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#新型コロナウイルス対策

JAMAで報告されたレポートの日本のCOVID-19に対する医療に有益性

JAMAで報告されたレポートの日本のCOVID-19に対する医療に有益性

9月15日2023年に、東京都の新型コロナウイルス対策会議で、omicron type SARS-CoV-2 EG.5 subvariant、通称エリスと呼ばれているsubvariantが、東京都内の新規の全SARS-CoV-2感染者の4割を占めていることが報告された。これまでの東京都での医療状況から、日本でのomicron type SARS-CoV-5 EG.5 subvariantの感染者の

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人種間で認められる心筋炎・心内膜炎の発症頻度の差

人種間で認められる心筋炎・心内膜炎の発症頻度の差

2022年12月に、日本の厚生労働省によって報告された結果から、ファイザー社とモデルナ社のmRNA based COVID-19ワクチン接種後に、ごくまれに心筋炎・心膜炎を発症することが明らかとされた。特に、10代・20代の日本人の男性で、mRNA based COVID-19ワクチン2回目の接種後4日程度の間に心筋炎・心内膜炎の発症が認められる傾向があることが明らかになりました。

Osterら

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癌治療と新型コロナウイルス感染症COVID-19時代、ACE2-lowering antineoplasticsの処方の重要性



最近公表された臨床研究では、ACE2の発現を低下させる可能性のある抗腫瘍薬を投与された患者は、他の抗腫瘍薬治療を受けた患者でのSARS-CoV-2陽性率12.9%と比較して、統計的に有意に低下したSARS-CoV-2陽性率7.0%を示したことが示されている。つまり、他の抗腫瘍薬と比較して、ACE2の発現を低下させる可能性のある抗腫瘍薬を投与された患者は、SARS-CoV-2陽性率が低いことが明

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癌患者へのCOVID-19ワクチン接種の安全性の確認の必要性



全身への化学療法による治療後又は治療中のがん患者において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)での死亡リスクが高い。したがって、癌患者は、COVID-19ワクチン接種の優先度の高いグループである。しかし、癌患者に対するCOVID-19ワクチンの安全性および有効性データは、得られていない。また、癌治療の専門家より、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による治療されている患者において、CO

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IL-6阻害剤とCOVID-19治療の重要な関係性



COVID-19治療において、有益な結果が報告された。

本臨床試験において、IL-6受容体拮抗薬であるトシリズマブとサリルマブによる治療により、ICUで臓器サポートを受けているCOVID-19の重症成人患者の生存率のアウトカムが改善されたことが報告された。トシリズマブとサリルマブは、共にIL-6阻害剤である。

2021年4月21日、日本の厚生労働省は、慢性関節リウマチに対する治療のために処

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質問:COVID-19ワクチン接種によりウイルス変異体に対する中和活性は誘導されるか?



いくつかの臨床医学の研究グループは、以前にCOVID-19に感染した医療従事者が、mRNAベースのCOVID-19ワクチンの単回投与に対するリコール反応を開始できるかどうかを評価している。ある研究グループは、実験室で確認された血清学的検査に基づいて、以前にCOVID-19に感染した医療従事者は、以前に感染していない医療従事者よりも、mRNAワクチン(コミナティ筋注接種)の単回投与に対する抗体価

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