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二度目の国際結婚にて、インド系マレーシア人と首都クアラルンプール在住。 海外旅行経験は…

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二度目の国際結婚にて、インド系マレーシア人と首都クアラルンプール在住。 海外旅行経験は多けれど、本格的な移住は人生初。 彼とは公私においてパートナーで、KLで小さな小さなレストラン経営に一喜一憂中。 引き続き英語習得には進歩のない日々。

記事一覧

不継続は

ずいぶん時間が過ぎた。 継続は力なりの対義語は三日坊主。 私にふさわしい言葉だと思う。 人生折り返し地点を目前にして、継続できていることと言えば 旅への情熱、否、…

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2日前
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ホームシックという病に加え

海外移住をしている人間にとって、避けて通れない病。 母国恋しき、ホームシック。 家族、友人、礼儀正しい人々、全てが綿密にオーガナイズされ至極便利な生活、美しい四…

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10か月前
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一人旅の醍醐味、バンコクにて再度

時系列は前後して、6月。 ビザランの関係で一人バンコクへ飛んだ。 バンコクは以前に訪れたことがあり、特にやりたいことも無くどうせな未訪問のバリやシンガポールでも…

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10か月前
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配偶者VISA②

さて翌日、デジャブのように朝六時に家を出て、七時には真面目に列に並び、八時半過ぎに再度受付係のチェック。 彼女が書類に目を通す間、第一関門突破、上手くいきますよ…

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10か月前
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配偶者VISA①

マレーシアではいわゆる配偶者ビザ(SPOUSE VISA)というカテゴリはしない。 マレーシア人の配偶者としてマレーシアで生活する場合はLTSVP(長期滞在ビザ、Long Term Social …

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10か月前

空白期間②

無職になってから優に半年が経とうとしている。 クレーム処理で稼いだ貯金残高はこの半年で徐々に、そして確実に減っている。 仕事のストレスが無いのはありがたいが、その…

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10か月前
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空白

久方のnoteログイン。 継続は力なりを冷笑して4ヶ月放置したネット上の居場所は、いつ戻ってこようがいつ去ろうが誰も何も言わない。うちで暮らす猫と一緒。 大概、自分…

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10か月前

国際結婚手続き⑦日本サイド

JALAN DUTAでの宣誓式も無事に終わり、次にするべき手続きは 日本国側での婚姻届提出。 結婚の手続きとしてはこれが最終ステップ。 事前に準備したもの ・マレーシアの役…

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1年前
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国際結婚手続き⑥市役所セレモニー

6月12日はVの誕生日。 そしてついにやってきた我々の婚姻宣誓式の日。 全くもって緊張感のない私達は宣誓式前日になって、ようやく何を着ればいいか焦りだす始末。 Vは…

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1年前
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5月振り返り

LOOK BACK ON THE MAY 5月は行動に移せた月だったので星3つ。 週2回の英会話、そして週1回のマレー語クラス。 スロースタートながらも、社会との接点の取り戻しに軽…

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1年前
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FURIOUSおばば

昨日のおばばはすごかった。 FURIOUS ANGRY GRMPY SULKY 皆が眠くなってきた23時ころから、おばばの定期的にやってくる不安症発症。 真っ暗な部屋からぬっと出てきて、…

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1年前
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イポーの長い夜

5月21日 Vの従兄弟であるLがオーストラリアからマレーシアに帰省中のため、 結婚の報告もかねて彼の両親が暮らす街、イポーへ。 KLからは車で2時間ほど。 Lの両親はとて…

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1年前

ケーキおばば

近所の散歩から帰ってくるとVがキャロットケーキを焼いていた。 前回のレシピはgreasyだったから、油の量を変えてみたとのこと。 ケーキが焼けるいい匂いが家中に漂ってい…

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1年前
1

英会話2回目

今日はモーリシャスの女のセンセ。 マレーシア人の生徒が一人増えクラス編成は5名。 雑談メインで話題はone after the other 何を話していたかうろ覚え。 新しい生徒JESS…

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1年前
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dementia おばば

Vの家には御年89歳の認知症おばばがいる。 台所すぐ横のまるでお仕置き部屋のような、小さな部屋が彼女の部屋だ。 歩行器を使ってゆっくりゆっくりリビングに現れる。 …

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1年前
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英会話初日

英会話初日。 NeutralかつFreshな気持ちでMRTに乗り込み、時間通りに教室へ。 授業料は週2日、2.5時間のコースでRM680。 Pre-Intermediateクラスの先生は年配のBritsと…

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1年前
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不継続は

ずいぶん時間が過ぎた。
継続は力なりの対義語は三日坊主。

私にふさわしい言葉だと思う。
人生折り返し地点を目前にして、継続できていることと言えば
旅への情熱、否、旅を辞めるということへの抗いだけであろう。

去年と打って変わって環境が変化し、今は夫と夫の友人と三人でKLに小さな小さなレストランを経営している。
人生初の自営業。経営者の立場となって日々泡銭に一喜一憂する毎日だ。
ストレスなのか老化

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ホームシックという病に加え

海外移住をしている人間にとって、避けて通れない病。
母国恋しき、ホームシック。

家族、友人、礼儀正しい人々、全てが綿密にオーガナイズされ至極便利な生活、美しい四季、清潔な住環境、日本食、日本が恋しくなる理由は数えきれないほどあるはずだ。

そんな私も、10月あたりから、胸の奥にもやもやが溜まってきており、それを分析するとこれまた例外なく、ホームシックという病に徐々に蝕まれているということ。

V

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一人旅の醍醐味、バンコクにて再度

時系列は前後して、6月。
ビザランの関係で一人バンコクへ飛んだ。

バンコクは以前に訪れたことがあり、特にやりたいことも無くどうせな未訪問のバリやシンガポールでも良かったが、決め手としてはインド時代のタイの友人が住んでいることがあってバンコクに行くことに決めた。

Vと出会ってから、めっきり一人旅の機会が減った。
考えればマレーシアに来てからの旅行はいつもVが一緒だった。

となると、一年以上ぶり

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配偶者VISA②

さて翌日、デジャブのように朝六時に家を出て、七時には真面目に列に並び、八時半過ぎに再度受付係のチェック。

彼女が書類に目を通す間、第一関門突破、上手くいきますようにと祈るような気持ちでVと謙虚に待つ。

書類は揃ってるけど、あなたのパスポートはまだ滞在期限切れていないんだからまだ申請に余裕があるわよ、10月に来て。

ん?ん?なんで?っていうかすでに7月から二ヶ月半近く待ってるんだし、なんのため

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配偶者VISA①

マレーシアではいわゆる配偶者ビザ(SPOUSE VISA)というカテゴリはしない。

マレーシア人の配偶者としてマレーシアで生活する場合はLTSVP(長期滞在ビザ、Long Term Social Visit Pass)を申請する必要がある。

これがなかなか厄介複雑なビザで、提出書類も規約もイミグレごとによって微妙に異なる&頻繁に変更されるため、ここではプロセスのみを備忘録として残すことに留める

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空白期間②

無職になってから優に半年が経とうとしている。
クレーム処理で稼いだ貯金残高はこの半年で徐々に、そして確実に減っている。
仕事のストレスが無いのはありがたいが、そのうち経済的ストレスが代打、登板の流れになることは明らか。

7月の半ば、我々が計画している今後のビジネスプランの進捗をVに問い詰める。

予定としては彼の叔父が所有する物件を借りてのレストラン立ち上げ、しかしこの期に及んで賃貸契約は終了し

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空白

久方のnoteログイン。
継続は力なりを冷笑して4ヶ月放置したネット上の居場所は、いつ戻ってこようがいつ去ろうが誰も何も言わない。うちで暮らす猫と一緒。

大概、自分の中で活字のインプットが必要なタイミング=ストレスのガス抜きをせよとの最終警告に近いので、振り返って数ヶ月投稿がないのは良きこと。

じゃぁなんで今戻ってきたの、今度はどんな悩みの種をリリースしたいの?
と聞かれたら、
ざっくりいって

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国際結婚手続き⑦日本サイド

JALAN DUTAでの宣誓式も無事に終わり、次にするべき手続きは
日本国側での婚姻届提出。

結婚の手続きとしてはこれが最終ステップ。

事前に準備したもの
・マレーシアの役所発行の婚姻証明書原本
・上記の和訳2通
・日本人の身分証明書
・マレーシア人の身分証明書原本
・上記の和訳2通
・日本側での婚姻届2通
・日本人の戸籍謄本2通

親切なことに、和訳については大使館側でフォーマットを準備して

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国際結婚手続き⑥市役所セレモニー

国際結婚手続き⑥市役所セレモニー

6月12日はVの誕生日。
そしてついにやってきた我々の婚姻宣誓式の日。

全くもって緊張感のない私達は宣誓式前日になって、ようやく何を着ればいいか焦りだす始末。
Vはホコリをかぶったジャケットを大急ぎでクリーニングし、私は当初予定した毒々しい真っ赤なお気に入りの一張羅を諦めて(後の配偶者VISA申請の時に役所の人に不信感を与えないため。。。)清楚感のあるオフホワイトのワンピースに変更。

宣誓式当

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5月振り返り

LOOK BACK ON THE MAY

5月は行動に移せた月だったので星3つ。
週2回の英会話、そして週1回のマレー語クラス。

スロースタートながらも、社会との接点の取り戻しに軽くエンジンをかけられたと思っている。

一人で家にこもってコツコツ学習するのはやっぱり楽しくない。
私の場合は英語学習のモチベーションを保つためには、同じ目的を持った人たちと、オンラインではなくフィジカルに交流できる

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FURIOUSおばば

昨日のおばばはすごかった。
FURIOUS ANGRY GRMPY SULKY

皆が眠くなってきた23時ころから、おばばの定期的にやってくる不安症発症。
真っ暗な部屋からぬっと出てきて、夜のリビングでわめきはじめる

おばば:EXCUSE ME?SOMEONE THERE?DARLING COME HERE.
あなたにまだ200ドル払ってなかったわよね?今払いたいからこっちに来て一緒に財布確認し

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イポーの長い夜

イポーの長い夜

5月21日
Vの従兄弟であるLがオーストラリアからマレーシアに帰省中のため、
結婚の報告もかねて彼の両親が暮らす街、イポーへ。

KLからは車で2時間ほど。

Lの両親はとてもamicable and convivial な人たちだ。
甥であるVを実の息子のように可愛がり、私のこともまるで娘のように接してくれる。
彼らのところに行くのは今回で2回だけれど、なんのプレッシャーもなく、かえって楽しみ

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ケーキおばば

ケーキおばば

近所の散歩から帰ってくるとVがキャロットケーキを焼いていた。
前回のレシピはgreasyだったから、油の量を変えてみたとのこと。

ケーキが焼けるいい匂いが家中に漂っている。

こちら、おばば。
菓子作りが得意だったおばばは元気な頃はしょっちゅうお菓子を作っていたそう。
キッチンには今も分厚いおばば手作りのレシピ本があって、新聞記事や主婦コミュニティーなど方々からコレクションしたレシピは40年近く

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英会話2回目

今日はモーリシャスの女のセンセ。
マレーシア人の生徒が一人増えクラス編成は5名。

雑談メインで話題はone after the other 何を話していたかうろ覚え。
新しい生徒JESSがチャイマレ&大学進学を控えているため、マレーシアの教育システムについて質問攻めだった。

マルチエスニック国家、マレーシア。
アジアでシンガポールに次ぐ英語力2位のこの国だけれど、やはり教育格差によって英語力に

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dementia おばば

dementia おばば

Vの家には御年89歳の認知症おばばがいる。
台所すぐ横のまるでお仕置き部屋のような、小さな部屋が彼女の部屋だ。
歩行器を使ってゆっくりゆっくりリビングに現れる。

認知症の進行段階で言えば混乱期の中期にあたるだろう。
V曰く発症してから6年目くらいらしいが、ここ数年症状が加速している模様。

記憶障害、徘徊、幻聴、幻覚は朝飯前。

現時点で彼女が登場人物として認知しているのはVのみ。
しかも、孫の

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英会話初日

英会話初日。
NeutralかつFreshな気持ちでMRTに乗り込み、時間通りに教室へ。

授業料は週2日、2.5時間のコースでRM680。

Pre-Intermediateクラスの先生は年配のBritsと来て、生徒は私を含め4人の少人数クラス。内訳:日本人×3、韓国人×1
この生徒層は、極東アジアの英語教育の脆弱さを表す良い構図だわねぇなんて思いながら、軽く自己紹介をして、授業スタート。

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