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2024年3月の記事一覧
歴史上有名な「なりすまし詐欺」事件
小さいころ、母親がまったく別人の顔になっている夢を見たことがあります。家族や周りの人は普通の対応をしてるけど、明らかに顔が違う。誰だこいつは!子ども心には本当に恐ろしくて、朝起きて母親の顔を確認してホッとしたものです。
これは夢だったからよかったけど、自分の肉親や王様だと名乗る全然違うヤツが現れたら、いったいどうなっちゃうでしょう。
今回は歴史上に実在した 「別人物になりすました詐欺師・ペテン
「真のイスラム国家」を巡る議論の歴史
ごく普通の日本人が持つ「イスラム」や「イスラム教」についてのイメージは
戒律とか教えが厳しそう
なんか良く分かんないけど、いっつも戦争やってる
くらいの極めて曖昧なものではなかろうかと思います。
ただどっちも半分は合っていて、イスラムの歴史は外敵との戦いは勿論、コーランの教えの解釈を巡って同じイスラム教徒同士で戦い続けた歴史でもあります。
日本では大規模な宗教戦争や国を二分するような論争
アメリカ大統領選に出馬した伝説的な泡沫候補
アメリカ大統領選挙は、アメリカのリーダーを決める大事な戦いであると同時に一種のお祭りのようなもので、毎回とんでもない泡沫候補が現れては、アメリカ人にネタを提供しているようです。
自由と民主主義の牙城、アメリカのとんでもない泡沫候補を見てきましょう。
1. すべてのアメリカ国民にポニーを!2016年度の大統領戦に無所属で立候補予定のバーミン・シュープリームは、自分のことを「フレンドリーなファシス
イブン=ハルドゥーン『歴史序説』イスラム思想から見る国家発展論
イスラムの思想と言えば、やれジハードだ、やれ拉致って殺すだ、過激なものをイメージする人も多い気がします。
コーランやイスラム教の成り立ち自体に暴力的な要素が含まれていることは事実なんですが、大多数のイスラム教徒は僕たちと変わらない、メシ食って働いて買い物してみたいな生活を望む、普通の平和的な人たちです。
イスラム国みたいな連中をしてイスラム教徒だと外国人に思われるのは、ネトウヨとか在特会みたい
どのようにして「インドネシア国家」は成立したのか
21世紀の大国として注目されるインドネシア。
そこに住む人は「インドネシア人」ですが、厳密に言うとインドネシア人という民族は存在しません。
インドネシアは、ジャワ人やスマトラ人、バリ人、アンボン人など、約300の民族から成る多民族国家です。
私は2013年にバリ島からジャワ島まで長距離バスを使った横断旅行をしたことがあるのですが、バリ島からジャワ島に渡った後、まるで外国のように町や人の雰囲気が違
イエス・キリストの顔は西洋絵画でどう変化したか
我々が想像するキリストの顔と言えば、
肩まで垂れた長髪
面長な輪郭
二重でぱっちりした目
こけた頬
口元とあごに生えたヒゲ
のような感じです。 絵が下手な人に「キリスト描いてみて」って無茶ぶりしても、だいたいこのイメージに従って書いているような気がします。それにしてもいつの時代からこのイメージが出来上がっているのでしょうか?
初期キリスト教時代のイエス像キリストがゴルコダの丘で十
公式に「存在しなかった」ことにされた人たち
歴史は「正史」 を元に作られます。
正史は時の権力者が自分たちを正当化するために書くので、いろいろ事実をねじ曲げて書いたり、曲解したり、都合の悪いことは削除したりしているものです。
その中で、正史からは名前が消されてしまった人たちも多くいたはずですが、「歴史から名前を消されたことでかえって有名になった人」もいたりします。
1. ニコライ・エジョフ (1895 - 1940)1937年に当中