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Cannes Lions事例メモ

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#朝活

Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #41「STRIKING LESSONS」

STRIKING LESSONS
2016年PR部門作品
Brand:BRISA HIGHWAY COMPANY

概要背景・目的:交通事故は、24歳までの若者の死亡・重傷の主な原因となっていて、そのほとんどが、不注意によるものだった。

アイデア:
・生徒が教習所に到着すると、教官として来たのは体に大きな傷を負った人々。交通事故からの生還者だった。
・授業中、どのようにして怪我を負ったのか彼ら

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #40「MEET GRAHAM」

MEET GRAHAM
2017年PR部門作品
Brand:TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION(オーストラリア・ビクトリア州の交通事故委員会)

概要背景・目的:交通事故に関して、様々な手段でメッセージが発信されるが、それらはあまりに多く、あまりに当然な内容なので、かえって人は聞き流してしまう。別のアプローチから交通事故に関しての発信を試みた。

アイデア:
・外科医と交通

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #39「REWORD」

REWORD
2016年PR部門作品
Brand:HEADSPACE

概要背景・目的:
オーストラリア西部の子供たちは、10人中7人の割合でオンライン上でのいじめに苦しんでいた。しかし、当時彼らをそのような誹謗中傷から守るすべはまだなかった。

アイデア:
・出来心で書いてしまった悪口に対し、赤い線が表示される機能をGoogleの拡張機能に実装した

効果:
・最初の6週間で1億5000万のイ

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #38「SWEETIE」

SWEETIE
2014年PR部門作品
Brand:TERRE DES HOMMES

概要背景・目的:
豊かな国の男性が貧しい国の子供たちに金を払い、オンライン上で性行為をさせる犯罪が毎日何万回も起きている。
それにもかかわらず、2013年時点で有罪判決を受けたのはわずか6人だった。この性犯罪を明るみに出すために、積極的な取り締まりをしなければならなかった。

アイデア:
・コンピュータープログ

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #37「ALZHEIMER EXPERIENCE」

ALZHEIMER EXPERIENCE
2012年PR部門作品
Brand:ALZHEIMER FOUNDATION

概要背景・目的:
アルツハイマー病はエクアドルで最も悲惨な病気の一つになると言われていた。このようなアルツハイマー病に関しての意識向上。

アイデア:
・スーパーマーケットと協力
・全商品をいつもとは違う位置に陳列することで、
・アルツハイマー病を一般の人にも体験させた
・レジ

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #36「#BODYCANTWAIT」

#BODYCANTWAIT
2018年PR部門作品
Brand:HANDICAP INTERNATIONAL

概要背景・目的:
世界には、事故などで手足を失い、義肢を必要とする人が1億人はいるとされる。
こうした人々に義肢を寄付しており、支援活動を広めるにはより多くの資金が必要だった。

アイデア:
・#BODYCANTWAIT と銘打つ
・パリ・パラリンピック開幕直前の2018年3月6日に合

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #35「THE COLORBLIND VIEWER」

THE COLORBLIND VIEWER
2018年PR部門作品
Brand:TENNESSEE DEPARTMENT OF TOURIST DEVELOPMENT

概要背景・目的:
テネシー州は紅葉の名所であった。

アイデア:
・赤緑の色覚異常に苦しんでいる人が1,300万人いる。彼らに、美しい紅葉を見てもらうことをアイデアにした。
・紅葉を望む望遠鏡に、色覚異常を軽減するフィルムを入れ

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #34「THISABLES」

THISABLES
2019年PR部門作品
Brand:IKEA

概要背景・目的:
体に障がいがある人にとっては、一般的な家具は使いづらい。一方で福祉家具は一般的な家具の倍の値段する。このような問題の解決。

アイデア:
IKEA製の家具に合う、補助パーツを店舗や3D印刷用データで配布することでデザインを大衆化した

効果:
・補助パーツ付きの家具の売上が前年比37%増

感想・補助パーツをつけ

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #25「POCKET MONEY - EQUAL FUTURE」

POCKET MONEY - EQUAL FUTURE
2018年PR部門Gold作品
Brand:豪・ANZ BANK
Agency: TBWA, Melbourne, Australia

概要背景:
オーストラリアにおける男女の賃金格差は18.8%ある。
40年以上働くとその差の合計は70万豪ドル(4,200万円)以上となる。

目的:
男女の賃金問題に関する問題提起

アイデア:
・国際

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #24「TO THE LAST TREE STANDING」

TO THE LAST TREE STANDING
2018年PR部門作品
Brand:GREENPEACE

概要背景:
ビャウォヴィエジャの森は、ヨーロッパ最後の原生林であるが、違法な伐採が後を絶たなかった。ポーランド政府も、伐採に対する抗議活動を却下するなど、森林の保護には消極的であった。

目的:
こうした情勢への問題提起ビャウォヴィエジャの森林保護

アイデア:
・マインクラフト上で、5

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Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #22「THE SALT YOU CAN SEE」

THE SALT YOU CAN SEE
2015年PR部門作品
Brand:FUNDACION FAVALORO

概要目的:
アルゼンチンでは一人当たりの一日の塩の摂取量は15gで、WHOが推奨する量の3倍になっていた。
こうした健康問題に対しての問題提起

アイデア:
・塩をどれだけ使ったかが分かるように、赤や青などに色付け
・各地で配布したり、寄付をしたりして広めた

効果:
・1800

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Cannes Lions事例メモ Outdoor部門篇 #21「The Fake News Stand」

The Fake News Stand2019年Outdoor部門Gold作品
Brand: Columbia Journalism Review
Entrant: TBWA\Chiat\Day New York

概要目的:
世の中に溢れているフェイクニュースに関しての注意喚起

アイデア:
・ソーシャルメディアを通じて拡散するフェイクニュースの見出しをまるで本物の新聞や雑誌のようにつくる
・そ

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Cannes Lions事例メモ Outdoor部門篇 #20「Signs of Love」

Signs of Love2019年Outdoor部門Gold作品
Brand: Anz bank
Entrant: TBWA\Melbourne

概要目的:
「シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディグラ・パレード」はオックスフォード・ストリートなど中心街が盛り上がるのに対して、LGBTIQ+ コミュニティの 84% は自分たちが安全でないと感じる地域があるという感覚を持っている。
オック

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Cannes Lions事例メモ Outdoor部門篇 #19「THE DANCING TRAFFIC LIGHT」

THE DANCING TRAFFIC LIGHT2015年Outdoor部門作品
CL:独・ダイムラー
Entry:smart

概要目的:
歩行者の信号無視を減らすこと

アイデア:
歩行者用の赤信号を楽しく待てるように、「赤信号の中の人」が踊る仕組みを作った

効果:
・信号を待てるようになった人が81%増加

感想・ただ信号を見ている歩行者だけでなく、「赤信号を作り、人の命を守る人」を作り

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