社内私設図書館で年末年始キャンペーンを始めた話
今年の巣ごもり年末年始に向けて、会社に作った私設図書館を使ってもらうキャンペーンを開催しました。人に進めるばかりでは恥ずかしいので、自分もこの年末年始に読む本を宣言してみました。
会社に作った私設図書館
会社の空席を利用して私設図書館を作っています。
僕が読んだ本の中で、一緒に働く人にも読んでほしいと思った本を並べてあります。
(一部身元バレの可能性が高い専門書はマスクしてあります)
こうやって見ると、日々の業務に即役立つスライド作成のコツみたいなものが多いですね。。。
うちの会社ではスライドを作る教育はされないのですが、僕はそれを逆手に取って自分で一生懸命勉強していたので、これ関連の本がまだまだたくさんあります。
図書館は希望者は僕に声をかけてもらえれば自由に本をもっていってもらえるようにしています。
しかし、この図書館あまり借りられないんですよね。。。。
自分のセンスがないのかとちょっと不安にもなりますが、どんどん新作を追加していくことで勉強し続ける姿勢を示す手本になればという意思もあります。
でも読んでほしくて並べているのは間違いないので、何とか読んでもらおうと思い策を考えました。
①きっかけ作り:巣ごもり年末年始キャンペーン
本を読んでもらうきっかけを作るために、今年の巣ごもり年末年始に向けて1冊本を読んでみようというキャンペーンを開催しました。
本を読む習慣が継続している人は素敵ですが、なかなかそうもいきません。
何か人に言われてきっかけを作ることで僕の推薦図書を読んでもらう気脚気ができないかと思いました。
そういう意味で今年の年末年始は読書に最適です。
しかも人から借りた本ともなればお金もかかりません。最高。
チャットツールで広く呼び掛けることでキャンペーンを実施しました。
②空振り回避:この本どんなん?
読書を避けてしまう心理的ハードルの一つに
『読んだはいいけど思ったのと違ったな・・時間の無駄や・・』
があります。
そこで、今回のキャンペーンに併せてここ最近読んだ以下の数冊を加えました。
・未来を創るプレゼン
⇒プレゼンをメンタル論から語る本。読めば資料作りの根幹が変わる。
・0秒思考
⇒年に数度あった頭の回転が超高速になる瞬間の再現方法を教えてくれる。
・1分で話せ
⇒物事を人に伝えるためにしておくべき準備を徹底的に書いた本。
この本たちは『A4用紙3枚で内容の40%をまとめる企画』と称して最近noteにまとめの記事を書いた本たちになります。
2分もあれば読める要約スライドを印刷して図書館に置き、社内のチャットツールで新入荷の本として告知を行いました。
『なるほど。こんな本なら残りの6割の内容を知るのに時間を割くに値するかもしれへんな・・』
そう思ってもらえればラッキーです。
③罪悪感回避:貸出票の作成
最後は完全に個人的な事情ですが、現在僕は足の骨折中でテレワーク中心の勤務形態になっています。
出社していない人の本を勝手に持って帰るのは気が引けるのではないかと思い、本を借りやすいように貸出票を作りました。
貸出票を見れば本を持って行ったことが僕に伝わりますし、記録が残れば仮パク防止にもなります。
この3点セットで貸出し促進を狙いました。
この促進の効果が出て本に書いてあった内容が共通言語化してくれば、他の人にも同じ本に興味を持ってもらえるのではないかと期待しています。
僕が読むと宣言する本
人にばかり本を進めているわけにもいきません。
僕もこの年末年始を利用して積ん読をしている本を消化していこうと思っていますので、ここに宣言して自分を追い込もうと思っています(笑
その①自分の小さな箱から脱出する方法
この本は僕の記事によくコメントを下さる『高橋ひろあき』さんからご紹介を受けた本です。
note投稿を通じて知り合った方から本を推薦いただくなんて素敵な出会いじゃないですか!
ちょうど僕が悩んでいる内容に対して、読書家の方から頂いたアドバイスなんて絶対期待値が高いと思い即購入しました。
②イノベーションのジレンマ
名著:ジョブ理論でもおなじみのクリステンセン教授の名著です。
ジョブ理論を読んで『なんて面白い本なんだ!』と思ったのと、北野唯我氏の著書『天才を殺す凡人』の基本的な考え方にもなった本ということで購入。
しかし、予想していたよりもちょっと重くて半分くらいで読み止まってしまっていたものを復活させようと思い宣言しました。
③ザ・ファシリテーター
この本は、僕の匿名note投稿活動を社内で唯一知る先輩が僕に紹介して貸してくれた本です。
新米課長として組織を意識したリーダーになるためにと、参考になった本を貸してくれました。
正直、受け取った瞬間は『げ。ブ厚い。こんなに読めねーよ。』と思いましたが、信頼する人が紹介してくれた本ですから。
時間のできた時に思い切って読むのをたのしみにしていました。
④scratchでAIを学ぼう
バリバリの理系エンジニアとして高校進学以降を過ごしてきた僕にとって、AIは道すぎて恐ろしいのですが、そのしっぽだけでもつかめないかと思っていました。
そこに現れたのがこの本です。
子供の学習用に作られたscratchというプログラミングツール(?)で強化学習が学べるというじゃないですか!
scratch自体は触ったことがあって、簡単なゲームを作った経験があったので、これなら抵抗なく強化学習の世界が体験できるのではないかと思い購入しました。
AI。コワイ。
まとめ
今回は部下にも読んでほしいと思っている本をどうやって自主的に読んでもらうかについて考えました。
①巣ごもり年末年始を利用してもらうよう呼び掛ける
②ダイジェストを作って空振りリスクを下げる
③貸出票を作って心理的ハードルを下げる
といった作戦を取りました。
また、自分が読みたいと思っていた本を読むと宣言し、よかった本はまた図書館に追加することで、勉強する姿勢を示すための時間を取る決意をしました。
皆さんも来るべき我慢の年末年始に読書をしてみてはいかがでしょうか?
もし皆さんが読む本が、僕の推薦図書の中から選ばれていたらうれしいです。
また、僕が読もうとしている本を読んだ経験のある方からコメントをもらえるととてもうれしいです。
こんなこと書いてる僕はこんな人間です。
よかったらこっちも読んでもらえるととてもうれしいです。
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