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【全文公開】色づかいで人を見抜くカラー読心術

この度、2013年に出版した「色づかいで人を見抜く カラー読心術」を全文無料公開することにいたしました。

7年前に出版して以来多くの方に手に取っていただいた本書ですが、残念ながら出版元が倒産してしまい現在では書店やネットでも手に入れにくい状況になっています。

このまま内容を眠らせてしまうのはもったいなく思い、思い切って全文掲載を決めました。

掲載内容についてご留意いただきたいこと

●内容は2013年当時のものです。昔のランドセルは男の子は黒、女の子は赤、という暗黙の了解のようなものがありましたが、現在は紫や緑、ピンクなどカラフルなランドセルが当たり前になっているように、色への共通認識は時代とともに変化します。

●「辛口表現のほうがおもしろい」という当時の世の中の空気感に合わせてあえて13色の人のネガティブ面を強調して書いています。長所だけの人が世の中にいないように、短所があってこそすべての人がとても人間らしくて愛すべき人だと感じていただけると幸いです。


カラーと性格の相関図

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決断タイプ
存在感抜群!華やかオーラで人を寄せつける主役タイプ
何事においてもパワフルなタイプです。情熱を持って打ち込むものがあれば、そのままの勢いで突き進みます。
その方法がかなり強引な手法でも、人から反対されても押し通す頑固さがあります。

黒の特徴

赤の特徴

オレンジの特徴

創造タイプ
夢見るのが大好き!自分の感性を大事にするタイプ
自分の感性がフルに発揮できる場を求めて旅に出るタイプです。
楽しいことや夢見ることが大好き。非常にわがままである反面、自分の夢や理想に対して大変正直な人でもあります。

紫の特徴

ターコイズの特徴

黄色の特徴

協調タイプ
人に寄り添える!奉仕の精神にあふれた心優しい謙遜タイプ

いつも人のことを気に欠けている心優しいタイプです。元気のない人やひとりぼっちの人を放っておけません。常に声をかけて気配りをします。また自分自身もいつも誰かと寄り添っていたいタイプです。

グレーの特徴

水色の特徴

ピンクの特徴

堅実タイプ
安心、安定を重視!地に足がついたしっかりタイプ
見た目も態度も安心感のあるタイプです。自分を節制できるため、社会のルールは守り、生活習慣も規則正しく守ります。常に人の評価、世間の評価が気になります。基本的に変化を嫌い、安定の中で暮らしたいと思っています。

茶色の特徴

青の特徴

緑の特徴

白(決断タイプ+創造タイプ+協調タイプ+堅実タイプ)

白の特徴

はじめに

「いま、目の前にいる人の本音が知りたい・・・」

相手の本音や今日のメッセージを、何かで読み取ることができればと切実に願う瞬間がありますよね。ビジネスシーンでもプライベートでも。

例えば、絶対にはずしたくない交渉の場で相手はどう挑んでくるのか?
婚活パーティーで一目ぼれした彼女の恋愛観や結婚観はどんなものか?
今度の新人とどうコミュニケーションを図ったらいいのか?


そんな、相手に直接本音を聞けそうで聞けないときだからこその、とってもいい方法があるのです。

それは・・・

「相手の持っている色を見ろ!」です。

「えっ?」

もう一度、言いますね。

「相手の持っている色を見ろ!」です。間違いありません。

いま目の前に現れた相手のファッションや小物の色は、意識・無意識に関係なくその人が選びとった色。黙っていても、本心を隠していても、どうしても伝わってしまうのが色のメッセージなのです。

その色が持つ固有のメッセージを読み取るだけで、相手の本音や今日のメッセージに迫ることができるのです。

「でも、色の持つ固有のメッセージって言われても・・・?」

そうですね。では、まずご自身が選ぶ色で考えてみてください。ご自身がいつも好んで身につけている色があったり、この色は絶対無理といった拒否感の強い色があったりしませんか?

どんな人にも「好きな色・嫌いな色」ってありますよね。では、色の好き嫌いってどこから生まれてくるのでしょう。

実は、色には多くの人が同じ意味として受け取っている固有のメッセージがあるのです。そして、そのメッセージが自分に合うか合わないかを、その色の好き嫌いとして、私たちは感じています。

それでは、その具体的な例をご紹介しましょう。


黒のファッションを徹底して貫いたスティーブ・ジョブズ

例えば、『黒』という色には「威厳」や「カリスマ性」という固有のメッセージがあります。寡黙なのに存在感がある、どの色にも染まらない頑固なまでの個性があるのです。

その『黒』のファッションで強烈にブランドを世界に印象づけたのが、アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブス氏です。彼が商品のプレゼンテーションをするときには必ず『黒』のタートルネックにジーンズ、そしてスニーカーでした。そのスタイルを徹底して貫いた姿は、皆さんにも強い印象として残っているはずです。

考えてみれば、『黒』のタートルネックはファッションで言えば特に語るほどのこともない、ごくありふれた平凡なものと言えます。しかし、その『黒』もスティーブ・ジョブズ氏の手にかかると、『黒』の持つ固有のメッセージが最大限生かされ、まるで魔法のように輝き出します。

スティーブ・ジョブズ氏は、『黒』が持つ刺激的な側面である「秘密主義」や「悪魔的」といった要素をうまく使い、あの笑顔とプレゼン技術、そしてファッションスタイルで自己の主張を巧みに演出していたのです。また、彼の哲学者のような容貌もその効果をさらに強烈なものにしていました。

その結果、彼の存在は唯一無二のものになっていったのです。『黒』のタートルネックしか他に選択肢がない、それ以外の色は考えられないというほどのイメージの一致を貫くことで、アップル社の「Think Different」というメッセージを彼は発信し続けたのです。

『黒』はまた、強いイメージを打ち出すことができる反面、アップル社の商品を前にすると文字通り黒子に徹することができる色でもありました。

スティーブ・ジョブズ氏が商品を持つと、その商品の色が他の色に邪魔されることなく、『黒』を背景にくっきりと浮かび上がり、より美しく輝いて見えるのです。すべては計算し尽されたジョブズ氏の演出方法でしょう。

このように色が発している固有のメッセージを理解することで、自分のまわりの人の性格やその人の深層心理をも理解することができます。そうしたことがわかれば、うまくコミュニケーションをとることができそうですよね。

それを可能にするのが、この本で紹介する「カラー読心術」です。「カラー読心術」は相手が身につけている「色」からその人の心の中を読み取る方法です。

例えば、スティーブ・ジョブズ氏のように『黒』を積極的に身につけている人に対しては、どのように接するとうまく人間関係が結べるのでしょうか?

実は、『黒』を身につけている人は他人とのコミュニケーションをあまり重要視していません。なぜならば、『黒』の固有のメッセージは「独立心」「孤独」だからです。人と群れるのを良しとしない価値観の人に、満面の笑顔で「仲良くなりましょう」と呼びかけても反応しないのは目に見えています。

『黒』を身につけている人に気に入ってもらいたいのであれば、最初から相手の考え方をきちんと受け止め、意に添うように相手を立ててあげましょう。

そうすれば、きっとその「孤独」の表情が緩んで、あなたに好感を持ってくれるでしょう。つまり、「そんな一匹狼的なところがかっこいい!ちょっと憧れてしまいます」という態度で接するくらいがちょうどいいのです。


『ピンク』一色の人の価値観は『黒』の対極

一方で、小物や洋服が『ピンク』一色の人も、あなたのまわりに1人はいませんか?実は、『ピンク』の人間関係への価値観や考え方は『黒』の対極にあると言えます。

なぜなら『ピンク』を身につけている人は、他人とのコミュニケーションを最も重要視しています。『ピンク』の固有のメッセージは「優しさ」や「恋愛」。自分も優しさや愛情を周囲に注ぐ代わりに、自分自身をお姫様や王子様として扱ってもらうことに大きな価値を置いている人なのです。

例えば、女優の安めぐみさん。彼女は『ピンク』のイメージがとても強い人ですね。やわらかくて優しい笑顔、声もファッションもとっても甘くてなんだかフワフワとした空気に包まれているような雰囲気です。そして、誰に対しても「優しく」接するイメージがありますね。献身的な愛情をたっぷり注いでいるような、相手に「僕のこと好きなの?」と誤解させてしまうような、そんなタイプです。

現在はご存知のようにご結婚されていますが、男性が結婚したいと思うランキングナンバーワンに選ばれた理由もわかります。

しかし、『ピンク』の優しさには、打算的な優しさの意味合いもあります。自分が優しく接した分だけ、相手にも優しさを要求するのです。

そういえば、安めぐみさんも、あの優しい笑顔とやわらかい雰囲気にもかかわらず「本当の心の中は何を考えているかわからない」とか「顔は笑っているけれども眼は笑っていない」「ヒロインぶっている」などと言われることがあるようですが、それは『ピンク』という色が持つ固有のイメージにそういった意味合いもあるからです。

そんな人に、『黒』を身につけている人をほめるように「生き方がかっこいいですね!」とか「もっと自立したら?」といったメッセージを送っても、笑って聞き流されるだけです。『ピンク』の人は、他人と愛情を確かめ合いながらコミュニケーションを深めていくタイプだからです。

『ピンク』を身につけている人に好かれたいのであれば、ときにありがた迷惑になってしまうような「優しい」心遣いに対して「○○ちゃんは本当に優しいね」と、きちんと口に出して答えてあげることです。そういうことを積み重ねていけば、いつの間にか、あなたのファンになってくれるかもしれません。

このように、その人が選んでいる色を分析することによって、性格や行動パターンまでわかってしまうのです。まさに「色は口ほどにモノを言う」ということでしょう。色から受け取るメッセージを利用して他人の心を読み、そしてコミュニケーションに活かす手法が「カラー読心術」です。


「カラー読心術」をお伝えすることができる理由

さて、では私がどうしてこのような「カラー読心術」をお伝えすることができるのでしょう。簡単に自己紹介をさせていただきますね。

私はこのカラーの仕事に10年以上関わってきました。
大学卒業後は社長秘書などを経て、ドイツで1年、中国で3年の海外生活を送り、西洋と東洋の色彩感覚を磨きました。
帰国後、色彩学全般を習得し、現在は色彩舎という会社を設立して、色を活用した実践で使える企業研修やセミナーを行なっています。

また同時に、色彩心理学を追求したカラータイプマップによる診断システムを開発し、いまではカラーで自己分析からコミュニケーションまでを学べるインストラクター養成講座を開催しています。

日本以外の国に住むことで色彩に関してグローバルな視点を持つことができました。お国柄によって違う色の捉え方。しかし、反対に国を超えて共通する色の持つメッセージも強く感じました。そのときの生きた経験が、いまのカラービジネスコンサルタントの仕事にとても役に立っています。

私はこのカラービジネスを通じて、これまでに1万人以上の性格分析をしてきました。いまでは、ひと目見ただけで、相手が本当は隠しておきたいような心の内が色を通して見えてきます。

あなたも「カラー読心術」を活用すれば、とてもいいコミュニケーション力がつくはずですよ。

「あの人の胸の内を知りたい!」
そのために、さぁ、どうぞ。

「あの人とうまくいかない・・・」
そんな悩みも消えていくはずです。

では、さっそくレッスンを始めていきましょう。

第1章 色には万人共通のメッセージが託されている


隠そうと思っても色のメッセージは伝わってしまう

私たちが色を選ぶとき、何を基準にどう選んでいるのでしょうか?

なんとなく手に取ってしまう色には無意識の心の動きや感情が反映されています。また、意識的に選ぶ色にはそのメッセージを上手く使いたいという願望が働いているのです。

仮にいま、あなたが洋服売場にいて、店内をゆっくり歩いているとしましょう。

そのとき、

「なんとなくこの色は好きじゃないな・・・」

と感じる色もあれば、

「この色を着ていると、なんだか気分がウキウキしてくる!」

という色もあると思います。

なぜそのように感じるのかというと、自分の心が色に表れているからです。自分の心が目に見えるカタチで外に出たものが色であり、人はどうしても自分の心の状態が望む色を選んでしまうものなのです。

ですから、その人が身につけているファッションを見れば、その人の心理状態がわかります。逆に言えば、色の持つメッセージを意識的に使って、あなたの気持ちを相手に伝えることもできるのです。

実際、私はよく初対面の人から、「なぜそんなにも私の性格や行動パターンがわかるのですか」と驚かれることがあります。

それは、目の前にいる人の心が色となって私に伝わっているからなのです。隠そうと思っても身につけている色のメッセージは相手に伝わってしまいます。それを読み取るのが「カラー読心術」です。


「戦隊シリーズ」リーダーの色はいつも同じ色

私たちが色に関して共通の認識を持っているというわかりやすい例をご紹介しましょう。それは、皆さんもよくご存知の「戦隊シリーズ」の戦士たちです。

戦隊シリーズとは、戦隊に所属している戦士たちが、協力し合って世界の平和を守るために巨大な悪の組織と戦う特撮番組のことです。あなたも幼いころ、夢中になってTVを見ていませんでしたか?

シリーズの回が重ねられることによって、戦士たちの色も増えてきましたが、1975年に放映された『秘密戦隊ゴレンジャー』では『赤』『青』『黄色』『緑』『ピンク』の5色に役柄が色分けされ、キャラクターが設定されていました。戦隊シリーズの色を思い浮かべれば、誰もがこの色の戦士は、こういう役割を担うはずだということが自然とわかるのです。

『赤』はご存知のようにリーダーの色です。目立ちたがりで、慎重さに欠けるところがあるものの、行動力があって他のメンバーを引っ張るというイメージがありますよね。そんな行動的で突拍子もない『赤』を抑える役柄を演じるのが、冷静沈着で常識的な『青』の戦士や『緑』の戦士です。

一方、戦隊のムードメーカーの役どころは『黄色』の戦士。自分の置かれた状況を無視してKY的な役柄を演じることが多いのですが、その分、みんなから好かれている愛されキャラです。そして、戦隊の紅一点である『ピンク』は『赤』の彼女になるヒロインとして描かれています。

このように色と役柄をマッチさせて、演じ分けたのが戦隊シリーズの大きな特徴です。その後の戦隊シリーズが、色分けされた基本的な役柄を踏襲し続けたというのも、私たちがそれぞれの「色」に対して共通のイメージを持っていることを裏付けています。つまり『赤』は、私たちが『赤』に対して持っている共通のイメージがあるゆえに、リーダーの色として採用されている、というわけです。


政治家はなぜ『赤』のネクタイをつけたがるのか

先ほども触れましたが、『赤』は目立ちたがりで慎重さに欠けるけれども、行動力があって他のメンバーを引っ張るリーダータイプ。実際に皆さんのまわりにも『赤』を何かと身につけている人は、そんなタイプだったりしませんか?

以前、私が出会った方で、こんな方がいらっしゃいました。

その方は、身につけている小物がすべて『赤』という方です。ワンピースこそシンプルな『グレー』でしたが、ネックレスから靴まですべてが『赤』。カバンから取り出した携帯電話や手帳、ペンケースまですべてが『真っ赤』です。それはもう見ていて気持ちがいいほどの『赤』のオンパレードです。

『赤』は自分が表に出て目立ちたい人が持ちたがる色です。例えば、沢尻エリカさん、米倉涼子さんのような方です。

その方は、ダンスのインストラクターをされている方でしたから、目立つのが大好き。自然と立ち位置が自分中心になってしまうようですね。そして、行動や発言のすべてが、ハッキリとしていてウラオモテがない性格でした。

他に『赤』をよく身につけている人と言えば、リーダーシップや決断力を要求される政治家です。テレビの討論会などでもよく赤いネクタイをしていますよね。

最近では「リーダーシップを表すのは『赤』といったわかりやすい法則が浸透してしまったため、ほとんどの政治家がTPOに関係なく、『赤』のネクタイをつけているケースが多いのですが、こうなるとリーダーになりたいという自己主張の強い人ばかりで、見ているほうとしては少々うんざりしてしまうものです。本当は、『赤』を使うのも、ここぞ、という勝負時に留めておいたほうが無難なのですけれどもね。

ところで、なぜ政治家が『赤』のネクタイを着用するように至ったのかと言えば、アメリカ大統領選にそのルーツがあります。

アメリカ大統領選では、大統領候補同士のテレビでのディベートが有名です。このディベートにJ・F・ケネディ大統領は、白黒テレビであったにもかかわらず濃紺のスーツに『赤』のネクタイを着用し、若さをアピールしたと言われています。

議論の相手であったニクソンは、このときケネディが着用していた押し出しの強い『赤』の存在感によって差をつけられてしまったのです。このテレビ・ディベートの後、ケネディが優勢になったのは、言うまでもありません。


警察官の『青』の制服の前では人はウソをつけない

また、先ほどの戦隊シリーズのサブリーダーの色としておなじみの『青』。この色からは「冷静」「常識的」「ストイック」といったメッセージが発信されています。

イメージで言えば、2006年のトリノオリンピックで金メダルを取ったプロフィギュアスケーターの荒川静香さん。洗練された美しいイナバウアーの演技と、その鮮やかな青と水色の美しい衣装で世界中を魅了しましたが、インタビューに答える姿は「冷静」で「真面目」そのもの。荒川さんの前では、おふざけは御法度。いい加減な態度でふざけたことを言ったら、怒られてしまいそうです。

実は『青』という色は、社会的なルールや常識を重視するという心理的なイメージがあるだけでなく、相手にそれを強制させるイメージもあります。

では、そう感じさせるものには、何があるでしょうか?

そうです、警察官の制服の色です。

日本の警察官の制服は『紺』ですよね。しかも『黒』に限りなく近い『濃紺』です。「ルールを守れ」と迫られているようで、この制服の前では、どんな言い訳も通用しない気がします。

もちろん、ウソをつこうと思っても、相手が正しいことを言っているという気がするので、こちらのウソが見破られるような気になります。警察官がウソをついていても、見破るのはなかなか難しそうに感じます。

では、仮に警察官の制服の色が『赤』だったら・・・どうでしょうか?

ちょっと冷静に話し合うことは不可能でしょう。逆に相手にケンカを売ってしまうような言動になって、まとまる話もまとまらなくなってしまいます。『黄色』というのもちょっと軽すぎるし、『ピンク』だと相手になめられそうです。警察官は秩序を維持するという仕事を担っているからこそ、『青』の服装をしているのです。

ところで、皆さんのまわりにも『青』を好んで身につけている人がいますよね。そういった方は、おそらくストイックなタイプで見た目もやせていることが多いと思います。『青』を身につけている人で過剰に太っている人をあまり見かけたことがありません。実は、色というのはその人の体系にも影響するものなのです。

白衣の医師だからこそ、命の宣言は受け入れられる

皆さんは『白』を見ると、どんなイメージが浮かんでくるでしょうか?

「清潔感」「潔白」「無垢」・・・、なんだか「清く」「正しく」「美しく」というフレーズが思い浮かんでくるような気がしますよね。まさに『白』から読み取れるメッセージはその通り。

『白』は一見すると何物でも受け入れるような感じのする色ですが、実際には、意見を受け入れているように見えて、その実、自分の意見には一貫したポリシーがあり、信念を貫くという面があります。すべての色を『真っ白』に塗り替えてしまう、そうした強い力もあるのです。

もう1つは、「理想が高い」というイメージです。

『白』には潔癖なほど完璧を追求するイメージがあります。「意志強固」を表す側面を持つ『白』のファッションを普段から好んで着ている人は、「妥協をしない潔癖な人」という印象を周囲からは持たれていることでしょう。

ところで『白』のファッションと言えば、医師が着ている白衣。私たちが白衣を着た医師から受けるイメージは、こちらの意見を聞いてくれてはいるが、感情に左右されない、冒してはいけない絶対的な存在、というものではないでしょうか。

仮にあなたが、医師から死の宣告をされたとしても、従わざるを得ないような気持ちになるのは、医師が『白』をまとっているからです。この意見は曲げることができないし、神聖なご神託を受けた気分になってしまうでしょう。

これも『白』の持っている「感情に左右されない」という心理効果がなせるワザなのです。

純白のウェディングドレスには隠された意味がある

『白』と言われて思い浮かぶファッションと言えば、そう、純白のウェディングドレスですね。

純粋さやピュアな心を表すと言われているウェディングドレスですが、相手の色に染まるという純粋さだけに目を奪われてはいけません。裏で本当の意味を隠しているのが『白』なのですから・・・。

本心を隠す『白』。それが純白のウェディングドレスなのです。

そのため、新婦の本心は純白のウェディングドレスからははかり知ることができません。むしろ、新婦の本心を探りたいのであれば、お色直しのドレスの色に注目すべきなのです。

もし、お色直しのドレスの色が『赤』であれば、新郎は亭主関白になることをあきらめたほうがいいかもしれません。

なぜならば、『赤』は「自分が主人公」の色。多かれ少なかれ、新婦のわがままに振り回されることになるに違いありませんから。もっとも、それも1つの幸せの形と言えばそうですが・・・。

仮にドレスの色が『ピンク』だったとしたら、新郎はいつまでも新婦を女性として扱い、記念日には必ず2人でお祝いするというようなことを大切にしないといけませんね。また、少しすねて可愛い甘えも、新郎を困らせるほどの嫉妬に変わる場合もありますからご注意を。

『ピンク』のドレスを選ぶ新婦は、式場選びからご招待する人のリストアップまで、そのプロセスをとても楽しみながらその日を迎えます。そして、結婚式が終わってハネムーンから帰ってきても、まだまだその余韻を残して楽しみます。2人で撮ったリゾートでの写真を大きく引き伸ばして新居のリビングに飾ることも忘れません。

いつまでも夢を見ていたい、そんなロマンチックな乙女心を持ち続けている人なのです。

このようにお色直しのドレスの色を見ることによって、新婦の本音がわかってしまうのです。ぜひ、第3章のカラー別の特徴を参考にチェックしてみてくださいね。

裁判官の服が『黒』でなければいけない理由

『黒』という色には、どんなイメージがありますか?

あなたの近くにいる『黒』の洋服ばかりを好んで着ているあの人・・・。「独立心」が旺盛で、どこか「近寄りがたい」。そんなイメージがありませんか?

『黒』という色をプライベートでよく着ている有名人といえば、イチロー選手。彼はいつも自分の仕事に完璧を求めますし、まわりにもパーフェクトを要求します。

だからこそ、本当にすごい実力を発揮する人ですが、一緒にいると疲れてしまいそうなタイプでもあります。くだらない冗談には付き合ってもらえなさそうですし、付き合いも悪そうです。

また、集中しているときには、ピリピリとした空気をまわりに振りまいて、ちょっと近寄りがたい・・・。『黒』にはそんなイメージがあります。

さて、この『黒』のファッションに身を包んで仕事をしている人と言えば、裁判官です。テレビで裁判所内が紹介されることがありますが、さすがに『黒』一色だと見るからに威厳を感じますよね。

裁判官が『黒』の服を着ている理由はそれだけではありません。

裁判官の判断は法律以外の他者からの命令や金銭的なものに左右されることがないという強いメッセージとして『黒』を着用しているのです。さらには、パーフェクトで議論の余地がない『黒』い服を着た裁判官に諭される心理的効果も大きいでしょう。被告人に罪の大きさを自覚させるには、『黒』が一番なのです。

では、裁判官が『黄色』の服を着ていたら・・・、裁判が軽すぎるものになってしまいます。まったく重みがなくなってしまい、被告人は裁判官の話を聞かなくなってしまうでしょう。判決に重みがなくなってしまうので、罪の重さも十分に自覚できないに違いに違いありません。

自分たちが発する意見は、絶対であるがゆえに、裁判官は『黒』の服を着ているのです。

高級化粧品のイメージの『紫』

『紫』という色に、皆さんはどんなイメージを抱きますか?

「魅惑的」「ミステリアス」「浮世離れ」・・・。どれにしても、ちょっと常識的ではないイメージを抱かれる方も多いと思います。また、不思議でつかみどころのない神秘的な色、妖艶な色として感じる方も多いのではないでしょうか。『紫』には、日常性よりも非日常性を表現している色という共通したイメージが私たちにはあります。

芸能人で『紫』をよく着ている人と言えば美輪明宏さんが思い浮かびますね。あの独特なヘアースタイル、ファッション、雰囲気。どれをとっても徹底した美意識を感じます。存在そのものが「生きた芸術」という感じですね。そこから読み取れるのは、人が決して真似できないほどの美に対する執着心とこだわりです。

そして、世の中をよく見てみてください。日常の生活用品を扱っているショップには『紫』の露出が少ないことに気がつくと思います。

例えば、家族みんなで行くファミリーレストランの内装の色には、まず『紫』は使用されていないはずです。マグカップ、プレートなどの色には、『紫』とは程遠い、一般的な『ベージュ』や『白』、『茶色』などが使用されることが多いですね。

『紫』は、あまりにも「こだわり」と「個性」を主張する色なので、日常使うものや健全な場所にはふさわしくないのです。それはやはり、『紫』が「精神性重視」「美意識」といった俗世とは一線を画す価値観を表す色だからです。

こんな風に『紫』という色は、非日常性を表現します。ですから、携帯電話や家電など日常的に使用するものを扱っているメーカーは『紫』をコーポレートカラーに選びにくいのです。

では、どんな業界が『紫』を多用しているか、皆さんはご存知でしょうか?

そうです。化粧品業界です。

『紫』は女性的であり、昔から高貴で高級なイメージがあります。だからこそ、高級化粧品の色として『紫』が多用されやすいのです。『紫』の容器の美しさには思わずうっとりしてしまいます。

『紫』を使用すると、『紫』が持っている心理的なイメージが発揮されて美容液であれなんであれ、とても効果がありそうな気がしてくるのです。化粧品業界と『紫』は非常に相性が良いと言えるでしょう。

そして、高嶺の花のイメージを表現できるのが『紫』。「特別感」や「この世のものとは思えない」ほど美しいものには、ミステリアスな『紫』がピッタリきます。

古典的なライバルは、いつだって『赤』と『青』

前述した戦隊ものの役割分担のように、「色」にもライバル関係を表すものがあります。

例えば、『赤』と『青』。日本では子どものころから、『赤』は女の子の色、『青』は男の子の色、というのが定着しています。対になっている関係を色で表しているのですね。

戦隊シリーズで紹介したときには、『赤』は行動的なおっちょこちょいタイプ、『青』は冷静だけど面白みに欠けるタイプとお伝えしました。

この2つの色は協力し合えばベストパートナーになれる色なのですが、実はライバル関係を表す色でもあるのです。

つまり、ある業界でコーポレートカラーが『赤』と『青』の会社は、ライバル関係にあると見てよいということです。

例えば、銀行業界。三菱東京UFJ銀行のコーポレートカラーは『赤』です。一方で、みずほ銀行のコーポレートカラーは『青』です。

航空業界も同じで日本航空(JAL)のコーポレートカラーが『赤』であれば、後発の全日本空輸(ANA)は『青』を選ぶ、といった具合です。

一方が『赤』を選ぶと、もう一方のライバルは、必ず『青』。このような色の対がつい先ごろまでコーポレートカラーの王道だったのです。

Facebookの『青』とmixiの『オレンジ』

インターネットで企業のホームページを見ていると、『青』を多用しているところをよく見かけます。

なぜ多くの企業が『青』を使うのでしょうか?

なぜなら、「常識」よりも「個性」や「楽しさ」を優先する『紫』や『黄色』などの色よりも、『青』がビジネスにふさわしい「信用」を表現できる色だからです。仕事をする上で、大企業は特にですが「信用」や「正確さ」がとても重要視されます。

例えば、電気機器メーカーのパナソニックやIBMなどは、「信用」や「正確さ」を表す『青』が、まさに企業メッセージを発信する際にピッタリの色なのです。

他にも金融機関や士業、NPO法人なども「信用」や「正確さ」が何より重要なメッセージなので、戦略的に『青』を使うことが多くなっています。こうした心理効果から、『青』をコーポレートカラーに取り入れる企業が非常に多いのです。

また、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のFacebookのカラーは『青』です。SNSという新しいビジネススタイルにも、あえてFacebookは『青』を使っています。前述したように『青』は「信用」や「正確さ」「誠実さ」を表す色。登録画面が『青』なので、ウソを書くことがなかなか難しいという心理効果があるのです。まさに、実名で情報をやり取りするFacebookにふさわしい色と言えるでしょう。

一方で、同じSNSであるmixiのカラーは『オレンジ』です。Facebookと異なり、ニックネームで気軽に書き込みを行うことができる親しみやすさ、楽しい感じがあります。仲間意識や社交性を感じさせる『オレンジ』がコミュニティをつくるワクワク感につながっているのです。

また、日記や写真を投稿するという行為が『オレンジ』ととても相性がいいのです。『オレンジ』には「陽気」「社交性」「おせっかい」「気取らない」というキーワードがあります。mixiは日々のことをつづり、自分の興味のあることや自分の大切な人を紹介したりするツールです。『オレンジ』は親しみやすく、どこまでもコミュニケーションをとる色であるということが言えるでしょう。

同じSNSの企業でも、打ち出し方を何にするかで選ぶ色も変わってくるという典型的な例ですね。

万人受けする『水色』と敵をつくる『赤』

色にもそれぞれ好き嫌いがありますよね。私が代表を務めるカラータイプインストラクター協会で、1000人に「一番嫌いな色は何か?」というアンケートを取ったところ、『水色』と答える人がとても少ないことがわかりました。

他の色が、好きな色にも嫌いな色にも選ばれてしまうのに対して、『水色』は嫌いな色に選ばれることがあまりないのです。つまり、『水色』は万人受けする、マイナスイメージの少ない色だと言えるでしょう。

この『水色』を効果的に使っている企業がヤフーです。ヤフージャパンのヤフーのロゴは『赤』ですが、サイト全体は『薄い水色』で統一されています。ちなみにアメリカのヤフーでは、ヤフーのロゴは『紫』で、サイト全体は日本よりもさらに『薄い水色』で統一しています。

『水色』は、いつも見上げる空の色。それ自体に安心感や安堵感があります。そのため『水色』は毎日見ていても疲れません。なぜならば、闘争心をかき立てるような刺激的な色ではないからです。

ポータルサイトは、より多くの人が利用することによって成り立っているところもあります。だから、人によって好き嫌いのある色ではなく、万人が少なくとも嫌わない『水色』をホームページのカラーにしているのでしょう。

このように、『水色』は闘争心をかき立てない色ですが、逆に闘争心をかき立てる色もあります。それは『赤』です。実は、この『赤』をメインとしているのが楽天です。『赤』を見たら楽天というイメージがありますが、『赤』というのは文字通り「血が騒ぐ」けんかっ早い刺激的な色です。

また、『赤』は配色によっては「安い!」「激安!」というイメージをつくることができ、買いたいという気持ちにさせる色でもあります。安売りセールでの赤文字は定番色と言ってもいいでしょう。

楽天のコンセプトは、「前進」や「スピード」という言葉が使われていますが、そうした言葉をすべてひっくるめて体現する色が『赤』なのです。

ただし、『赤』は好きな人と嫌いな人を分ける色でもあります。ヤフーの『水色』と違って万人受けする色ではありません。『赤』を使っているために、楽天をなんとなく好きでよく利用する人と、なんとなく嫌いであまり利用しない人とに、分かれているのではないかと思います。

そこが『水色』との大きな違いですが、目的があって何かを購入したい、お得なものはないだろうか、という人にはピンポイントに響いてくる色であることは間違いありません。

『黄色』と『黒』で安さを追求したドトール

ホームページに限らず、色によってお客様を選別することもできます。企業は意図的にそれを使い分けています。

例えば、同じコーヒーチェーンでもターゲットとする顧客が異なる2つの会社があります。1つは、ドトールコーヒー。もう1つは、スターバックスコーヒーです。

ドトールコーヒーは、店舗の看板に『黄色』と『黒』を使用しています。『黄色』と『黒』は、非常に主張の強い配色です。遠方から見て、最も視認性が高いことから警戒標識にも用いられているほどです。

高級感のイメージがある『黒』ですが、『黄色』との組み合わせになると、突然、毒っけを帯びた刺激的な配色になります。この配色は、遠くからでも見つけることができる誘目性の高さから、色とりどりの看板がある駅前でも見つけやすいという効果があります。ドトールはどんな駅に降り立っても、ちょっと目を凝らせば瞬時に見つかりますから、すぐに立ち寄ることができますよね。

とは言え、ドトールコーヒーでは落ち着いてコーヒーを飲むといった気分になれない人も多いのではないでしょうか。落ち着くというよりも、サッと入って、サッと飲んで帰るのがふさわしい。これも、色からくる心理的なイメージがそうさせているのです。

もともと、ドトールコーヒーの店舗コンセプトは、立ち飲み150円コーヒーの店。懐具合が気になるビジネスマンがコーヒーを気軽に楽しめるように、手ごろな価格を追求したコーヒーチェーン店です。

ドトールコーヒーは、立ち飲みを基本的なスタイルとしてスタートしたわけですから、『黄色』と『黒』という配色が合っているのです。

『茶色』と『緑』で癒しを演出するスターバックス

では、スターバックスはどうでしょう。スターバックスは、もともとコーヒー豆の焙煎メーカーとしてスタートしました。そのころは、コーポレートカラーも『茶色』一色でした。

『茶色』には「堅実」というメッセージがあり、また「品質重視」というメッセージも発信しています。顧客も消費者ではなく、コーヒー豆の卸会社に販売していたり、コーヒー店に販売したりしていました。それが、あるときからコーヒーを店頭販売するようになり、いまのようなコーヒーチェーン店へと成長するなかで『緑』を加えていったのです。

スターバックスと言えば、ゆったりとしたソファや落ち着いた照明など、長居したくなるようなインテリアが特徴です。お客様も落ち着きを求めてくる人が多く、座り心地の良い椅子に腰掛けて、パソコンを広げて仕事をしたい。そんなコンセプトを落ち着きの『茶』と癒しの『緑』の内装で表現しているのです。

第2章 身につける色にはその人の生き方が表われる(近日公開予定)

生き方が変わるとファッションも変わる

ファッションには、その人の性格、考え方、価値観、行動パターンが、知らず知らずのうちに表れています。

女優の高木美保さんはライフスタイルが大きく変わったことでファッションが激変しました。芸能界で華やかなスポットライトを浴びていたのに、突如都心から離れ、食の安全を考え、農業を始めました。

都会に住んでいて仕事をしていたころは、その端正なお顔だちに『黒』などの洗練された都会的なファッションが似合うタイプでした。ですが、田舎に移り住むようになってからは、都会的な『黒』を脱ぎ捨て、ナチュラル系のファッションを身にまとうようになりました。

このように、生き方が変わればファッションもおのずと変わるのです。だからこそ、ファッションの変化を見れば、その人の考え方が変わったこともわかるのです。

仕事一辺倒で、オシャレには無縁、実用的で堅実な『茶色』のジャケットやビジネスバッグを身につけていた女性が、突然、『ピンク』のシャツや『ピンク』の携帯電話などを持ち始めたら、まず恋愛中か、もしくは恋愛に目覚めていると見て間違いないでしょう。

特に女性が、これまで持たなかった『ピンク』を持ち始めた場合は、素直に自分の中にある女性性を認めている証拠です。

一方で、色を意図的に変えている人もいます。

弁護士の橋下徹さんは、立場によっていろを見事に使い分けています。テレビで弁護士として活躍していたときは、茶髪に『茶色』のサングラス。

茶髪は、『茶色』にではなく、髪を染めるという信頼ある食に就く人があまりやらない行為というところに意味があったわけですが、マスコミによって、「茶髪の風雲児」というキャッチフレーズがつけれられていたのもそのころです。真面目で実直なイメージの弁護士像を覆した個性的で異端児的なスタイルでした。

ところが2008年、一転して大阪府知事選へ出馬。このときに採用した色が『黄色』でした。『黄色』はご存知の通り、ユーモアやフレンドリーを表現する色になります。『黄色』を前面に出して、頭の固い政治家とは違うぞ、というメッセージをアピールしていたのです。

そして、2011年には大阪都構想を掲げて大阪市長選に出馬。このときは選挙ポスターにフレッシュな『黄緑』を採用。ネクタイは『水色』や『グレー』など協調性のある色を選択していたのです。

このように『色』を意図的に変えることで、自分を常に優位な状態に持っていく人もいるのです。


ファッションにはその人の生き様が見え隠れする

先ほどもお話ししたように、その人の性格や行動パターンを把握したいと思えば、まずはファッションチェックです。ファッションは、その人の生き様そのものを表している、と言っても過言ではないでしょう。

「まいう~」などと、グルメ番組で独特の個性を発揮しているグルメレポーターの石塚英彦さん。おなじみのオーバーオールに『オレンジ』のTシャツ姿がよくお似合いです。

おそらく、彼はこの『オレンジ』をとても意識して着ています。『オレンジ』には人を引き寄せる明るさ、愉しさがあります。「僕と一緒に楽しもうよ」「おいしいよ」というメッセージを発信しているのです。

ちょっと話が飛躍しますが、独立したてのペンションオーナーって、皆さん同じ格好をしていると感じたことはありませんか?頭にバンダナを巻いて、『ベージュ』や『モスグリーン』などのファッションをしている人が驚くほど多いですよね。

これは、山の中にある自然の色をファッションで再現しているのです。まさか山の中にあるペンションのオーナーで、スーツを着こなしている人はいないでしょう。

一方で、都会のど真ん中に住む人はどうでしょうか?六本木界隈で仕事をしている人は『黒』いスーツをビシッと着こなし、バリバリと仕事をしている人が多いはず。逆に『ベージュ』や『モスグリーン』などのナチュラルファッションをしている人はとても少ないですね。

つまり、その人が選ぶファッションをや小物には、その人がどういう生き方を望んでいるのか、本人が自覚しているしていないにかかわらず反映されたものであり、その人のこだわりや価値観、性格、行動パターンがすべて含まれていると言えるのです。


憎めないのび太くんの『黄色』のトレーナー

皆さんもご存知の「ドラえもん」。これも配役が分かれていますよね。

『黄色』のトレーナーがトレードマークののび太くんは、ストーリーの道化役。勉強したくなかったら寝ちゃうし、ドジでマイペースだけど憎めない、そんなタイプです。

『黄色』には人の懐にすっと入れる「可愛げ」の意味合いもあります。ほかの色を身につけていれば怒られてしまいそうな場合でも、『黄色』のトレーナーののび太くんなら「まぁ、仕方がないか」とまわりが許してしまいます。

図らずも、のび太くんのサポート役になっているドラえもんは、『水色』。自分は前に出ないというサポートタイプの色です。いつも文句は言っているけれど、必要とされる嬉しさをドラえもんは感じています。

『ピンク』はしずかちゃん。誰にでも優しくて八方美人なタイプです。アイドルにふさわしい色ですよね。

ジャイアンは『オレンジ』。人の迷惑を顧みずに自分中心で歌を歌っていたりしますが、その反面、親分肌で情にモロいタイプでもあります。

そのジャイアンに腰巾着みたいにくっついているのがスネ夫。彼は『水色』の服装が多いのですが、ジャイアンのサポート役として無理難題を常にこなしているイメージがあります。

皆さんも自分の好きなドラマや映画、アニメの登場人物にどんな色が使われているのかチェックしてみてはいかがでしょうか。色の意味をさらに深めることができますよ。


「ネクタイ」や「服」の色が登場人物の役割を示す

映画の配役を見ると、それぞれの登場人物が身につけている色がキャラクターを象徴的に表しているシーンをよく見かけます。

例えば、『踊る大捜査線』を見ると、色が登場人物の性格を表していることがよくわかります。

織田裕二さん演じる主人公の青島俊作。慎重さには欠けますが、行動的でリーダーシップをとっているイメージがあります。彼のトレードマークは『赤』のネクタイ。映画やドラマでも彼は『赤』いネクタイと『モスグリーン』のモッズコートがトレードマークになっていました。

『赤』には「スピード」「ドラマチック」「短気」などのメッセージがあるのですが、織田裕二さん扮する青島刑事はドラマの中でいつも走っています。熱血漢で曲がったことが大嫌い。まっすぐでとても単純なところがあり、まわりを巻き込むドラマチックさも『赤』のネクタイの色が、個性的な刑事のキャラクターにはまりました。

そして、青島を何かと手助けする稲葉敏郎さん演じる室井慎次。中央官庁に勤めているキャリア組の彼のネクタイは『濃い青』。

「慎重」で「冷静」、「常識的」という感じがします。正義感が強く、それを絶対に押し通す強さが、室井さんの着ているコートの『黒』にも表れています。

その『黒』が、ただ上からの命令に従うだけではないキャリア組のプライドと、そこに隠された組織に組み込まれるだけではない少しの反抗心を表しているのです。

一方、現場で地道に聞き込みを続けて、犯人を探す手がかりを見つけるのが、故・いかりや長介さん演じる和久平八郎。「堅実」という言葉がピッタリはまる役ですが、よく『茶色』のネクタイをして登場しています。

派手さはないけれど、人の痛みがわかる人情派。その温かく信頼できる人柄で人望が厚く、まわりからも慕われていました。味のある役柄が『茶色』の色彩効果と合って、ドラマの中でその独特の存在感を示していました。

紅一点ともいえるのが、深津絵里さん演じる恩田すみれ。『グレー』の上着やインナーなど彩度が低い服を着ているのが特徴的です。青島との掛け合いが象徴的なシーンですが、警察という巨大な組織の組織人として、「協調性」のあるところを色で表現しています。

また『黒』のパンツスーツも多く、これはビジネスウーマンの制服と言ってもいいほどの定番スタイルで、男性の多い職場でも、女性性を強調せず、「邪心なく仕事に徹している」を表す色になります。

最後に、犯人役の人たちが身につけている色が『白』や『紫』であったりします。

『踊る大捜査線 THE MOVIE』で猟奇殺人犯を演じた小泉今日子さんが着ていた服は『白』でした。「意志強固」で「潔癖性」のイメージにピッタリの役柄でした。『真っ白』は緊張感をもたらす色で、「非日常性」や「カリスマ性」を同時に表すこともできます。

このように映画やドラマというのは、色を効果的に服装に活用することによって、そのキャラクターのイメージを見る人に印象づけているということがわかります。


『グレー』での謝罪なら怒られない

キャラクターで変える色もあれば、それぞれのシーンにふさわしい色というのもあります。

相手に嫌われないファッションを考慮しなくてはいけないときと言えば、謝罪時のファッションでしょうか。そんなときは、ぜひ『グレー』を意識してお使いください。

『グレー』には「おとなしい」「控えめ」を通り越して、相手に「弱々しさ」を感じさせるものがあります。『グレー』のスーツやネクタイを身につけて謝罪に行くと、怒っている相手が「もうこれ以上、この人を責めてはかわいそう」と思ってしまうのです。これが『グレー』の持っている心理効果です。

『グレー』の中でも、より謝罪の意を伝えたいときは、『ダークグレー』より、ぜひ『ライトグレー』を選びましょう。『ダークグレー』は『黒』に近いので、「絶対に謝らない」という、ふてぶてしさを感じさせてしまう可能性があるからです。

でも、世を見渡すと、どうも間違いがちなようです。謝罪時に『黒』を選んでしまうケースがとても多いのです。

そういえば、個人事務所社長解任問題で謝罪会見を開いた小林幸子さん。『黒』のセーターを着ていましたね。『黒』は威厳のある色ですから、まわりを「威圧」するだけでなく、「防御」の意味合いもあります。記者から責められるのが嫌だということで、『黒』を身につけたのだと思いますが、何か秘密を隠しているという印象を与えてしまい、逆効果だったと言えるでしょう。

相手の怒りを買わない『グレー』を選ぶのが、「謝罪」のときの王道です。


勝負をかけるとき、嫌われたくないときとでは、選ぶ色が変わる

今度はシーン別というよりは、その場でどう振舞いたいのかによって選ぶ色が変わるお話をしたいと思います。

ちょっと引っ込み思案なあなたへ。もう少し自己主張をしなきゃダメだ、なんてまわりの人に言われるものの、なかなか実行できないとお悩みかもしれませんね。そんなときには、自分のファッションのイメージを変えてしまいましょう。

あなたが普段着がちな色は、濁りのないはっきりとした色ですか?それとも、ちょっとニュアンスのある安心できる色ですか?どちらの色を身につけるかを、その目的によって意識的に変えてみるのです。

どうしても好きな人を落としたいとか、ここぞというときに自己主張したいというときには、くすみのない『清色』を選ぶようにします。普段より少しでも鮮やかな色を身につけるのがいいでしょう。

あなたにとって、『ベージュ』や『グレー』があまり疲れない普段着の色だとすると、『黒』や『真っ白』なジャケットを着て、それに合う濁りのないはっきりとした色をプラスしてみましょう。背筋がピンと張ってきませんか?いい緊張感がありませんか?

そして、いつも控え目な『水色』を身につけている人であれば、普段よりも、ちょっと鮮やかめの『青』を身につけてみましょう。そうすることで自己主張できる度合いは大きく変わるはずです。「好きだ」という言葉も、はっきりと伝えられる、そんな気がしませんか?

鮮やかな色には、自分の心を主張する、宣言する、そんなことを後押しする力があります。政治家が所信表明演説をするときに『赤』のネクタイをつけるのと同じ。鮮やかな色を身につけることで、自分自身を奮い立たせ、自己主張ができるようになるのです。

一方、主張が強すぎて、いつも怒られちゃうというあなた。相手に嫌われたくないなと思うときは、いつも身につけている色でもワントーン落とした『濁色』を選ぶようにしてみましょう。

いつも『赤』を身につけている人でも、ちょっとくすんだ『赤』を選ぶことで、自分の主張をグッと抑えることができて、上品な感じに見えるのです。この「色を抑えることで上品な感じに見せる」って結構使えますよ。ぜひお試しを。


『白』ジャケット着用の人に会うときは、くすんだ色はNG

今度は、相手の好む色からあらかじめこちらのファッションの色を決めておくという例です。

『白』をファッションとして好んで身につけている人は、毅然とした意思強固なタイプです。他の色に染まっているように見えても、結局はまた『白』に戻っていくというのが『白』の特徴で、実はとても強い意志を感じさせる色でもあります。

『白』ジャケットを着ている人や、冬ならば『白』のダウンジャケットを身にまとっている人は、『グレー』『水色』『ベージュ』といったあまり自己主張をしない控えめな色をつけている人に興味を持ちません。
眼中にない、といったほうが相応しいかもしれません。

『白』を身につけている人は、『白』に合う人しか見えていないと言ってもいいでしょう。ですから、話し合いになれば、どうしてもこちらが『白』の人に合わせてコミュニケーションをとるようなスタンスになりがちです。

こういうスタンスに立つと選択肢は2つです。すなわち、完全に対等でいくか、それとも協調するかのどちらかになります。

『白』を着ている人と対等に付き合いたいなら、全身『黒』ずくめのファッション、または鮮やかな『赤』や『青』など、はっきりとした色を着るというのが1つの方法です。

逆に、対抗せずに協調して仕事を進めるというのであれば、『水色』や『グレー』のネクタイやシャツを身につけて、相手に合わせる方法があります。

『白』ジャケット着用の人に対して一番よくないのは、くすんで濁った色の服を着ていくこと。汚れた靴なんていうのももちろんよくないですね。

また、『白』はカリスマ講師と呼ばれる方が好む色でもあります。『白』はすっきりと「知的」に見え、同時に人を「緊張させる」オーラも放ちます。そこが「カリスマ」に相応しい色の効果と言えるでしょう。

マゼンタを選ぶあの人は女心もちょっと複雑?

女性の服装、そして、小物でちょっと注目すべき色があります。それは『マゼンタ』という『赤』と『紫』が混ざった色、『赤紫色』です。若い女性の携帯電話のカバーなどでも人気です。

『マゼンタ』には『赤』の目立ちたがり、『紫』の美意識、『ピンク』の外見へのこだわり、の意味合いがあります。
つまり、それぞれの色を掛け合わせたような価値観が生まれるのです。
こうした意味合いを総合すると「小悪魔的にかわいい私を見て!」というメッセージになります。

暗に示しているというところがポイントで、『マゼンタ』をファッションに取り入れている人は、単に「あなたが一番」では満足しません。それよりも、その人が持っている個性を含めて、あらゆる面からほめる必要があります。

少し謎めいた行動、考え方、外見・・・、美と個性の両方に注目しなければいけません。男性陣、くれぐれもそこまで読んでみてくださいね。

同じように、色を掛け合わせたものと言えば、『白』と『茶色』が混ざった『ベージュ』。『黄色』と『緑』が混ざった『黄緑』などがあります。それぞれの固有の色のメッセージを掛け合わせて生まれるものを読み取ってみる、というのもおもしろいですよ。

清色&白黒VS濁色&ベージュ、あなたはどちらのタイプ?

ファッションで選ぶ色には大きく分けて2つの傾向があります。同様に、その人の性格や思考を読み取るときにも、大きく分けて2つの色のタイプがあることをお伝えしておきましょう。

1つは『清色』。濁りのない、切れがいい、クリアな感じの色です。美しいだけではなく、かっこいい生き方を望む人が『清色』を身にまといます。

『黒』や『白』を基調としたファッションに、鮮やかな『赤』やクリアな『青』を取り入れているような人が多いと思います。

それは、鮮やかな色の服を身にまとっている女性のイメージです。仕事にしてもプライベートにしても、かっこよく生きたいという思いがファッションに表れています。

女性であっても男性顔負けの仕事をしている人が多く、男性であれば仕事一筋の生き方をしているのもこの『清色』なのです。このような人には、歯切れよくスマートな感じでタイプするのがよいでしょう。

清色をまとっているタレントと言えば、小雪さん。抜けるような白い肌とつややかな黒髪。結婚しても所帯くささとはまったく無縁です。美しさだけではなく、かっこいい生き方をも望むタイプですよね。

もう1つは『濁色』。ファッションでは『ベージュ』を基調色としている人。この場合、全体のファッションに『真っ白』や『黒』がほとんどないのが特徴です。自然派志向といってもいいかもしれません。

自然のないコンクリートジャングルで一生過ごすのは無理!という人もこういった色を選んでいるはず。まさに生活スタイルが色選びに直接関わってくる例です。

また『濁色』の中でも、暗い『モスグリーン』ではなく、明るい『ベージュ』を選ぶ人は、女性であれば優しく、柔和なタイプ。男性であれば、草食系男子。どこか中性的な男性が、『濁色』の中の『ベージュ』のファッションを選んでいます。

このような人には、親しみやすさとか、わかりやすさを前面に押し出した対応を取るとよいでしょう。

例えば、教育学者の齋藤孝先生は『ベージュ』のスーツをよく着ていますね。話し方もとてもソフトなので、『ベージュ』がよくお似合いになります。

それでも、ネクタイを見ると個性的な『紫』や『黄色』を選んでいたり、協調の『水色』を選んでいたりして、個性を演出していることがうかがえます。自己主張も忘れないちゃっかり派だからこそ、教授としてだけでなく、あれだけメディアに引っ張りだこのお立場が確立されたのでしょう。

相手をパッと全体的に見て、スタイリッシュ派かナチュラル派かを見きわめられるようになるとおもしろいですよ。ファッションの色づかいから相手のビジネススタイル、生活スタイルまでも予測することができます。


鮮やかな色を着ている人は主張が強い

さらに、もう1つ。

同じ色でも明るい色と暗い色、鮮やかな色とくすんだ色があります。
なぜ、自分がその色を選んでしまうのか。なぜ、あの人がその色を選ぶのか。
それぞれ、どのような意味があるのでしょうか?

そこで、色の三属性のうち、色の明るさを感じさせる「明度」と色味の鮮やかさを感じさせる「彩度」に焦点をあてて考えてみましょう。
実は、そこからその人の心の強さを読み取ることができます。

「彩度」が高くなればなるほど、その色の主張は強くなります。
例えば、『真紅』は、赤色の色で一番鮮やかな色です。
鮮やかな色になればなるほど、その色の主張は弱まっていくことになります。

一般的に鮮やかな色を着ている人は派手好みの人が多く、色だけではなくデザインも凝っている場合が多いのです。

鮮やかな色を好む人はチマチマしたものが大嫌い。アクセサリーやカバンなども大ぶりなものが多く、なんでもわかりやすく大きなアイテムを好む傾向があります。

また、特に「彩度」はお国柄によってケースが異なります。
お隣の中国などでは、日本よりも「彩度」の高い、鮮やかな『赤』を選ぶ人が多いのです。

それは、色に対する心理的なイメージの強さが違うからなのですが、控え目を美徳とする日本と、きちんと主張すべきことを主張することが重要視される中国との違い、そのものでもあるのです。


年中パステルカラーのあの人は若さが売りのロマンチスト

そういえば、あなたのまわりにいませんか?
年中パステルカラーを着ている人。

春や夏など、まわりが明るい服を着ているときならともかく、少しくすんだ色がしっくりくる秋になっても、やわらかなピンクや水色、クリーム色などのパステルカラーを身につけている人。
冬になっても選ぶコートは白やアイボリーなどの明るい色。

こんなかんじで年中明るい色を着ている人を見ると、思わず「パステルカラーさん」と呼んでしまいたくなります。

そのパステルカラーばかりに手を出すその人の心は?

「いつまでも若々しくいたい」

「明るく声をかけて欲しい」

「暗くて楽しくない話は聞きたくない」

「あまり責任ある仕事を任せられると困る」

どこまでも明るさを追求し、暗くて重苦しい印象の人や事柄を避けて生きていきたいのが、この「パステルカラーさん」なのです。


暑い夏でも黒ずくめ?重要視されたい心が暗い色を選ぶ

一方、年中暗い色ばかりを着ている人もいますよね。

「暑い、暑い」と言いながら、真夏でも全身真っ黒を着ている人。

「明るい色?そんなのまったく持っていないよ」と言い切るのが、『黒』や『ダークグレー』などの暗い色で全身を固める「ダークカラーさん」です。

その心は前述のパステルカラーさんとは真逆の心理です。

「大人っぽく見せたい」

「存在感がある人だと重要視されたい」

「もっと手ごたえのある仕事を任されたい」

「日常の軽い話ではなく、中身のある深い話をしたい」

このように暗い色を好んで着ている人は、自分に鎧をまといたい人です。

明るい色が持つ軽いイメージを好まず、人から重要視され、人から重んじられたいと思っています。軽薄なトークや感情むき出しの付き合いは好まない人であると知っておくといいでしょう。


シルバーは「理想」を追い、ゴールドは「成功」を望む

『シルバー』と『ゴールド』もファッションや小物でよく使われる色です。時計やちょっとしたアクセントに、自分の持ち物の中に、『シルバー』と『ゴールド』のアイテムが、1つや2つ入っているのではないでしょうか?

『シルバー』と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
『シルバー』の色のものと言えばいろいろありますが、例えば宇宙に関するものは『シルバー』の色を取り入れていることが多いと思います。『シルバー』には未来志向、理想主義という意味があります。創造力をかき立てる色でもあります。

そして、『シルバー』から読み取れるもう一つのメッセージは「洗練」です。確かに『シルバー』と同じ光りモノの『ゴールド』と比べると、『シルバー』のほうがスマートな感じがしますよね。「世俗的なにおいがせず」、「頭が良さそう」で、「できる人」といった感じです。

ただし、『シルバー』は理想に傾きがちで、『ゴールド』に比べると地に足がついていないというイメージもあります。

一方、『ゴールド』は『シルバー』に比べると、もっと「現実的」で「成功」「富」をイメージする色。どちらの色を好ましいと感じるかで、その人の価値観までもわかります。

特に『ゴールド』は現実的な欲望に直結しやすい色。精神性よりは目の前の「成功」「富」など、現実的なものを獲得したいと考える人が『ゴールド』を手に取る傾向にあります。

時計の色やアクセサリーの色に『シルバー』が多いか『ゴールド』が多いかをチェックしてみてください。
長くお付き合いする相手であれば、同じ価値観を共有するシルバー派かゴールド派同士を選ぶことをおすすめします。


第3章 これが「カラー読心術」―基本13色を徹底解説(近日公開予定)

絶対に謝らない・人の意見を聞かない『黒』

黒の特徴

いつ会っても、どんなときでも全身『黒』装束の人っているでしょ?あなたのまわりにも。
たまにグレーの服を着ることはあっても、カバン、携帯電話、名刺入れ、ペンなどの小物がほとんど『黒』一色の人。

そういう人って、人の意見に振り回されない強さや独自のスタイルを持っていると思いませんか?
寡黙なのに相手を圧倒する存在感を持っている。
かっこいいのでちょっと憧れてしまいますよね。

例えば、仕事がデキる、と評判のカルチャースクール経営者のAさん。
40代女性経営者のAさんはいつ会ってもスーツは『黒』。
それ以外の色を着ているのを見たことがないぐらいの『黒』徹底ぶりです。
ここからも完璧主義で徹底したこだわりの性格が見てとれます。

Aさんの経営者としての立ち位置は、2番手とはっきり一線を隔す、というもの。近寄りがたさと威厳をカリスマ性に換えて常にアピールです。

「気やすく声を掛けてもらっては困る。私を誰だと思っているの」の暗黙のメッセージが、いつ会っても笑顔を見せない、という表情にも表れています。

なので、社員みんなと一緒にランチ会などということもほとんどありません。社内コミュニケーション係はもっぱら専務取締役の役目となっています。

また、お子さん2人を立派に育て上げたバリバリのキャリアウーマンなのですが、子育ての話でも、どちらかというとお子さんへの愛情というよりも、「いかに立派に育て上げたか」という結果主義的な内容に終始するところがあります。

そういえば、Aさん相手にこんな失敗がありました。
Aさんがとても忙しそうだったので、社員みんなで、お客様を呼び込むためのイベントを企画しようと盛り上がり、新しいプロジェクトを立ち上げました。
もちろんAさんにはある程度イベントの内容が決まった段階で報告しようと思っていたのです。
そして1ヵ月後、企画の内容が固まったところでAさんに、
「こういうイベントをしようと思っているのですが」
と伝えたところ、
「こんなイベントが企画されていたことを私は聞いていません。このイベント企画は白紙に戻してください!」
と、すごい剣幕で言われてしまったのです。
せっかくみんなで集客を考えて、これが会社のためだと思って進めていたのに、です。

ここには、仕事の進め方に大きなミスがあったのです。
『黒』の人の把握欲を無視してはいけません。
最初に「こういうプロジェクトはいかがでしょう」とおうかがいをたて、途中の経過報告を随時行っていれば問題はなかったのです。

自分の知らないうちに勝手にコトを進められたという事実が「無視された」となり、自分の存在価値を一番と考える『黒』の人にとっては許せない行動となったのです。

『黒』の人は、コミュニケーションはとらないけれど、無視されると激怒する。ここがお付き合いのポイントです。

そして、「絶対にこの意見は曲げない!」と『黒』の人が宣言したら、もうどうしようもありません。
人から嫌われようが、少々の障害があろうが、断固として譲らないものは譲らないのです。
見た目の存在感や目力の強さも合わさって、とにかく自分の意見を押し切ります。
相手に求めるものは絶対服従です。

さてこのAさんですが、事業のほうは拡大路線が止まりません。
これは自分の実力がどこまで評価されるのか確かめてみたい、という成長欲や権威欲からきています。
国内で30か所もスクールを展開したその次は海外進出です。
独立心も旺盛、かつパワフルなので海外の地であっても、臆することなくチャレンジを続けます。

「本当に仕事ができるわね。Aさん、スゴイ!」と羨望の声は上がっているのですが、その陰でささやかれているのがこんなヒソヒソ話。

「もうちょっとまわりにいる人のことも考えてくれればいいのに。怒るときだけ怒って、いいときには全然ほめてくれないんだから。それに、この結果は私1人でも達成できたのよ、と言わんばかりのあの態度。それがまわりを疲れさせるのよね」

そして、このヒソヒソ話を聞いた『黒』の人が傷つくかというと・・・

「言いたい人には言わせておけばいいわ。別にみんなから好かれる必要はないんだし。あなたたちは、自分の仕事をちゃんとまっとうしてくれればそれで結構よ」

と、どこまでも強気なのでした。

「黒」と相性がいいのは
こだわりの「ターコイズ」
自己主張の「赤」
しっかりと自分を持っている「白」

「黒」と相性が悪いのは
子供っぽくて悪ふざけの「黄色」
やたらといつも仲間とつるんでいる「オレンジ」

「黒」の人の恋愛特徴
自分の生活スタイルは変えない
弱みを少しだけ見せる
ベタベタしない

「黒」の人のコミュニケーション
一緒に仕事をする人が「黒」・・・気配り、笑顔は不要
上司が「黒」・・・絶対服従。言われたことをキチンとこなす
取引先が「黒」・・・完全に下手に出るか、部分的に対等で付き合うか
学校の先生が「黒」・・・反抗しない
ママ友が「黒」・・・ボスとあおぐ
「黒」の対応に困ったら・・・命令して動かそうとしない。「黒」のプライドを尊重する態度をとると「黒」も軟化する。

あなたが「黒」を気にするとき
自分をワンランク上に見せたいとき
自分を守りたいとき

「黒」のイメージを持つ有名人
ダルビッシュ有、イチロー、石原慎太郎、勝間和代、安室奈美恵、高倉健、夏木マリ、オノ・ヨーコ


「あなたは何様?」「私は女王様(俺様)!」の『赤』

赤の特徴

がさつでうるさい、寂しがり屋の『オレンジ』

オレンジの特徴

社会常識とは無縁な不思議ちゃん『紫』

紫の特徴

自分は特別?気取っているんじゃないわよ『ターコイズ』

ターコイズの特徴

大きく口をあけて話す姿が子どもっぽい『黄色』

黄色の特徴

臆病なのを「ぼくって繊細?」と勘違い『グレー』

グレーの特徴

嫌われるのが怖い?気配り名人『水色』

水色の特徴

いくつになっても頭の中は美と恋愛でいっぱい『ピンク』

ピンクの特徴

今日もまた続く、ながーい説教話『茶色』

茶色の特徴

「賢い」「正しい」以外の価値観を教えてあげたい『青』

青の特徴

「とてもいい人」、でも実は「どうでもいい人?」の『緑』

緑の特徴

あなたの正しさ、凡人の私はついていけません『白』

白の特徴

『真っ白』のジャケットを着て、背筋をピンと張って堂々としている人。

『真っ白』のシンプルなカバンを持って、自分の意見をぶれずに言う人。

『真っ白』のシャツやワンピースを着てすがすがしい印象の人。

手帳や名刺入れなどビジネスシーンでの持ち物が『白』の人。

第4章 持っているモノの色から相手の心を読み解く【ビジネス編】(近日公開予定)

「カラー読心術」はすべてのコミュニケーションベース

「ビジネスでこう見られたい」を知りたければ「名刺入れ」を調べろ

「名刺入れ」がなければ「手帳」もしくは「パソコン」を見よ

「今日伝えたいメッセージ」は「ネクタイ」の色でわかる

「成功願望」を知りたければ「携帯電話の色」をチェック

「自己顕示欲」を知りたいなら「メガネの色」

「コミュニケーション方法」を知りたければ「ペンの色」に注目

「ビジネスパートナーへの願望」は「バッグの色」を見よ

「オシャレ度」を知りたいなら「傘」と「化粧ポーチ」

「隠された自分」を知りたければ「靴」を調べろ

「統一された色」を持つ人と「異なる色」を持つ人

第5章 持っているモノの色から相手の心を読み解く【恋愛結婚編】(近日公開予定)

気になる人の持ち物から、ホンネを読み取ろう

婚活パーティーで声を掛けられやすい色とは?

男性は『ピンク』をファッションに入れてみよう

結婚相手にピッタリの人を探すには?

結婚相手に求めるメッセージを知りたければ、バッグの色

結婚後いつも心配が絶えない色とは?

なかなか結婚できないあの人の「色」

デートの誘い方・行き先を考えるなら、「携帯の色」をチェック

第6章 色を上手に使って幸せと成功をつかみとろう(近日公開予定)

日常生活になりたい自分のカラーを取り入れる

プライベートとビジネスで使用する色を変えてみる

達成目標が明確な場合は、小物の色は1~2色に絞る

テキメンに効く!『黄色』のサプリメント

気になる色、遠ざけたい色でその人の気分がわかる

おわりに(近日公開予定)

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株式会社色彩舎代表取締役 四天王寺大学非常勤講師 関西ベンチャー学会理事 カラータイプ®理論開発者
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