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オランダより花文化・食卓文化を中心にお届けしています。 日々のブログ「オランダ発☆花とテーブルコーディネート Cija シージャ」は、https://ameblo.jp/cija/

最近の記事

リスク犯して里帰り☆みなし再入国の期限延長なし

先日、〇〇歳のお誕生日を日本は関西国際空港そばの日航ホテルにて強制隔離中に迎えました。 なんてスペシャルなお誕生日!! 隔離お弁当をシミジミと美味しくいただいておりました~! それにしても何故この東京オリンピックで人の出入りが激しい時期、また感染拡大が見られる時に、わざわざ娘2人を連れて2年ぶりの里帰りとなったのか。 それにはそうせざるを得ない理由があったからなのですが、実のところ、この問題に関してかなり大きなストレスを抱えていました。 とても個人的な問題で、正直ほと

    • 文化人類学と在日コリアン

      大好きなコテンラジオの番外編で某日、とても面白い方との対談を聴いた。 それが室越龍之介さんとの出会いだった。 その方の声や話しぶり、ユニークさとにじみ出る教養、大らかな視点、、、対談の面白さは勿論のこと、何故か懐かしく、幼い頃、日本で暮らしていた頃に出入りが多くあった父の友人達や叔父達との賑やかな会話の匂いが立ち込めるようで、恋しくて堪らない気持ちになった。 明るい在日コリアン私は在日コリアン3世である。 幼少から28歳くらいまで世の中にDead Endがあるとは夢にも思わ

      • 1年4ヶ月ハマっている☆コテンラジオ

                             (画像出典:コテンラジオ) 2021年も始まりました。どのような年明けを迎えられましたか? オランダは新年にのみ許される 「花火」 が今年は中止となり、一体どんな年明けになるのか?と思っていましたがフツーに花火があちこちであがってました。。。 例年ならば、戦争あるとしたらこんな感じ?!というくらい花火の音がドンパチうるさいのですが、流石にそれほどまでではなかったです。 しかし、やはりきっちりルールに従うといった感はなかったオラ

        • フラワーデザインって何だろう?

          とある秋の一日、オットが行うレッスンのアシスタントを務めてきました。 場所は冒頭の写真のビル・・・今にも崩れ落ちそうな怪しい雰囲気満載ですが、デンボス ('s-Hertogenbosch) 市内、かな~りヒップな場所です。 この日は HAS Den Bosch カレッジからのお招きで、オットがデザインを学ぶ学生たちに「フラワーデザインとは?」というテーマでワークショップを行いました。 建築、ランドスケープデザイン、フードデザイン、ガーデンデザイン科の学生たちがゾロゾロと

        リスク犯して里帰り☆みなし再入国の期限延長なし

          食卓の向こうに見えるもの      Vol.3 ~クリスマスカラー~

          シンタクラースがスペインに戻ったら、そろそろクリスマス。街が華やぐ季節の到来ですね。 クリスマスの起源は?クリスマス、今ではすっかりイエス・キリストの生誕を祝う行事となっていますが、キリスト誕生以前からこの1年で日が最も短くなる冬至は厳しい冬の転換期として特別な意味を持っていたと言われています。 日ごとに寒さが厳しくなると同時に日はどんどん短く暗くなっていく中、人間はいつかこの世界がこのまま暗闇に包まれるのでは、と不安に駆られます。食糧も不足しているため、恐らく保存も始め

          食卓の向こうに見えるもの      Vol.3 ~クリスマスカラー~

          樋口塾スタート!~ポッドキャスト~

          先日、楽しみに待っていたポッドキャストの作り方を指南する樋口塾が始まりました! このコロナ禍で、友人のインスタライブやポッドキャストに招かれたことをきっかけに知った「話す世界。」 お化粧しなくていいし(笑)、話すのってかなり楽しい。ま、勿論私に合わせて話してくださる相手の方がいらっしゃるからなんですが、単純に面白いな!やってみたいかも?と興味を持ち始めたのです。 そんな中、数々の面白いポッドキャストに関わっておられる樋口聖典さんのポッドキャスト講座が、コテンラジオリスナー

          樋口塾スタート!~ポッドキャスト~

          食卓文化の向こうに見えるもの    vol.2 ~オランダ皇室の晩餐会~

          ※リバイバル記事です 2013年ウィレム・アレキサンダー国王即位式の前日に、ベアトリクス前女王主催による晩餐会が国立博物館にて行われました。 レンブラントの「夜警」を背景にした美しい晩餐会の様子を写真でご覧になった方もたくさんいらっしゃることと思います。 私としては新教会や船のフラワー装飾など気になるところは色々ありましたが、先日訪れたHet Loo宮殿で、偶然にもその晩餐会のテーブルセッティングを再現した様子が展示されており、わくわくじっくりと拝見してきました。写真を

          食卓文化の向こうに見えるもの    vol.2 ~オランダ皇室の晩餐会~

          食卓の向こうに見えるもの      vol.1 ~食卓文化の歴史~

          きっかけは一枚の白いお皿。 その当時まだ聞いたことのなかった「テーブルコーディネート」という言葉に興味を覚えレッスンのドアを開けると、季節や祭事のテーマに合わせて食卓の上を飾る、華やかで非日常的な空間がありました。 夢中になり楽しむうちに華やかさの向こうに見えてきた食卓文化の歴史――ヨーロッパ中の王様が憧れ恋焦がれ、こぞって制作を命じた濁りのない白い薄いお皿。 中国で焼かれた磁器は17世紀、ポルトガルやオランダ、イギリスによってヨーロッパ大陸へと運ばれ、特にオランダ東イ

          食卓の向こうに見えるもの      vol.1 ~食卓文化の歴史~

          noteはじめ

          ずっと気になっていたnote。シンプルで文字記入が主で使い勝手が良さそう。でも画像もアップできるみたい。noteで読ませていただく記事も全般的にフワフワしてなくて読み応えがあるものが多く興味深い。。。 気になり過ぎちゃって始めてみることにしました。(既に1記事、アップして放置してました・・) とはいえ、ブログはもう16年書いています。16年前オランダに移り、フローラルデザイン&テーブルコーディネートの個人事業Cijaシージャをオランダにシフトして以来、ブログはHPなどと共

          【バベットの晩餐会・心が解放される時】

          夏の猛烈な熱波が過ぎたあとは、あっと言う間に肌寒い秋風の季節が到来のオランダです。 この季節になると見たくなる映画「バベットの晩餐会」について語ってみましょう。 デンマーク映画です。信仰にのっとった禁欲的な生活を送る19世紀後半の小さな漁村が舞台です。 ある信仰の創始者である父のもとで育てられた美しい姉妹をめぐり、物語が進行していきます。 質素で閉鎖的な村の描写が淡々と美しく描かれていて、全てにおいて控えめで静謐な描写が続きます。スクリーンに映し出される色もグレイッシ

          【バベットの晩餐会・心が解放される時】