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IB

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#バカロレア

3. コミュニケーションができる人 (1)

コミュニケーションができる人
私たちは、複数の言語やさまざまな方法を用いて、自信をもっ て創造的に自分自身を表現します。他の人々や他の集団のもの の見方に注意深く耳を傾け、効果的に協力し合います。

コミュニケーション力というと喋る力だけにフォーカスされがちであるが、聞く力も同様に(もしかするとそれ以上に)大切とされている。
また、相手へ伝わる印象もnon-verbal(姿勢、アイコンタクト、ジェ

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3. 挑戦する人

挑戦する人とは何か?

それは「勇気を持つ人」である。

俺は挑戦する人を育てるには困難なときに勇気を持ち一歩踏み出すことができる人間を育てることであり、それはマインドセットを植え付けること以外にないだろう。

Carol DweckはIBのブログでこう語っている。

Students with a growth mindset believe that their most basic ab

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2. 考える人をつくる(3)ー教科の枠を超えた探究プログラム(POI)

「真の意味で教養を身につけるには、児童はそれぞれの教科の間に関連を見いだし、別々のテーマを統合する方法を発見し、最終的には学んだことを自分の人生に関連づける ことができなければなりません」(ボイヤー、1995)

IBの初等教育プログラム (PYP)では、教科の枠を超え、子供達がより実践的な力を育めるよう教科の枠をこえた「探究プログラム(POI:Programme Of Inquiry)」というプ

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2. 考える人をつくる(3)-学校教育

学校という枠組みの中で、考える人を育てるにはどのようなカリキュラムが適切か?

大前 研一氏の「世界への扉を開く考える人の育て方-国際バカロレア(IB)教育が与えるインパクト」という本には以下のようし記されている。

「本当の学びとは自分で考え、自ら学習を進め、様々な人と関係を持ちながら自分が成長することで、やがては地域、日本、世界どこにおいても社会に貢献できる人材を育成する」

この本で、 IB

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1. 探究型学習 (2)

1. 探究型学習 (2)

さて、またIBの資料に戻ると、"dynamic cycles of inquiry (action and reflection)"と名付けた探究のサイクルを大事にして以下の四つのことをカリキュラムの中で心がけている。

1. centres on learners
2. develops effective approaches to teaching and learning
3. work

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バカロレアとは

みんな大好き(?)のwikipediaによると、バカロレアは正式名称をInternational Baccalaureate(国際バカロレア)とよび、より良い平和な世界を築くために貢献する人材育成を目的とした教育プログラムであるという。

バカロレア教育について探求する上でいまの自分がまず探求すべきことは優先度順にあげれば以下の三つであろう。

1. バカロレア教育が育てる力とその育て方
2. バ

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これから

秋山真之は言う、

戦略戦術を研究しようとすれば、
海軍大学校におけるわずか数ヶ月の課程で
事足るものではない。

必ず古今海陸の戦史をあさり、
勝敗のよって来たるところを見極め
さらには欧米諸大家の名論卓説を
味読して要領をつかみ、
もって自家独特の本領を要す。

あらゆる戦術書を読み、
万巻の戦史を読めば、
諸原理、諸原則はおのずから
引き出されてくる。

あらゆる戦術書を読み、その諸原理を引

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1. 探究型学習 (1)

探究型学習と聞いてまず思いつくのは、目下自分自身が所属する大学で取り組んでいる『Independent Study Program』である。

俗にISと呼ばれるのだが、これを日本語に訳すと、「自由研究」と訳されるようだ。自由研究というと急にとても聞き馴染みのある言葉である。誰もが小学校や中学校でやったものだ。しかし、卒論としてやっているISと自由研究とはもちろんやることが甚だ違う。探究度の深さが

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