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愚痴プルサーマル計画で愚痴から宝物を発掘しよう!

会社にいると必ず愚痴が出るタイミングはあります。この愚痴を有効利用できる方法を考えたので記事にしました。

緊急事態の対応にこそ愚痴が出る

今日あるお客様からの要望で新規開発品の納期を大幅に前倒しにしてほしいという要望がでて、その対策のため関係各部署を招集して緊急対策会議をやりました。

各自のアクションアイテムを整理し、会議は解散。

そのあと一人のメンバーが自分の上司に向かって愚痴をこぼしていました。
(愚痴をこぼすというよりは問い詰めているような感じかな?)

『営業のYさんはこの件になんで絡んでないんですか?』
『あの人いつも他人事だから心配なんですよ!』
『みんなが頑張ってもあの人のせいで止まったら最悪です!』
『△△の書類も、××の手配も準備してないかもしれませんよ!』
『ちゃんと根回ししてYさんがしっかりやるように言ってください!』

ちょっとヒステリック気味に問い詰めていて、上司側もかわいそうだったのが非常に印象的でした。

愚痴はすべてが悪いことなのか?

問い詰めの終わりは、僕が出て行って、ヒステリックに詰め寄るメンバーにこう伝えてクローズにしました。

『それだけやらなければいけないことが把握手出来ているのなら、それを声に出して空気に霧散させてはもったいないです。紙に書き留めて営業のYさんのアクションアイテムリストとして渡しましょう。』

正直言ってヒステリックに上司を問い詰めている様子はよくないなと思っていたが、話をよくよく聞いてみればやるべきアクションが明確になっていた。

自分の中で他人の仕事ですらやるべきことが明確になっているからこそ、それが整理されてないのでイライラしていたのだと思ったので、ぜひともそれを形に残してほしくてアドバイスしました。

(これが他人ごとだとこんな風にポジティブに捉えられるのですが、自分のこととなるとついついエキサイトして今いますよね。。)

愚痴にも種類がいろいろありますが、愚痴が出てくる理由によっては使えるものがあるのだなと自分でも気づいた瞬間でした。

逆に言えば愚痴の中にも仕事をうまく回す要素が入っているのに、それを愚痴としてアウトプットしてしまうのはもったいないとてももったいないなとも思った。

これは本当に改めて自分にも当てはめたい気づきでした。。。

愚痴から宝物を取り出す方法は?

このようにして愚痴の中にも宝物があると気づいた僕は、脳内で勝手に『愚痴プルサーマル計画』と名付けた。

言葉が細かく当てはまっているかどうかはさておき、愚痴の中からも使えるものを取り出して企業活動のエネルギーにしたいという意味がこもっています。
(適切な表現を思いついた方はぜひ教えてください。。)

そしてこの計画を進めるにあたって、僕はマネージャーとしてこの宝探しが自動化されるような仕組みを作らなければいけないとも思った。

そこで僕がマネージャーとして部署方々を指導するために何をすべきかを自問自答して、僕のマネジメントをアップデートしようと試みてみました。

案①指摘できていることを褒める

今回の僕の行動に似ているが、正直ヒステリックな詰め寄りを制すためにややトゲのある言い方をしてしまったことを反省した点から出てきた案。

愚痴の中に宝があって、愚痴の余分な成分が不要であることを暗に伝えれば宝物が出てくるようになるのではないか?

しかしこれがすぐに出てこない自分はまだまだ子供だなと痛感。

案②何かボーナス的なものを与える

案①のような指導があった後のやり方かもしれないが、やっぱり人間はボーナス(カネ)がもらえたらやる気が出るのかなと思った。

しかしこれはかなりいやらしいというか、現実は難しい。

お菓子を上げるようなもの、コーヒーをおごるとか、でもいいのかもしれない。

そうするとほぼ案①と同じかもしれないなと思えてきた。

昔日経新聞で見た記事に、部署の人が毎月ご褒美ポイントを何ポイントか持っていて、人を褒めた時に一緒にポイントを渡すことができて、もらったポイントは給与に現金として加算されるようなシステムがあった気がしたのだが・・・

僕の検索能力ではちょっと探しきれなかった。。
(どなたか知っていたら教えてください!)

褒めることと、褒められようとすることを習慣化することができて素敵なシステムだと思った記憶あります。

案③0秒思考のメモを取り入れる

最近やっと読んだ本『0秒思考』で紹介している方法である『頭の中身を全部素早くメモに書きだす』を習慣化してもらう作戦。

これはもう本のタイトルでググればこれでもかっていうほど解説や実践の記事・動画が出てくるので詳細は省略しますが、とにかく頭の中身をメモに書きまくることで頭の回転速度を無限大に近づけるという方法です。

正直僕も読んだばっかりで習慣化とまではいけていないのだが、思ってることをいったん全部紙に書きだせば、ネガティブな内容もポジティブな内容もすべて書き出すことができる。

気が済むまで書き出したら、あとはそのメモを見返して良い点だけを発掘する。

で、ネガティブな内容は紙に残したまんまにすればネガティブを吐き出して他の人に聞かれる必要もない。

書きながらいろいろと考えてみたけど、これが一番いいのかもしれない。

これにはまず本で説いている0秒思考の考え方を共有する必要があるのが問題ではあるけど、ちょうど読んだ本のレビューを部署内の勉強会で共有しようと思っていたのでこれを最優先に進めていこうと思う。

まとめ

仕事をしてればいたるところで出てきてしまう愚痴の中にも宝が埋まっていることを発見したのはとても大きな気づきでした。

あとはこの気づきが僕の、部署の、会社の習慣になるようにどうすればいいのかがマネージャーの腕の見せ所。

今日出た少ない案は即実践しつつ、これをもっとブラッシュアップできるように頑張っていきたいと思いました。

こんなこと書いてる僕はこんな人間です。
よかったらこっちも読んでもらえるととてもうれしいです。

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