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yochan_hug08
短歌⑮ 放蕩息子
まだ本気出てない
ルカ15 放蕩息子より
死んだ後 くれる予定の 金をくれ
愚かな息子を 父は見守る
立ち上がり 父のところに すがりつこう
この罪人を しもべの一人にと
走り寄り 何も言わずに 抱きしめる
何も持たない 息子は涙す
自分なら 嫌味の一つも 言うだろう
何も言わない 父だからこそ
死んでいたのに生き返り
いなくなったが見つかった
さぁ祝宴だ
子よ、いつも あなたは私と 共にいた
すべてのものは あなたのものだ
迷い子の すべてのことは 主の御手の
中で働き 益となるのだ
ああ、なんという 惨めな者か
この者を 主は走り寄り 抱きしめる
一匹の 迷子の羊を 探し出す
その方の愛に 担がれて征(ゆ)く
芸術は 拾い上げた葉の 一枚を
愛する者へと 変えていくこと
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