マガジンのカバー画像

短歌集、時々俳句

80
短歌と俳句を集める
運営しているクリエイター

#聖書

(短歌)その手から

(短歌)その手から

その手から 解き放たれて 飛んでいき
     辿り着くのは 神のふところ

聖書全体を詠む
創世記から黙示録
創造から完成
それを一つの短歌にそっと詰めて。

剥き出しの 心に一番 近いやつ
それだけあれば 生きていけるか
#願い

恵まれた 自分は良い子で いれるから
あの子のところに 行けばいいよ

ルカ15章、百匹の羊の譬を読んで。
そんな寂しいこと、言うなよ少年じょーじよ。

短歌28  心

短歌28 心



箴言4章後半から心を見つめることを短歌に
心を殺すな。誰かのも、自分のも。
心から湧いて溢れる喜びを待て。

わたしの子 わたしのことばを 聴きなさい
耳を傾けて見失うな

心の中 それを見出す 者のとり
いのちとなり癒やしとなるのだ

そのほかの 何よるあなたの 心を見張れ
いのちの泉 そこから湧いて

曲がる口 歪んだこと言う くちびるは
あなたからすぐ 遠ざけるがよい

目を前に まぶ

もっとみる
短歌25 明日のメッセージから

短歌25 明日のメッセージから

自分の原点の御言葉から
ルカ22:31-32
22:31 シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された。
22:32 しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」。

神のため 勝手に世界を 背負う僕に
あなたのために 祈ったと主は

僕たちは 自分で正しく な

もっとみる
短歌22 告白まで編

短歌22 告白まで編

妻に「付き合って」と告白するまでの思い出短歌
(キリスト教の神を信じています。祈りつつ決めました。出会編はこちら)

もうだめだ 自分の力で 掴み取る
狡さを捨てて 主にゆだねよう

神様が ちょっと待ったと 距離取らせ
静かに祈り 確信を待つ
(距離が近づいていく中で、アメリカ家族旅行へ。あまり連絡がとれない状況になって、この時の僕にとっては良かったと思う)

この旅は 自分と神に 問うために

もっとみる
短歌⑱ 伝道者の書2 愚かさと虚しさに生きてみる編

短歌⑱ 伝道者の書2 愚かさと虚しさに生きてみる編

天の下 何が良いかを 見るまでは
愚かさを身に つけて生きよう

事業、起こし 邸宅を建て 畑、広げ
快楽を得たが すべては空(むな)しい

目の欲するものはなんにも拒まずに
心の赴く ままに楽しむ

わからない ことは虚しく のしかかる
神とであって 喜びとなる

骨折った あらゆる労苦は 風のように
全て空しく 消えゆく塵に

振り返り 知恵と狂気と愚かさを見た
跡継ぐ者も おなじこと

光が

もっとみる
短歌⑰ 伝道者の書

短歌⑰ 伝道者の書

ああ弱い弱いどこかに この弱き
男を救う 人はおらんか、、、

深いところから突き動かされるような
インスピレーションに 従って生く

空の空 何も掴めない 虚しさは
神が治める 世の喜びに
(伝道者の書のまとめ
 空の空の意味は「虚しい」じゃなくて、「わからない」なんですよ皆さん
 神なき世では「わからない」ことは「虚しく」て、愛の神がいる世では「わからない」ことは、委ねることができるから、「安

もっとみる
短歌⑯ 雨

短歌⑯ 雨

⑯雨

雨の日の 夜空は澄んで 美しく
静かな団地の ゴミ捨て場まで

雷鳴の 後に降り出す にわか雨
隔絶された 車の中で

坂の下 バス停の前 行けばきっと
土砂降りの雨 溜まっているぞ

雨の中 りんごと柿を 買いに行き
さんまとししゃも 買って帰った

盲目の 友を誘って 高台へ
なぜか涙が 頬伝う二人

囚われて 何も見えない 闇の中
湧いて流れる 音が彩る

芸術は あなたの心を 動か

もっとみる
短歌⑮ 放蕩息子

短歌⑮ 放蕩息子

まだ本気出てない

ルカ15 放蕩息子より

死んだ後 くれる予定の 金をくれ
愚かな息子を 父は見守る

立ち上がり 父のところに すがりつこう
この罪人を しもべの一人にと

走り寄り 何も言わずに 抱きしめる
何も持たない 息子は涙す

自分なら 嫌味の一つも 言うだろう
何も言わない 父だからこそ

死んでいたのに生き返り
いなくなったが見つかった
さぁ祝宴だ

子よ、いつも あなたは私と

もっとみる
短歌⑪ 秋編

短歌⑪ 秋編

雨の日の ツルツルの床 歩く時
 靴と擦れる あの音が嫌い

バスの中 かける声は丁寧なのに
 ブレーキが雑なのは何故だろう

ベーコンが フライパン上 飛び跳ねる
 みたいな車道の 黄色い葉っぱ
(車道に落ちた紅葉した葉っぱが風に待っていた)

燃え尽きぬ 柴を前にして 靴を脱ぐ
 ような気持ちで 赤紅葉前
(出エジプト3:2-5)

しあわせの 下から照らした 紅葉には
 水面に映る 月がよく

もっとみる
短歌⑨ テーマ「罪」

短歌⑨ テーマ「罪」

⑨罪

主は園で 「どこにいるのか」と 問いかける
御顔を避けて 隠れた人に

汝(なれ)を慕う 罪は戸口で 待ち伏せて
目に慕わしい 実を食べさせる
(創世記3:6&創世記4:7)

目が開かれ 自分が裸で あることを
知った二人は “恥”を覚える

誘われて 取って自分の 物にする
貪欲こそが 人を蝕む

恥を知る 二人は園を 追い出され
去りゆく人を 衣(ころも)が覆う
(蛇は人の裸を暴いた

もっとみる
短歌⑦聖書(神の国、子とすること編)

短歌⑦聖書(神の国、子とすること編)

時、満ちた 悔い改めて 信じなさい
神の国が 近づいたこと

もしこれを 神の指で したのなら
神の国はすでに 来ているのだ

神の国は 目に見えるかたちでは来ない
それはあなたがたの 中にあるのだ

天も地も 全ての権威を 持つ我が
共にいるから だから行きなさい

知らないと 三度裏切る 罪人に
愛しているかと 聞くあなたに

わたしが今日 あなたを生んだ という父は
決してあなたを 孤児には

もっとみる