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短歌⑮ 放蕩息子

まだ本気出てない

ルカ15 放蕩息子より

死んだ後 くれる予定の 金をくれ
愚かな息子を 父は見守る

立ち上がり 父のところに すがりつこう
この罪人を しもべの一人にと

走り寄り 何も言わずに 抱きしめる
何も持たない 息子は涙す

自分なら 嫌味の一つも 言うだろう
何も言わない 父だからこそ

死んでいたのに生き返り
いなくなったが見つかった
さぁ祝宴だ

子よ、いつも あなたは私と 共にいた
すべてのものは あなたのものだ

迷い子の すべてのことは 主の御手の
中で働き 益となるのだ

ああ、なんという 惨めな者か
この者を 主は走り寄り 抱きしめる

一匹の 迷子の羊を 探し出す
その方の愛に 担がれて征(ゆ)く



芸術は 拾い上げた葉の 一枚を
愛する者へと 変えていくこと

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