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大人の発達障害どう向き合うか

暑い日が続いていますが、関東はここ数日雨模様。徐々に秋を感じる気温になりそうです。

しばらくぶりの投稿です。記事を書くときは思考が整理されている状態で集中して書きたいので、タイミングを見計らっていました。ですが、待っていても難しいですね。自分から時間を作りにいかなければ体は動きません。

今日は、私が見ていいなと思った動画の内容を要約してみようと思います。タイトルの通り、発達障害(そうでなくても、何かしらの生きづらさ)をかかえる方のお役に立てれば幸いです。

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先に、ときどき私が心の拠り所にしているYouTubeチャンネルを紹介します。もしかしたら以前も記事に書いたことがあるかもしれません。

アップされる動画はほとんど、あるお坊さんが視聴者から寄せられた相談に答えていくという内容です。お坊さんですので、もちろん仏教に関連する言葉や概念、エピソードを用いながら。

私はそこまで自分のことを信仰的な人間だとは思っていませんが、この方のお話はなんだかイイ感じで、よく拝見しています。

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たくさんある動画の中に、発達障害の方からの相談に乗っている回がありました。ざっくりまとめさせていただくと、相談内容は次のようなものでした。

発達障害ゆえ、コミュニケーションや人間関係の構築に難を抱えている。しかし人と関わることが嫌いというわけでもなく、どうにか社会に貢献したい。社会生活で活躍したい思いと自分の苦手分野が交差し、生きづらさを感じている。

私自身、非常に共感できる内容で、同じような境遇の方のお役に立てればと思い、今回こうして投稿することにしました。

さて、上記の相談に対し和尚さんはこのように回答します。

発達障害の人が抱える生きづらさ

発達障害をもつ人たちが抱える生きづらさというのは、悪気なく自分が良かれと思ってやっていることが他人を怒らせてしまったり、悲しませてしまったりすること。

五蓋に気づくべし

五つの蓋と書いて「五蓋(ごがい)」というものがある。蓋というのは修行をする者を妨げるものを表しており、それぞれ「欲望」「怒り」「怠け」「心の落ち着きのなさ」「疑い」である。

この世は関係社会である

また、「縁起」という言葉がある。私たちは一人で生きていけないし、すべては「関係」によって存在する。例えば親も最初からいるわけではなく、自分が子どもとして生まれてくることで「関係」が生まれ、親という存在がでてくる。

「与える人」になること

そうした、いわば「関係社会」の中で巧みに生きていくには、自分が「与える人」にならなければならない。「知識も技術もない自分が社会に与えられることなんて何もない」と言う人が多いが、そんなことない。

次の三つ、慈悲心・知恵・仏性を育んでいくことが「与える」ということにつながっていく。

慈悲心:他人の悲しみや喜びへの共感。友とより良い関係を築くこと。
知恵:物事をありのまま見る力のこと。
仏性:その人が持って生まれた感性や能力のこと。

発達障害をもつ人たちは、一つ目の慈悲心の面で困難を抱えることが多い。相談者さんのように巧みに生きられるようになりたいと思って修行に励んでも、五蓋が邪魔をしてきてエネルギーを奪われてしまう。自分に対する疑いや怒り、将来の心配など、いろんなものに振り回されている。

人生の打破は「仏性」の発露にある。できないことや苦手なことを一生懸命やろうとして行き詰まるのであれば、できることに精一杯取り組んで高めてみること。誰かのことを想像しながら、どうすればその人を助けることができるか考えて、動いて、何か一つ能力を身につけていくこと。

社会の中で貢献して生きていきたいと思うのならば、まずは一つ能力を身につけること。自分ができることの中からピンとくるものでいい。能力を身につけることを繰り返すことで、自分の能力を以てして、何か手伝うことができないだろうかと考え、動いていく。その延長で、お金をいただけるようにもなってくる。

<参考動画>

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いかがでしょうか。もしお時間があれば、動画も見てみてください。和尚さんの声のトーンや話し方、表情など、全て含めて一つのコンテンツとして成立しているので、私の記事だけでは物足りないかもしれません。笑


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