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記事一覧

Y4553 #14 涙について

 人は悲しいから泣くのだろうか。いや、泣いてから悲しいことに気づくのだと思う。少なくともボクはそうだと思っている。

 母親に怒られた時、物語を読んだ時、初めての恋人に別れを告げられた時…初めての恋人との別れ、と書くと美しいように思えるかもしれないが、彼女はそのすぐ後、いきなりボクの部屋に来てボクにまたがり服を脱ぎ、もう一度私のことを見てくれるならなんでもすると言ってくるような人なので、美しいだけ

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Y4553 #13 乾電池から広がる無意味

「乾電池ってありますか?」

 乾電池…?
 確かに英語ではDry Batteryと言うし、Dry=乾で乾電池という日本語が出来たのだろうか。
もしくは英単語のSoyのように醤油(Shouyu)という日本語が先にあり、それが向こうに伝わったのと同じパターンの言葉かもしれない。
 そもそも乾電池なんていう言葉を久々に聞いた。
話す分には電池で十分伝わるし、充電池とわざわざ発音する人は珍しい。
 電池

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2024年の抱負

2024年が始まってしばらく経ちますが、年末と同じように今までやって来なかった「今年の抱負」を設定してみようと思います。

2024年は自分の音楽の美しさについて、改めて見つめ直したいと思っています。

自分が作る音楽は"失うこと"がテーマになっていることが多いです。

理由はとても簡単で、たくさん失ってきたから、だと思っています。

失うにもいろいろな形があります。

人生は各々が好きなように、

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2023年の振り返り

THURSDAY'S YOUTHというバンドをやっている篠山浩生という者です。

今まであまりやってきていないのですが、本年を振り返ってみます。

2023年は音楽的には後退の年でした。

ライブも減り、ライブの動員も減り、SNSのインプレッションもほぼ全てが減りました。

2022年の11月に出した音源も今までの物と比べると全然再生されていません。

Spotifyで言うと、以前は2000人いた

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本日33歳になりました、お誕生日おめでとう自分

感度について

感度について

自分の心に対する感度が低い。

よくある話だが、あとから「そういえばあの時こう思ったなぁ」と思い出すことが多い。

ある種の認知の歪みなのかもしれない。
その時はそんなこと思ってなかった可能性だってある。

でも、「これはムカつくこと」「これは悲しいこと」と確実にわかるようなことでも、そういった気持ちを後から感じてしまうことが多いのだ。

僕は昔から幸せになりたいと思ったことがない。
ずっと。

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noteの売り上げについて

ここ数ヶ月noteの売り上げ(サポートや月額マガジンの)をそのまま貯めている。

というのも、自分が音楽制作に使っているmacbook airが割と限界を迎えているからだ。

音楽制作にLogicというソフトを使っているのだが、そこまでトラック数を増やしていなくても過負荷でよく止まる。

というわけで、noteの売り上げを使ってもう少し性能の良いmacbook proもしくはその他PCを買おうと思

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「つらい」を書く場所。

「つらい」を書く場所。

インスタのストーリーズの質問機能を使って、「つらいを書く場所」を作り始めました。

◆インスタグラムアカウント

投稿を全て読み、読んだものには「読みました。」と基本的に返しています。(メッセージ機能が有効になっている方のみ)

始めたきっかけはいくつかあります。

・新型コロナウイルスによる社会の混乱の中で「一個人の悩み」「コロナ以外の悩み」を表立って書きづらい社会的空気があること

・自分自身

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認知の歪み と 音楽

・はじめに
子供の頃から、ずっと何かと戦っている感じがあった。

その正体の一つは「認知の歪み」だったように思う。

認知の歪みといっても色々あるが、簡単に言えば世界を正しく捉えられないことだ。

例えば…

「いじめられている方も悪いのでは?」
「露出の多い服を着ていたから痴漢されたんじゃないのか」

という言葉をろくな検証もせずに吐く人たちを見たことがないだろうか。
いじめられた側に何の落ち度

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2019/10/27,28 セットリスト

2019/10/27

なかまはずれ
アペタイト
シナモン
這う廊
東京
Payment
雨、雨、雨、

起きないことにする
独り言
ユーズドクロージング
血液
R.I.P.

コロナ
さよなら

2019/10/28

なかまはずれ
アペタイト
シナモン
這う廊
東京
Payment
雨、雨、雨、

起きないことにする
散歩のうた
今日も生きている
ベターザンミュージック
独り言
血液
R

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看過について

音楽をやっちゃいけない人などいないと思う。
不倫を犯した人でも殺人犯でもヤク中でもやっていいと思う。

「そんな奴がやっている音楽を聴きたい人などいない」と言う人がいるとしても、
「聴きたい人がいないなら音楽をやっちゃいけない」と言う決まりもないと思う。

自分だって何かされたら「音楽をやめてほしい」と思うのかもしれない。
だとしても、個人的な感情での許せるか/許せないかと、音楽をやっていいか/悪

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独死について

拡大自殺のニュースが鳴り響き、「一人で死ね」という言葉がこだました。

「一人で死ね」という言葉はあまり社会的弱者から出てくる言葉ではないように思う。
加害者を擁護するわけではないが、僕は「サイコパスでない限り、事件を起こすまでには何かしら社会的な要因が含まれている」と思っている。
だから「事件は何故起きたか」という議論にも意味はあると思っている。

だが現実は「事件を起こすような奴がどうかしてる

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現在について

昔から[現在ベース]で生きていた様に思う。

おかげで過去好きだった物が今は変わってしまっても残念に思うこともないし、
未来を展望して、今に落胆することもない。

「過去を否定するな、受け入れろ」と他人が他人に説教くさく言う。
自分にはその意味がわからない。

人それぞれの過去は人それぞれのものだから、持ち主が否定しようが肯定しようが勝手だ。
他人の人生に不寛容に介入してくる人の方が個

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違和について

時々思う、違和感について。

音楽をやっていると、
「救われました、ありがとう」
と、言われることがある。

この 救われた → ありがとう にいまいちピンとこない自分がいる。
コンビニで働いていたら急にお客さんに「救われました。」と言われるくらいの違和感だ。

コンビニの業務に「人を救う」は恐らくない。
同じように、自分の音楽にも「人を救う」という業務はない。

ましてや自分は、

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