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東京の京浜東北線で台湾散歩 上野から王子へ
いつも台湾の街角を散歩する投稿をしていますが、今回は趣向を変えて東京の上野駅から京浜東北線で台湾(中華民国)と関係のある場所へ行ってみます。
新しい1万円札の顔になる渋沢栄一も、台湾と深い関係があるんですよ! 渋沢栄一ゆかりの地、王子にも訪れます。
この沿線に、おいしい台湾B級グルメもたくさんありますが、今回は紹介しません。
グルメを期待して見にきてくれた方、ごめんなさい。
さようなら~(
台北の故宮博物院を、入場券を買わずにじっくり楽しんでみる
台北の郊外に、世界四大博物館の一つとも言われている故宮博物院があります。翡翠でできた白菜「翠玉白菜」や、おいしそうな角煮「肉形石」など、一度は見てみたい芸術品がたくさん収蔵されている、とても魅力的な博物館です。
今回紹介するのは、入場料が無料になるお得な情報ではありません。
もちろん、ピンポンダッシュのように係員が見ていない隙を狙って入口を駆け抜けるという、常識外れの方法でもありません(笑)
台湾で富士山? ツッコミどころ満載 港町基隆の旅
台湾で現地のニュースを見ていたら、山梨県富士吉田市下吉田の商店街から見た富士山とそっくりの場所があると紹介していました。
「こんなことがニュースになるなんて平和だな・・」
と少し見下すような気持ちで見ていたのですが、なぜか、いてもたってもいられなくなり、台湾の富士山を見に家を飛び出しました。
台北駅から基隆駅行きの高速バスに乗り約50分、終点で降りると目の前には港が広がっています。
どこまで
ひとり寂しく台湾最北端の駅で哀愁を感じてみる
北の最果ての地。
私はこの言葉を聞くと、雪が降る哀愁漂う光景が脳裏に浮かんできます。
暗い過去から逃げ出したい人が、コートで身を隠してひっそりとやってくる場所、と勝手にイメージしています。(ドラマの見過ぎ?)
そこで今回は、ひとり寂しく身をひそめて、台湾最北端の駅へ哀愁を感じるショートトリップをしてみようと思います。
まずは地下鉄淡水信義線(レッドライン)に乗り、北へ向かいましょう。
車
台北郊外・金山 テレサテンの墓がある街は温泉天国だった
台北から日帰りで行ける温泉は、台北の北にある北投(ほくとう)や、原住民タイヤル族の街烏来(ウーライ)が有名です。
しかし、テレサテンの墓がある街・金山にも温泉があり、兵庫県の有馬温泉に匹敵する泉質など5種類の泉質が一度に楽しめるということは、ほとんど知られていません。
今回は、この知られざる温泉の街を紹介します。
金山は鉄道が走っていないので、行くのに不便なイメージがありますが、台北駅に隣接
台北・北門 鉄道の博物館を「鉄分ゼロ」で古跡見学してみる
台北駅から西へしばらく歩くと、レンガと木造の豪華な洋館が見えてきます。
ここを通る人は、誰もが建物の美しさの誘惑に負けて、立ち止まってカメラのシャッターを押しています。
外観からは想像もつかないと思いますが、鉄道の博物館になっています。
この建物は、台湾が日本の統治下だった1920(大正9)年に完成し、台湾総督府鉄道部の事務所として使用され、戦後は引き続き台湾国鉄の事務所として使用されまし
台北 ベーコンさんが改築した、有名な健康祈願のお寺を見学してみる
台北にある健康祈願で有名なお寺、保安宮に行ったときのことです。
本殿で健康の神様、保安大帝をお参りしていると、
「管理人陳培根」
と書いてあるのを見つけました。
培根とは、中国語で「ベーコン」のことです。
管理人の名前は
陳ベーコン
真剣な顔をしてお参りしている人の隣で思わず吹き出しそうになり、慌てて口を押えました。
ベーコンさんは誰? 本当にこんな名前の人がいるの?
と思いお寺の公式ホ
台湾の中元 港町基隆に160年続く、あの世とつながる伝統行事
日本の中元といえば、お世話になっていないのに「いつもお世話になっています」と言いながら贈り物をする時期のことですね。
台湾の中元は、人間ではなくあの世の人に贈り物(お供えもの)をします。
同じ中元でも贈る相手が違います。
台湾の中元は旧暦7月の1か月間で、日本のお盆のようにあの世にいる人が戻ってくると言われています。そのため、台湾各地であの世の人を迎えるイベントが行われます。
台北から電車
【台北駅前】普通のオフィスビルが、修復されて華麗な洋館に大変身
台北駅前を歩いていると、場違いなほど美しい建物が目に入ってきます。
台湾が日本の統治下だった1937(昭和12)年に、大阪商船台北支店として建てられたもので、今は写真の美術館「國家攝影文化中心臺北館」になっています。
修復前は黄色いどこにでもあるようなオフィスビルに改装されていて、こんなに華麗な建物だったことは忘れられていました。
このビフォー・アフターを見比べてください。まったく別の姿に変
【台北 忠孝新生】東京の秋葉原のようなITの街にある日本家屋で、日本と台湾のビミョーな違いを感じてみる
台北駅からMRTで2駅、忠孝新生駅の近くに「光華商場」があります。
ここは、台北の秋葉原とも呼ばれるように、パソコン関連の商品を販売しているショップが、たくさん並んでいます。
この街の一角に、ITとはほとんど無縁のように見える日本的な懐かしい空間が広がっている場所があります。
「台湾文学基地」と名付けられ、台湾の文学を紹介・研究しているスペースなのですが、きれいにリノベーションされた日本式
【台北駅周辺】東京神田のような書店街を、栄枯盛衰を感じなから散策してみる
台北駅の周辺は移動に便利なので、この近くに宿をとってブラブラ歩いたことがある人も多いのではないでしょうか。
台北駅の南側に、書店街と呼ばれた大通り「重慶南路(じゅうけいなんろ)」があります。
ここは、日本時代から今日まで、主役が次々に入れ替わってきました。
まっすぐ歩けば10分程度で通り過ぎてしまう場所ですが、歴史を紐解いていくと興味深いエピソードにめぐりあえます。
今回は、この重慶南路をじ