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#63【経営企画本部長インタビュー(前編)】柔軟な「対応力」と計画を遂行する「実行力」は、この方から学ぶべし。

みなさんこんにちは。
毎月、第2・第4火曜日にお届けする「インタビューシリーズ」。
今回はタカマツハウスに6つある本部のひとつ「経営企画本部」のトップ、宇杉本部長のインタビューをお届けします。困難もやりがいのあるワクワクに変えてきっちりやり切る遂行力とハートフルなマインドから立ち上げ業務を成功させるヒントを学べ! 海外駐在立ち上げのこぼれ話も必見です。


【プロフィール】経営企画本部長 宇杉 大介(うすぎ だいすけ)

【経営企画本部長 宇杉大介】

1974年1月生まれ。A型。生まれは名古屋。小学校低学年までを栃木県宇都宮市で過ごし、中学卒業までは宮城県仙台市で暮らす。前職の大和ハウス工業では、情報システムの構築から海外戸建住宅事業の立ち上げまで多岐にわたる実績を持つ。2023年1月1日、タカマツハウスに入社、経営企画本部長に就任する。

【現在】営業のための「効率化」と「ストレス軽減」を追求

―現在の仕事内容を教えてください
経営企画本部内の「人事総務部」と「事業企画部」を見ています。経営企画本部の役割は、会社の成長を促進するための仕組み作り。具体的には営業が良い成果を出すための「効率化」と「ストレス軽減」だと思っています。システム的なことや仕組み、報酬面など多岐に分かれるので、様々な角度から取り組んでいます。

今年1月に入社して最初に感じたことが、経営データの管理状況に改善の余地がだいぶあるなということでした。そこで物件情報を脱エクセル管理化することで登録の手間を減らし、経営分析を行いやすくしました。エクセルファイルが壊れて、皆が絶望の淵に立たされるという事はもう起きないと思います(笑)。まだまだDXと呼べるような段階ではないですが、ようやく成長戦略を構築するための土台ができてきました。また、SDGsの観点からペーパーレス化にも徐々に力を入れています。

もうひとつは、社員のエンゲージメント(満足度)調査結果に基づいた対策です。具体的には「教育研修制度の強化」と「評価の可視化」。中途採用の社員が多いので、理解度に差があっても対応出来る教育研修制度の構築や、社員ひとりひとりへの評価のフィードバックの場をつくりました。

営業の会社紹介の手助けになればと、日本茶ティーバックのノベルティをつくってみたのですが、これが好評でして。私もとても気に入っています。様々な角度からタカマツハウスを知ってもらうための“きっかけづくり”を今後も取り組んでいきたいです。(ノベルティの記事は以下よりご覧ください。)

【入社経緯】人生の選択は「〇〇〇〇するほう」を選ぶ!

―入社経緯を教えてください
前職の大和ハウス工業では、情報システムで住宅プレゼンCADの開発、住宅事業推進での事業企画・商品企画、マレーシア戸建住宅事業立ち上げ、国内住宅営業、九州地区の統括など、私ほど住宅事業で色々なジャンルに携わってきた人はいないのでは? というくらい住宅にまつわる様々な業務経験をしてきました。住宅事業推進部時代に直属の上司だった金田常務は、その頃から私を気にかけてくださって。タカマツハウスに行かれてからも、ちょこちょこ「最近どう?」とご連絡をいただいていました。実は2020年に一度お誘いいただいたのですが、新たな任務に就いたばかりだったのでお断りしているんです。再度2022年の夏頃にお声がけくださって。そのタイミングで転職を決意しました。

―なぜ最終的にオファーを受けたのですか
大手ハウスメーカーは、この2、3年はかなり厳しい状況だったのですが、そんな中タカマツハウスはすごい勢いで成長していて、全く違う風を受けて走っていました。何より金田常務がすごく楽しそうで、イキイキされていて。その頃の私は、仕事に行き詰まりを感じていたこともあり、もう一花咲かせたい。やりがいのある仕事を思いっきりやりたい。と思っていたんです。タカマツハウスは、幸い営業はすごくがんばってくれて売上はあがっているけど、まだ4年目の会社で仕組みが完全には整っていない。次から次へとやりたいことがあるけど、まだできていないとおっしゃっていて。それを聞いて、立ち上げはマレーシアでも経験しているので、「わかる、わかる! そういう状態って楽しいですよね!」と、ワクワクしたんです。基本的に人生の判断は「どちらがワクワクするか」で決めてきたので、それをやらせてもらえるというのが大きかったです。年齢的にも転職はギリギリのタイミングかなと思っていたのでお受けしました。今は何をやってもプラスしかないという状況なので、毎日楽しく仕事ができています。妻にも毎日楽しそうに会社に行ってるね、と言われます(笑)

【タカマツハウスの魅力】血の通った文化を根付かせたい!

―タカマツハウスの魅力を教えてください
タカマツハウスは、毎朝朝礼で契約を取った人の発表があるんです。契約取った人は協力してくれた人に感謝の言葉を伝えて、最後にみんなで拍手する。その文化がすごくいいなと思って。それは藤原社長というパーソナリティーがそうさせていると思います。今後会社がさらに大きくなっていった時にも、続けられるようにしたくて。そのために実際に取り組み始めているのは、「企業理念」を根付かせること。「こういうふうには言っていますがね…」と、しらけた見方にならないよう上手く血を通わせ続けたくて、色々と試みています。

―具体的に何をしたのですか
それを踏まえ4〜6月の第一四半期に新たな試みを実施しました。営業向けの「ロケットSTARTキャンペーン」を実施したのですが、それと並行して感謝の気持を可視化したいと思い「大感謝祭」というイベントを提案・実施しました。内容は、営業から非営業に対してひとり3票、必ずコメントも添えて感謝の投票をするというもの。コメントは本人に全てフィードバックしました。うちの会社のいいところは、営業さんもしらけずにちゃんとやってくれるんですよ。全てのコメントに目を通したのですが、「いやぁ、いいわ〜」と思いました(笑)そんな雰囲気をずっと持てるように、今後も仕掛けて行きたいと思っています。

【今後の目標】「販売強化」をサポート! ワクワク感に貪欲です(笑)

―今後の目標を教えてください
タカマツハウスとして、今期で一番力をいれて掲げているのが、「販売強化」。具体的には、いかに多く問い合わせをいただくか。そのためにはSUUMOなどのポータルや自社HP、広報活動で会社自体の認知度を上げるなどがあります。そして、問い合わせをいただいたらそれをいかに成約に近づけていくかと言う面で、販売メンバーの教育も力を入れてやっていきたいです。また、4月から「ミラクラスマッチング」という新しいサービスを始めました。これは当社の土地を購入頂いた方にハウスメーカーをご紹介し、家づくりの支援を行うというもの。企業理念にある「沢山の幸せを、かたちにしていく」事業を作っていきたいと思います。

―働く上で大切にしていることを教えてください
ワクワク感。基本的に人生の判断材料は「どちらがワクワクするか」で決めています。実務で意識をしているのは、レスポンスを早くすること。相手が時間を取ってやらないといけないことをなるべく早くやるように心がけています。いくつか業務が常に並走しているので、ボールがどっちあるかというのを意識しながら、相手にボールがある時に他の業務をやっています。スケジュール的なことだと、いつもPCに付箋アプリを立ち上げています。終わったものを消して、順位付けをチェックし、必要な時は組み替えて。終了したタスクを消す瞬間が嬉しくてね(笑)。カレンダーで日程管理、付箋アプリでタスクの管理をしています。

【リクエスト】“マレーシア立ち上げ”のこぼれ話

―「マレーシア立ち上げの話を知りたい!」とリクエストがあったので教えてください
戸建住宅事業の成長戦略の一環で立ち上がったプロジェクトで、会社として住宅事業としては海外駐在がほぼ初の試みで、私は2012~2018の6年間駐在しました。マレーシアで日本の戸建工業化住宅を建てて販売する。という不動産開発だったのですが、ある意味すごいベンチャーで。まず駐在員の事務所を探すところから始めました。英語もままならない3人でスタートし、電話の引き方から何から何まで1からやりました。外国の企業は簡単に現地で土地を買うことができないので、まずは現地のパートナー探しから。日本の住宅を持ってきた時にどうやったらマレーシアの気候にあうのか、というのを考える傍ら、それは残りの二人に任せて、私は言葉の壁にぶつかりながらもパートナー探しに奔走し、事務所を立ち上げて半年くらい経った頃にようやくパートナー企業が見つかりました。

大和ハウスの住宅は鉄骨住宅なので、まずは鉄骨をつくるところから始めました。また作業員も日本のような大工はもちろんいなくて。技術の教育から始めました。日本の技術って素晴らしくて10m×10mの建物を作るときに1cmもずれないんです。それがあちらの考え方は、誤差5cmくらいだったら十分でしょ!という考え方。はたまた設計者も「畳ってなんだ?」というレベルだったので、そちらも1から説明して。日本の象徴でもある桜のような木を植えたり、水の流れを日本庭園のようにつくったり。総じて楽しかったですが、その楽しいという一言の裏には苦労もたくさんありました。でもやっぱり私は、立ち上げのワクワク感にやりがいを感じますし、そういうのが好きなんです。

【まとめ】

実務を組み立て遂行する力と困難もワクワクに変え楽しいと言い切るマインドに器の大きさを感じました。リクエストのあったマレーシアの話は、話題満載で全て書ききれなかったので、もっと詳しく知りたい方は直接聞いてみてくださいね♪ 後編では、ワインの資格も取得している?! と小耳に挟んだプライベートについて迫ります。お楽しみに!

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