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捨てる方が先。

こんにちは、中野丈矢です。

ずいぶんと間が空いてしまい、更新が止まったままでした。僕はとても元気に過ごしていましたが、皆さんはお元気でしたか?

間が空いてしまった理由は、新しい講座をリリースする準備をしていたから、です。

コーチングやコンサル、その他の事業をしている間に、新しい講座のカリキュラムをつくっていましたが、構想2年かかって本格的に準備スタートしたのは昨年末。

思ったより時間はかかってしまいましたが、世の中に必要なコンテンツが一つ増えたと確信しています。

どんな内容の講座であるのかは、今回のブログの趣旨とは違うので機会あったらそこでご案内しようと思うのですが、

今回のブログを通じて、コンテンツ作成やマーケティングにおける必要な「考え方」についてお伝えしたいな、と思います。

まずは、熱量を最適化させる


これを読んでくれてる人は、どんな仕事をなさっているのかは分からないのですが、僕みたいな講師業をしている人は、カリキュラム作成に取り掛かろうと思った時、何から取り掛かっていけば良いのか分からない人も少なくはないのでは?と思うのです。

特に、「自分らしく生きるための講座」だったり、「個性を輝かせるセミナー」だったり、色んなコンテンツがあるのですが、使っている用語が抽象的な言葉であればあるほど、どのようにして内容を整理していけば良いのかがさっぱり分からないのでは?と思うのです。

クライアントや生徒さんの想定できる「スタート地点」から受講後の「ゴール」はあらかじめ設定しておくのに超したことはないのですが、「クライアントの成長のため、たくさんのコンテンツを盛り込んで行こう」と熱い思いが時として邪魔になるのです。

これは皮肉なもので、たくさんのコンテンツを盛り込んで行こうとする心意気は、講師業にとって重要なマインドセットであるのは言うまでもありません。

サービス精神・・・とでも言うのかなあ。

ちょっとズレていると思うのですが、利益を度外視した貢献も講師業にとっては大切なマインドセットです。講師業だけでなく、どんな事業をしていてもクライアントを少しでも気持ち良くなってもらう姿勢は大切です。

しかしながら、提供者側として「良かれ」と思って続けてきたことは、時として消費者にとって「???」とこんがってしまうこともあり得るのです。

頼んでいない特盛りが出てくれば困惑するだけ


料理で例えるならば、たくさんの材料を集めて、どのように調理するのかがコンテンツ制作者の力量にかかっているわけですが、

  • 何を

  • どんな順番で

  • 消化していけば良いのか

と言う消費者目線に立たなければ分からないことも多かったりするわけです。

料理でも、特盛り出しておけば満足度は上がるわけでもありません。僕がそうであるように、体育会系の男子なら質より量ですから、特盛りが出てくるとテンションは上がるわけです。

しかし、食べた物を消化しきれる体質も関係してくるわけです。

それに加えて、ビーガンであるとか、腹8部目を習慣づけているとか、血糖値が上がらないよう糖質は昼間は控えているなど、一人一人違う事情を持っているんです。

ここを、「ビーガン専用」だとか、「少食の方へおすすめ」だとか、「血糖値がきになる方へ」という言葉を書いておくと、ミスマッチは解消できるはずです。

これを誇大広告にしてしまい、できっこないことをコンテンツに盛り込んでしまえばミスマッチになってしまうのです。

誇大広告をしている人は、他の同業者に迷惑をかけているので、その理由としては「オンラインでビジネスするのは怪しい」という印象を世の中に届けてしまっているからです。

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良いコンテンツには必要とする人の手元へ届ける使命が宿る


フルコースの料理はもちろんのこと、講座やセミナーなどは、お金を払って実際に体験してみないと、その価値というのは分からないことが多いはず。

買って欲しいから誇大広告を案内文に書くのは、料理で例えるなら、「ブラックタイガーと伊勢海老」、「しいたけと松茸」、「黒いアメリカ牛と黒毛和牛」を取り替えてお客さんに出すくらい、その人の人間性が問われているのです。

で、何を言いたいのかというと、誇大広告しなくて真面目にコンテンツを届けている人、あるいは届けようとしている人は、もっと堂々とマーケティングをしていこう!って言うこと。

というのも、熱量かけてつくったコンテンツがある人は、必要とする人の手元に届けなければならない使命がある、と僕は考えています。

良いコンテンツなのに、売れないのは、伝え方や届け方、伝える人や届ける人のミスマッチが必ずどこかにあるからです。それ以外に理由はありません。

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良いコンテンツなのに売れない?その理由は・・・


これは良く聞く話ですが、「自分の方が良いコンテンツなのに、あの人の方が売れているのは納得できない」と言うのもとんだ誤解で、その人の方がマーケティングが上手なだけなのです。

では、どうすれば良いコンテンツがつくれたり、上手にマーケティングができるのか?それは、真面目で誠実な人ほど陥りがちであるわけですが、「コンテンツを盛り込む」ことや「精神論でブログやメルマガで告知しまくる」ということ。

それらは必要な側面はあるのは確かではあるのですが、盛り込んだり、物量で勝負するメンタリティーも必要ではあるのですが、時には「捨てることも大事」であること。

料理でも、たくさん盛り込んでいけば、お客さんの満足度も上がっていくのではなく、「適切な量」というのが存在しているのです。

この文章を読んでくれてる人は、きっと盛り込み過ぎている可能性が考えられるので、「解は逆にある」ということで捨てることも考えてみてください。

「捨てることも大事である」というテーマでお伝えしてきましたが、どうして捨てることがコンテンツ作成においても、マーケティングにおいても大切なのか?

それは、人間の脳の構造にあるのです。

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人が一度に理解できるのは一つだけ


人の脳は、一つのことしか理解できないように出来ているわけで、例えばコピーライティングのセオリーでもある「1ブログ、1テーマ」とあるように主張を一つに絞り込まなければ、どれだけ良いコンテンツであっても、一つに絞り込まなければ必要とする人の手元に届いてくれない、ということなのです。

おそらくその中でも特に、感覚派の人に当てはまる人は、この言いたいことをまとめることが苦手であるのは推測できますが、ここは潔く勇気を持って捨ててみましょう。

抽象的な表現や言葉を多用してきたながら、時には具体性に振り切ってみましょう。抽象的な表現だとありがちなコンテンツが、具体性へと振り切っていくことで独自性が出てくるからです。

捨てることは、石炭を削っていけばダイアモンドになるように、個性を輝かしていくことになるのです。

盛り込んでいたい気持ちは分かるのですが、実は個性というのは捨てることで輝きを放つのです。

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