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”習慣=人生”ぼくたちは習慣で、できている。 佐々木典士

はじめに


 この本は、”習慣=人生”として述べている。習慣が毎日の行動の40%を支配されていると言われている。つまりは、自分が頭で考えて行動した。と思っていても実は習慣によって意思決定され、行動に移していると言われている。

 つまりは、良い習慣を身に付け、悪い習慣はやめる。その事によって良い人生は始まると言っていい。そんな習慣の身に付け方をこの本は紹介している。


①やる気は存在しない

 皆さん、何か行動を起こす時に、今日はやる気が出ないからやめておこうと思ったことはありませんか? 実は行動を起こす前に、やる気は出ないという研究結果があります。

 実は、やる気というのは、行動の後についてくるものである。脳の側座核という部分が活動すると人間はやる気が出る。しかし、その側坐核が活動するのは、何か活動を起こした後だと言われています。


問題はやる気が出ない事ではない。やる気を出す必要があると思い込む事である ーオリバー・バークマンー


腕立ての目標は1回で十分である。目標はこのように小さい目標の方がいい。大きい目標にしてしまうと、それをやる前の心理的ハードルが高くなってしまう。だから、やる前に嫌になってしまって、習慣にならない。

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②毎日の継続>一日の大きな達成感

 1日に大きな達成感を味わうのは気分がいい物だ。しかし、たまにする大冒険より、毎日の継続を重視した方が、長い目で見ると遠い目的地までたどり着ける。

 作家のジョン・アップダイクは、インススピレーションを待つのではなく、毎日描くことを日課にしていた。その理由はこう述べている。『描かないのはあまりに楽である。だから、描かない事に慣れてしまうと、2度と書けなくなると』

また村上春樹さんも同じことを毎日繰り返すことを習慣にしている。
『8枚しか書けないとしても、なんとか10枚までかく。そして、10枚以上描けそうでも、描かない。その気持ちを明日のために残しておくそうだ』
そして。

 東京大学の野球部では、野球の練習をキリの悪いところで終わるそうだ。なぜなら、それはキリが悪いと、片付けて終わないと気持ちが悪いからだそうだ。そして、次の取り掛かりが明確だから、取り掛かりのハードルが低くなるから、習慣として続けやすくなるそうだ。

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③選択肢は意識ではなく、習慣によって決められている

人には全ての選択肢を検討して、決定する能力は備わっていない。しかし、自分の価値観に沿って選んだ選択であれば、結果がどうであれ受け入れられる。そして、最適な決断をすることはできない。自分が選んだ選択を正解だと思い込む事しかできない。自分が選んだ選択が自分の価値観に沿っ多物であるならば、満足感があると思う。たとえ結果がどうであれ。


 しかし、そこに他人が言ったから自分はこうした。とか。お金が儲かるから自分はこうしたとか。こっちの方が将来の役に立ちそうだからこうしたという洗濯にはきっと後から振り返った時に後悔が生まれると思う。自分の価値観に照らし合わせて選択していきたい物である。そしてその価値観は、日々の習慣から生まれる。

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さいごに

 自分が1番に為になったと思うのは『大きな目標を目指す習慣をしない』という事である。ついつい、人間は欲張りな生き物であるから、大きな目標を立ててしまう。

 しかし、そんな大きな目標を立てることは、行動を起こすハードルを下げてしまう。そんな大きな目標を立てると、やり終わった時に嫌なイメージを植え付けてしまうので、その行いが嫌なイメージで終わってしまうからであると筆者は述べている。

 自分は寝る前にストレッチを5分と瞑想5分と毎朝のランニング20分は半年以上続いている。それはすごく楽な目標にしているからであったんだなーとこの本を読んで、感じた。



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