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短歌集、時々俳句

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短歌と俳句を集める
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記事一覧

(短歌)その手から

(短歌)その手から

その手から 解き放たれて 飛んでいき
     辿り着くのは 神のふところ

聖書全体を詠む
創世記から黙示録
創造から完成
それを一つの短歌にそっと詰めて。

音短歌 #推し短歌

音短歌 #推し短歌

コーヒーを淹れる時の音
ゆったり流れる時間。
平凡な幸せの時。

砂浜にいる時。大きな深呼吸。船。

校長の挨拶のときの
マイクに入る折っていた紙を開く音
しゃがれた声
帰っていくときの革靴の音
終わった後のくだけた雰囲気が好き。

チャットモンチーの「風吹けば恋」の前奏が好き。

好き放題やりすぎ?笑
短歌の自由を信じて、、、

推し漫画短歌 #推し短歌

推し漫画短歌 #推し短歌

アオアシ

アオアシの一場面です。半端ないです。アオアシ。
セリフの一つ一つが深すぎて、魂にビンビン響きます。
いつも想像を超えて、素晴らしい今日を与えてくれます。

もう一つ。大事なことなので。

モディリアーニにお願い

美大の若者たちの物語。泣ける。

鈴木先生

葛藤の末にたどり着く"答え"に、大きく影響されています。
特に大きかかったのは恵まれていることが辛いということ。
非行などに追わ

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出産連歌

出産連歌

出産連歌

出産のときの一連を短歌に

(前の日の晩、僕の実家でご飯を食べていた)
テレビ見る 妻と娘の 後ろから
名前はこれで いこうとささやく

「うん。明日は、絶対ないと思います!」
 そう言う妻は8時間後に、、、

まだ明けぬ 夜の内から その時は
一人静かに 始まっていた

僕の名を呼ぶ妻の声 飛び起きて
タクシー会社は 営業 終えて

母の名を呼ぶ僕の声 飛び起きて
車、飛ばし、道 間

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あいうえお短歌 な〜の

あいうえお短歌 な〜の

あ〜おはこちら!
か〜こはこちら!!
さ〜そはこちら!!!
た〜とはこちら!!!!

『な』
泣いている 顔を見てると にやけちゃう
だめだ、だめだ 真剣なきみに

『に』
にんにくの芽を食べて白飯を食う
美味しさを踊り ぺこりで締める

『ぬ』
ぬりたくる とにかく紙に ぬりたくる
その躍動が 伝わってくる

『ね』
「ねぇねぇねぇ」
「うんうんうんうん」
「しょーか、しょーか」
ぬいぐるみもさ

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覚えたての きよしこの夜を 歌ってと
父、母、祖父母に 求め5回目

1歳6ヶ月の娘は、きよしこの夜を少し覚えた
何度も「もう一回、もう一回」と要求し、大人たち苦笑、、、

そんなんじゃなくて、ああ、言わなきゃよかった
なんでもないよ、なんでもないよ
(マカロニえんぴつ「なんでもないよ」

祈りとは 心(うち)から出てくる 言葉である
宙に舞いて天まで届け

届かない 言葉をあなたが いたころの
ように投げかけて笑って寝る

届かない 言葉を語り続けてる
どこかで誰かに 届くと信じて

いや、アナタのやってることはすごいよ
大丈夫、神様が見ている

2/19 Blue Giantを読んで

歓(よろこ)びの 日ごとの糧が 人質に
瞬間、仕事は苦しみとなる