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日々の台所

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#一人料理リレー

油抜きのやり方

油抜きのやり方

これをやるだけで「あれ?今日の煮物は味染みよくない?」そんなさりげない一席。

やり方

1、油揚げや厚揚げ、ガンモなど(一度揚げてあるもの)をご用意

2、お湯をボッコボコに沸かす
熱湯風呂ばりがポイント。

3、お湯に具材をIN

「押すなよ押すなよ」のくだりはフルカットでIN。しばらくグツグツしてOK。

4、よーく見て

油が結構出てきているでしょう。古い油をつかって揚げてあるもの

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いりこのあれこれ

いりこのあれこれ

さてはて、今日はいりこについてのうんちくを一席。

「いりこと煮干しって違うの?」なんて質問を受けることが、たまにある。

答え…

「呼び方が違うだけで同じもの」。

なんだぁーいっ!って、初めて聞いたときになりました。

東日本では「煮干し」、西日本の方では「いりこ」と呼ばれることが多いそう。

東北出身の私はあまり馴染みのない出汁文化(そもそも実家に出汁の概念が存在しなかった

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私のもうひとつのスタンド(=塩麹)

私のもうひとつのスタンド(=塩麹)

もういっちょ大活躍なスタンド(=塩麹)についての一席。

さんざん、醤油麦麹について話してまいりましたが。忘れちゃいけないもう一つの万能調味料っ!

ここ最近のブームは、新玉ねぎとニンニクを鍋にドカンと入れてじっくりコトコト。

気分でベーコンなんかを入れちゃって、この万能調味料で味を整えるだけ。(サイコー)。

さらには、肉との相性が抜群にいい。

そう、この子の名前は「塩麹」以後お見知

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私のスタンド(=醤油麦麹)のつくり方

私のスタンド(=醤油麦麹)のつくり方

これであなたも、気持ちはお料理上手な一席。

さて、前回、前々回とだいぶヘビーな「麹愛」を綴りまくってきた訳ですが(麹について、醤油麦麹についての記事をご参照)、今日はつくり方をば。

まずは、「麦麹」「醤油」「ぬるま湯」をご用意ください。

麦麹は、おそらくスーパーでは手に入りにくいと思うのでよかったら私も愛用しております、「五味醤油さんの麦麹」をご用意くださいね。
※米麹、麦麹、ひしお麹が

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伯山先生とフリットと日本酒。

伯山先生とフリットと日本酒。

ちょいと手間を加えたフリットの一席。

数ヶ月前に真打に昇進いたしました神田伯山先生。

ラジヲでは、「ど」が何個つくであろうお下のネタが、とんでもないことになっているな。(講談もすごいけどね!)

そんな話を肴に、もうそろそろ旬が終わる「長芋」に一手間加えたフリット。そして日本酒をくいっとな。

さぁ皆さま、本日はいたってシンプル。揚げ物は慣れです。

「長芋」「基本の出汁」「醤油」

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すり鉢ほしくなーる。

すり鉢ほしくなーる。

これを読むと「いいすり鉢がほしくな〜る」な一席。

ここ最近はひたすらに、美味い汁物をつくろうと励んでおります。

どうです皆さん、ここいらで「本気味噌汁のパンデミック」を巻き起こしてゆきましょう。

料亭みたいな感じではないです。安心してください。

濾す作業。

ないです、ふぅ〜!嬉しいっ!

家庭に落とし込めるけど、ちょい丁寧。何より楽しくつづけられるをポリシーに本日も参りますよー!

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でもやっぱり葉っぱが好き。

でもやっぱり葉っぱが好き。

「なんと!こんなうまい酒の肴があったとな!」の一席。

さてはて今日はピッチをあげてのスタメン発表。

「人参」「明太子(たらこ)」「ごま油」「醤油」「酒」「みりん」「砂糖」をご用意。

サクサク切って、チャチャっと炒めて、ジュワッと調味料をかけるだけ。

「なんと!こんなうまい酒の肴があったとな!」

と、感嘆の声があがることでしょうっ!旨い日本酒を飲みたくなることでしょう!(麦

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白味噌のオールラウンド力

白味噌のオールラウンド力

「え、白味噌。あいつや意外とやるな」そんな一席。

皆さんの家にある味噌を思い浮かべてみてください。

なに味噌をおつかいでしょう?

なんとっ!白味噌がないとな。

OH!WOW!정말?จริงหรือ?

これを読んでいたら、あら不思議。足が勝手にスーパーの白味噌コーナーへと向かうことでしょう。あれれ?手が勝手に、ネットの購入ボタンを押していることでしょう。

「白味噌」

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寅ちゃんの好きな煮っころがし

寅ちゃんの好きな煮っころがし

「ほら、寅ちゃんの好きな煮っころがしだよ」なんてシーンが浮かんでくる一席。

昨年は、これでもかというくらい寅さんお熱な年だった。

ネットフリックスにて男はつらいよを全話見返して、柴又にも2回行った。
愛はとめどなく溢れ出て、寅さんに想いを馳せる酒場「やけのヤンパチ食堂」を人情溢れる粋なねぇちゃん、梓さんと共に開店させた(梓さんは編集のお仕事をしていて、痺れる文章を書いているかっくぅいい

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手抜きではない湯豆腐(眼鏡との関係)

手抜きではない湯豆腐(眼鏡との関係)

「醤油に一手間加えたら、それはもう手抜きではない」そんな一席。

鍋の中に昆布と豆腐、葉物なんかがあったらサッと切って、スーッと鍋の中へすべらせる。

蓋をしてグツグツ。グツグツ。

火からおろして蓋をあけたら、ふわぁ〜と湯気があがる。同時に、かけていた眼鏡が曇る。

「フーフー。あちちっ。」

なんぞと言いながら、豆腐に醤油をつけ口へ運ぶも、また眼鏡が曇る。

待てよ、これは手抜きか

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新婚の夫婦感を楽しめるソース

新婚の夫婦感を楽しめるソース

想像するだけで新婚夫婦の食卓が広がりそうな一席。

毎年春になると、桜鱒をつかったムニエルをやるのがセオリーみたいになっています。今日もいい天気だ。

下味つけ、粉をはたいて、バターで焼く。
そのまま醤油でいくのか。いや、自家製のトマトソースをかけるのもいいし。さてはて困ったぞ、なんて時にぴったりなのが「レモンバターソース」。

簡単なくせに、美味しいし、何と言っても小洒落てるからね。

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ちょっぴり庶民派な白和え

ちょっぴり庶民派な白和え

豆腐と胡麻と旬のお野菜をつかった白和えの一席。

よく小洒落たお店にいくと、春菊と苺を合わせた白和えをよく目にします。
だから私も真似てつくってみたものの、やっぱり苺はそのまま食べるのがうまいなと安定の庶民舌でございました。

さて今回ご紹介する白和えは、色々すっ飛ばしつつも美味しい作り方。

「白味噌」「木綿豆腐」「胡麻」「塩」「葉野菜」をご用意くださいませ。

ほんとはきちんと裏ごしし

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鯖缶の底力

鯖缶の底力

鯖缶の素晴らしさを体感する一席。

「身体にいいから、味噌汁は毎日飲みなさい」

母からよく言われていた言葉。

大変失礼なことに、私は母のつくる味噌汁はあまり得意ではなく。

青春時代はいつも苦行のように一気飲みしていました。(味噌汁話は、私が料理をはじめるきっかけとなるエピソードなので、また別の機会に)。

とは言いつつも、中には好きなものもいくつかあって。

ちょうど今の時期くらいの時期

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基本のナムル

基本のナムル

今日はナムルについての一席。

旬の野菜を、ごま油と調味料で和えるだけ。
10分くらいで仕上がって、常備も可。
組み合わせの妙によっては、酒の肴にもなるときた。

さぁて、「ごま油」「鶏ガラスープの素」「醤油」「塩」「にんにく」「旬の野菜」をご用意ください。

はじめのうちは、味が濃くなり過ぎたり、逆に薄くなったりしますが、大丈夫。濃くなってしまったら、最悪卵とじてしまえば結構いけます

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