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フラワーデザインって何だろう?
とある秋の一日、オットが行うレッスンのアシスタントを務めてきました。
場所は冒頭の写真のビル・・・今にも崩れ落ちそうな怪しい雰囲気満載ですが、デンボス ('s-Hertogenbosch) 市内、かな~りヒップな場所です。
この日は HAS Den Bosch カレッジからのお招きで、オットがデザインを学ぶ学生たちに「フラワーデザインとは?」というテーマでワークショップを行いました。
建築、
食卓の向こうに見えるもの Vol.3 ~クリスマスカラー~
シンタクラースがスペインに戻ったら、そろそろクリスマス。街が華やぐ季節の到来ですね。
クリスマスの起源は?クリスマス、今ではすっかりイエス・キリストの生誕を祝う行事となっていますが、キリスト誕生以前からこの1年で日が最も短くなる冬至は厳しい冬の転換期として特別な意味を持っていたと言われています。
日ごとに寒さが厳しくなると同時に日はどんどん短く暗くなっていく中、人間はいつかこの世界がこのまま暗
食卓文化の向こうに見えるもの vol.2 ~オランダ皇室の晩餐会~
※リバイバル記事です
2013年ウィレム・アレキサンダー国王即位式の前日に、ベアトリクス前女王主催による晩餐会が国立博物館にて行われました。
レンブラントの「夜警」を背景にした美しい晩餐会の様子を写真でご覧になった方もたくさんいらっしゃることと思います。
私としては新教会や船のフラワー装飾など気になるところは色々ありましたが、先日訪れたHet Loo宮殿で、偶然にもその晩餐会のテーブルセッテ
食卓の向こうに見えるもの vol.1 ~食卓文化の歴史~
きっかけは一枚の白いお皿。
その当時まだ聞いたことのなかった「テーブルコーディネート」という言葉に興味を覚えレッスンのドアを開けると、季節や祭事のテーマに合わせて食卓の上を飾る、華やかで非日常的な空間がありました。
夢中になり楽しむうちに華やかさの向こうに見えてきた食卓文化の歴史――ヨーロッパ中の王様が憧れ恋焦がれ、こぞって制作を命じた濁りのない白い薄いお皿。
中国で焼かれた磁器は17世紀、