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欲ばらないジャンル学習を
「作家の時間」実践2年目が終わろうとしています。次年度に向けて振り返り。
学習者が書きたい文章を書くことができる。それが「作家の時間」の魅力のはず。それを曲げてでも「ジャンル学習」をする。
するからには、そのジャンルで身に付けてほしい力がいくつも浮かんでくる。意見文を書くなら、主語と述語を対応させられるように。文の順番を整理して段落を作れるように。具体と抽象を適切に行き来できるように。意見を支
大人は毒に侵されている
「成績上位者が抜けると、カスしか残らなくなる」
会議でこんな発言がありました。
カス?
子どもが?
その発言をした先生は、とても熱心で生徒想い人だと僕は思っています。
でも大学入試が迫ってきて、
進路実績を求められる立場で、
そういうプレッシャーがかかってくると、
テストで点が取れない子を、
退屈な授業に"前向きに"取り組めない子を、
「カス」と呼んでしまう。
心ない人の発言
コロナで得たものは何ですか?
インターハイ中止の報を受けて
顧問を務めるハンドボール部の3年生とのオンラインミーティングを開いた。
最後の大会を戦うことなく引退を迎える彼らに
classroomの文字だけでそれを伝えるのは
誠意に欠ける。
そう思って、初めてのzoomミーティング。
まず、部員たちから近況と心境を聞かせてもらった。
3月中はがんばってトレーニングしていたけど、休校延長が決まり、オリンピックが中止に
コンピューター・リテラシーによって立ち上がる思考の世界
引き続き、『数学の贈り物』を享受しています。
今日は「変身」の章を読んで考えたことを書こう。
この章では、アラン・ケイ(計算機科学者、教育者、ジャズ演奏家)の言葉を軸にして、コンピューターというテクノロジーに対して人類がとるべき姿勢について著者の考えが綴られている。
アインシュタインやソクラテスの考えとも繋げて思考の世界を広げているところが秀逸だ。
RWで紹介されている「優れた読み手が使っ
読むための方略を整理しよう
『14歳からの読解力』という本を読んだ。
ここで紹介されている「読解力を高めるための方略」と、
吉田新一郎『読むちからはこうしてつける』で紹介されている「優れた読み手が使っている方法」との対応から、
リーディング・ワークショップのミニレッスンで教えるべき方略を整理してみたい。
「どうして本を読んだ方がいいの?」
「マンガじゃダメなの?」
「どうすればうまく読めるようになるの?」
とい
選択も失敗もない「幸せ」な世界
今日は息子と公園へ。
道々、『ギヴァー』について考えた。
僕には息子が2人いる。
これは『ギヴァー』の世界にはありえない。
ひとつの「家族ユニット」に子どもは男女ひとりずつと決まっているからだ。
例外はない。
下の息子(2歳)は、今日はネイビーの靴を嫌がって黄緑色のスニーカーを履いた。
これは『ギヴァー』の世界にはありえない。
色というものが存在しないからだ。
上の息子(5歳)は