸し出してくれるそうでした。つまり、2000円を払ってヘルメットを借りて、翌日ヘルメットを無事返却すれば、2000円を返してくれます。しかし、ヘルメットを破損させてしまったり紛失してしまったりすれば、その2000円は帰ってこない、というシステムのようでした。
小雨が降っており、ここからも天候が良くなる兆しがなく、安全のためにヘルメットを借りるべきかもしれないと私は思いました。しばらく迷ったものの、この時の私は、下山時にも必ずしもここを通るのかがわかっておらず(結論から言えば、下山時もここを通ることになりました)、やめておきました。
帰ってから調べたら、普段の防災用であったり登山用に、小さく折りたためるヘルメットが出ているようなので、こういうものの存在を先に知っておけばなあと思いました。
前半では特段ヘルメットを必要とする場所はありませんでしたが、後半になると道が険しく、岩ばかりの地形になるので、そういう時に身をかがめたときや転んだ時にヘルメットがあればなあと私は思ってしまったので、ぜひヘルメットはおすすめです。頭は大事なので!
仮設トイレ
派出所を抜けると、有料トイレが並んでいました。
有料のトイレとはいうものの、ドアの横の銀色のボックスに200円を入れるだけという簡素なもののようでした。どうやら、お金を入れないとドアが開かないというような巧妙な仕掛けがあるわけではなさそうだったので、登山者の善意に賭けたシステムのようでした。野菜の無人販売所と同じようです。
私はここのトイレは使いませんでしたが、仮設トイレの中には、トイレットペーパーが使い切られていて困るというパターンもあるそうなので、トイレットペーパーを持っていくことが推奨されます。
私はトイレットペーパー単体で持っていくのはかさばりますので、トイレに流せるポケットティッシュを持っていきました!
さて、なぜここにきて、トイレや相談所があるのかと言えば、ここがちょうど六合目だからです!
ここから本格的な登山になるから、相談、準備はしっかりして行けよ、というメッセージなのでしょう。
区切りにもいいから、私は持参したゼリー飲料を少し飲みました。甘みが、すっぱさが、カロリーが、全身に染みわたるのを感じました!
登頂までの看板
近くの看板には、こんなことが書かれていました。
看板には、富士山山頂まで5.3km、357分と書いてありました。5.3kmと聞くと大した距離じゃないように思えますが、時間が約6時間と書いてあるあたり、登山だということを感じさせられました。
ちなみに、もし登山道が綺麗な一直線な道だとすると、斜辺が5300m、高さが1000mの三角形の斜辺を歩いて行くということになります。この時の角度は三角関数によると、約10度の傾斜となります。一般に6度以上から急勾配と言われるらしいので、10度と思うとかなりの傾斜ですね。
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今回は以上となります。次回は6合目からです!
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