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『シン・ウルトラマン』2回目、見た直後の雑記


初見はこちら。

2回目

竜頭竜尾、胴体だけ蛇といった手応え。

ラストエピソードのアレは納得行くが、
真ん中のエピソードに当たる外星人✕2でテンションが大きく落ちる。

人によっては冒頭のラッシュと禍威獣✕2のエピソードの勢いで中盤以降も乗り切れるかもしれない。

それと『シン・ゴジラ』と比べた時の物足りなさは、『シン・ゴジラ』は政府主導、他トップダウン、それとマスコミ・一般人目線もあったのに対して、『シン・ウルトラマン』はあくまでも禍特対中心で、政府との連携は若干あるが、マスコミ・一般人目線は極力排除した作りになり、そこに起因したものである。

そこはあくまでも66年版「ウルトラマン」の設定を蔑ろには出来ないので、敢えてこういう視点、リアリズムよりも「ウルトラマン」という架空の世界を大事にしたのであろう。

加えて、出来れば三部作ぐらいにすれば、もう少し他の禍威獣も出せたり、今回出た禍威獣も変化・形態変えをする余裕があったはず。
それをせずに、ラストエピソードでアレを出した。
まあ、シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースの方針なのかもしれないが、MCUだってDCだって1作では終わらせないのに1作に色々詰め込むやり方に不満というかシコリが残る。

あと外星人のフォルムは悪くないが、何故かテンションが落ちる。理由として、外星人といいながら他の星からどうして来たかをやっていないし、それぞれ不気味さ・怪事件のエピソードが乏しい。
人間態から怪人・星人になる場合、人間態におけるエピソードが重要になるが、そこが外星人と神永を中心とした禍特対とのやり取りのみだからエピソードが弱くなる。
それと禍威獣のエピソードと比べて音楽が控え目になり、この点でもテンションが下がる。

要は不満点はあっても前半・終盤の良さで良しとするか否かなんだけど、
『シン・ゴジラ』と比べるとどうしても見劣りするね。

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