記事一覧
Woolwich Arsenal St.について
駅の出入口は北西と南東に開かれている。
朝と晩に使うのだが人通りはなかなか多い。
私はいつも北西に開いた出入口を使うのだが目の前がバス停なので出てすぐに乗らなくちゃならないバス・380Bermashが来ているか見る事が出来る。
駅を出ると南西方向に緩い傾斜となっていてその通りには傾斜を登る格好で右にバス停が、左には小さなスーパーや薬局が並んでいる。
バス停の裏には緑の芝生の公園があり、端には
良い勉強場所を見つけた
タイトル通りに良い勉強場所を見つけた。
学校から徒歩10分ほどのところにあるイベント会場。
授業前や後にここへ行って予習・復習している。
休みの日には12時ぐらいから20時ぐらいまで過ごす事さえあった。
カフェも近くにあって食べ物と飲み物には困らない。
最初の1ヶ月で勉強する環境を整える必要があるとひしひしと感じた。
でなければ取り残されるし、なあなあで済んでいってしまう。
やっぱり英語の
ある少年が見た陳腐で滑稽な幻想
第10章
陽輔は隠し通路を使おうと考えていた。存在がバレてしまっているがそうするしかないと思っていたのだ。
甲冑を奪った部屋まで向かう道順を幹由に教えた。こっくりと頷いた幹由は嬉しそうだった。
「隠し通路ってなんだかワクワクするよな。幸運なやつめ。最初に見つけたワクワクって最高だっただろ?」
「まあね。これで助かったって気になった。けど、臭いしネズミもたくさんいるから良いもんでもないよ」
ある少年が見た陳腐で滑稽な幻想
第9章
陽輔は慎重になってタンジーを探した。先ほどのように微かな音でもバレてしまう事を恐れていた。だが、これで分かった事もあった。この隠し通路の存在はほとんどの者が知らない事が分かったのだ。それだけでもまだ陽輔にとってこの場所に身を隠すだけの理由はあった。出入口は二つある事を彼は知っている。
いくらか離れた場所の部屋を覗き見ようと石を外すと再び部屋の中の声が聞こえ始めた。灯りが漏れてきてもも
ある少年が見た陳腐で滑稽な幻想
第8章
廊下は階下のものと変わりはなかった。天井までは三メートルほどあり、横幅はそれ以上ある。学校や自宅の廊下と比べてしまう陽輔にとって心細さを感じさせる廊下だった。長く広い廊下は彼を疲労させる。
まず幹由の捕まっている牢獄の方へと行こうとそちらへ向かっていると大きな扉の前に着いた。中からは声が聞こえてくる。
「捜索は行っているの?」
「はい。百人規模で捜索を行っています。見つかるのも時間の