短歌4: Cannot / Again / Shampoo
「あの人もできたんだから」と言われても僕にもできる理由にならない / 篠山椎
短歌は何かを批判するのに適したフォーマットだと思っている。この短歌も批判の短歌だ。
仮に勇気づけるために言われた言葉だとしても論理に間違いが含まれていると、受け取りづらいことがある。
「あの人もできたんだから(あなたにもできるはず)」という言葉は論理があまり成り立っていない。あの人とそもそも自分は異なる(能力を持った)人間なのだから。
言われると違和感を覚える人が多い言葉なのではないだろうか