Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #24「TO THE LAST TREE STANDING」

TO THE LAST TREE STANDING

2018年PR部門作品
Brand:GREENPEACE

概要

背景:
ビャウォヴィエジャの森は、ヨーロッパ最後の原生林であるが、違法な伐採が後を絶たなかった。ポーランド政府も、伐採に対する抗議活動を却下するなど、森林の保護には消極的であった。

目的:
こうした情勢への問題提起ビャウォヴィエジャの森林保護

アイデア:
・マインクラフト上で、500億個のブロックを使いビャウォヴィエジャを再現する
・再現した後、一本の木だけ残し、残り約700万本もの木を伐採する
・悲惨さを表現する

効果:
・最終的に1億人以上にリーチ
・17万人が森の保護を訴える嘆願書に署名
・伐採を認めていた環境大臣は罷免され、伐採は禁止となった

感想

・「流行りのゲームの中」で、「悲惨さが分かるように」したことが1番のポイント。
・CGを使うとかではなく、ひとつひとつ人の手で作ったマイクラの森林。スゲーからの破壊によって悲しさも乗っかる。
→これが現実にも起こっていると思うと、なんとかしたいと動きたくなる

抽象化

◎問題の初めから終わりまでの可視化
◎流行りのゲームの参加性の利用

参照


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