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でもやっぱり葉っぱが好き。

「なんと!こんなうまい酒の肴があったとな!」の一席。

さてはて今日はピッチをあげてのスタメン発表。

「人参」「明太子(たらこ)」「ごま油」「醤油」「酒」「みりん」「砂糖」をご用意。

サクサク切って、チャチャっと炒めて、ジュワッと調味料をかけるだけ。

「なんと!こんなうまい酒の肴があったとな!」

と、感嘆の声があがることでしょうっ!旨い日本酒を飲みたくなることでしょう!(麦のお湯割でもいいねっ!)

もちろん、ごはんとの相性も最高だし、少し多めにつくって卵でとじれば…。

「もうっ。この人たらしっ!(はぁと)」

そんな不埒な一品が完成いたします。

こんな初夏のよいお天気に、朝っぱらから弄ばれてやろうじゃぁないかっ!

皆様、片手にお酒もご用意ください。

材料/小さい小鉢1杯

●炒めるもの●
人参 小さいの一本分くらい(大きかったら)
明太子(たらこ) スプーン大盛り1
ごま油 適量

●味つけ●
醤油:みりん:酒:さとう
1:1:0.5:0.5〜1
▼今回の場合
醤油 スプーン1
みりん スプーン1
酒 スプーン0.5
砂糖 スプーン1

つくり方

1、人参を千切り(臆するな切ることから全てがはじまる)

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きっと性格がでるであろう千切り。思いのままに切ってみてください。細い、太い。太さがバラバ?(いいですね、いいですねぇ。)
みんな違ってみんないい。おいしいと思えればそれで大丈夫。千切りだから細く切らなければ!など思わなくてよし。やってれば自然と太さの切り分けができるようになってくることでしょう。臆せず考えずに包丁を握りましょう。(まっ、わたしはむちゃくちゃ細く切れるけど、ねっ!なんて意地悪を言ってみる)。

2、炒めます(漫☆画太郎の婆さんではなくギャルを目指す)

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酒の肴をつくるときは、サラダ油ではなく「ごま油派」です。シュインッとひと回しフライパンにごま油を回しかけ火にかけます。よい香りがしてきたら人参をザッと入れて炒めましょう。火が強すぎたり、火入れしすぎると人参の潤いが皆無になり、漫☆画太郎の婆さんみたいになるので注意が必要。
(どうせなら、潤いあるピチピチギャルの方が酒が進みそうだよね)
それでなくても人参は乾燥しやすい乾燥肌な子なのでね、潤いが大切。

【火入れについて】
ーこの後も調味で火入れが続きますー
やわらかめが好き→しんなりするまで火入れ
食感を楽しみたい→若干固めに火入れ

3、調味料をザッ(一気に炒める)

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ここからはスピード勝負。人間が「美味いっ!」と感じるのは、味付けはもちろんだけど「食感」「香り」「盛り付け」など様々なものを感じまくって成り立っているのです。だから世の料理人の方達は、五感がえらいこっちゃになってるんだろうなと尊敬しております。
さて、ここで言いたいことは「食感」。ちょっと気をつけてみましょう。
どのくらいの食感が好みなんだ私は?考え、気づき、実践することから美味しいは生まれるのです(最近ヨガの哲学書を読みはじめました)。

4、明太子をサッと絡める(サッとね)

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火入れしすぎるとたまごの身が締まっちゃうのでご注意を。カルボナーラもしかり、ささっと合わせるイメージでございます。

5、おまけ

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今朝、この小鉢の余りを卵でとじました。最近、平飼いの卵の美味しさと愛おしさに気づき、日々卵とじ、または目玉焼きをつくることに励んできます。興味がありましたらぜひ。

今日のツボ
・千切りの細さは、みんな違ってみんないい
・酒の肴にはごま油
・火入れは、漫☆画太郎の婆さんではなくギャルを目指す
・美味いは味付けだけだはない。
・今回は、食感を意識してみましょう


この小鉢はファンが多いです。
油断してると離乳食ばりにやわやわになるから、食感を鍛えるよき訓練になるやもしれません。

ちなみに私は、人参のオレンジの部分より葉っぱが好きです。うん。好き。

市場に出回っている人参たちは、葉っぱがついていないから悲しいです。

葉っぱがついている人参を見かけたら鮮度が高い証拠!なのでぜひとも、ゲットしてください。(ゲットしたらすぐに葉っぱを切って別で保存してください。葉っぱが栄養を奪っちゃう)。

割と手軽に手にはいる人参ですが、スーパーで食べている子達はなんだか優等生な感じがします。(同じ環境でたくさんつくられてるから、味もとんがってないのかも、、、)

のびのび育った人参たちは、癖が強いです。

味も、形も!そしてその分、栄養もたくさん。

まだまだ人参について話したいぜっ!

なんて真面目な話もできちゃう、あたくしです。

最近は、専らぬか床とカビについての研究をば。

そんな話も、面白おかしくできるよう、知識とトークの腕磨いておきます。

では、卵とじをつつきながら朝っぱらからお酒片手に失礼いたしました。

人参と皆様のよき日に、乾杯。

お後がよろしいようで。


食べたいものをつくる人 高橋 拝。




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