「とてもいい人」、でも実は「どうでもいい人?」の『緑』
『緑』は、ファッションとしては黒やグレーなどに比べて身につけにくい色ですが、チェック柄の中にある『緑』、ペンケースの中に入っている蛍光ペンや付箋が『緑』。
特別なものではなく、日常使用するもので他の色の選択肢もあるけど、選ぶのは『緑』という人。プライベートでのバッグに『深緑』を選んでいる人。持ちやすい ハンカチが『緑』の人。
はたまた、ファッションとは違いますが、やたらとまわりに観葉植物などを置いて環境を『緑』にしている人。そんな人のキーワードは、平和主義で現実思考、そしてナチュラル嗜好です。
例えば、公務員のLさん。職場から1時間以上離れたところに家を買って、小学2年生と5年生の男の子2人と妻の4人で暮らしています。家は小さいながらも、庭があり、そこで妻は家庭菜園をしています。形は少々悪くても新鮮なキュウリにお味噌をつけて食べるのも、ささやかな幸せ。
そんなLさんにとって、何よりも大切なのが家族との時間。休みの日には家族4人で近くのショッピングモールでお買い物をして、そこでランチを食べるのが習慣です。
子供は2人ともサッカーをしているので、試合があるときには、その応援に行くのがとても楽しみ。妻は朝早くから子供たちのためにおにぎりをたくさんつくってくれます。
当たり前の生活を当たり前に過ごせていることに、日々感謝。一緒にいると、こちらまで穏やかな気持ちになってきます。
そんなLさんはとにかく子煩悩。まわりからは「親バカ」と言われています。仕事のモットーは「反省はしない」「肩の力を抜く」「適当さ」。出世などにはあまり興味はなく、晩ご飯どきには家に帰って、家族みんなで食事をするのがLさんにとっては 大切なこと。その生活スタイルが保てているいまの仕事にとても満足しています。
でも、ときどきはこんな穏やかな生活に少しの刺激が欲しくなることがあります。そんなときによみがえるのが過去の思い出の数々。
高校生時代、学級委員長の選考会のとき。成績が良かったのでLさんがその候補の1人に選ばれました。でもその選考会では、抜群にパフォーマンス力のある話のうまい同級生も候補に選ばれていたのです。結果として学級委員長にはその同級生が選ばれました。
いつもいい線までいくのに、最終的には主役を他の人に持っていかれてしまう、そんな人生です。日常生活ではあまり思わないのですが、ときどき「どうしても主役になれない自分」にジレンマを感じることがあります。
「そう言えば、子供のころに見ていた秘密戦隊ゴレンジャーの『緑』のキャラクターは赤や青に比べて印象が薄かったな・・・」と、まるで自分のことのように思い出すのがこの『緑』を手に取る人なのです。
それでも本心はやっぱり安定志向。トラブルやストレスを感じるプレッシャーなどはやはり苦手です。トラブルがある場合は自分が調整役に入ることもしばしば。なん だかそんなときには少し頼られているような気がして嬉しさを感じます。
でも、いつもはオシャレもビシッと決まらないし、颯爽としたイメージには程遠くて。このまま日常生活に埋没して終わるのか・・・。なんだかそれが幸せでいいような気もするし、なんだかそれがもの足りない気もする、そんなことを考えているのがLさんなのです。
そのLさんに対してこんな話が耳に入ってきました。
「前会ったLさんってどんな人だったっけ?赤いネクタイをしていた人は覚えてるんだけど」
これを聞いたLさん。
「あらら。人から特に嫌われもしないけど、特に印象にも残ってないみたいなんだよね、いつも。でも家族が必要としてくれるからそれでいいけど」
野心さえ持たなければ、とても平和な毎日を過ごせるのが、『緑』に惹かれるLさんなのです。
「緑」と相性がいいのは
社交性抜群の「オレンジ」
同じ価値観が安心の「緑」
「緑」と相性が悪いのは
非日常な感じが違和感の「紫」
普通の幸せを軽視する「ターコイズ」
「緑」の人の恋愛特徴
友だちから恋愛に発展
ドキドキよりも安心感
自分と似たような人を選ぶ
「緑」の人のコミュニケーション
一緒に仕事する人が「緑」・・・飾らないで等身大で付き合う
上司が「緑」・・・人間関係で安定を図る
取引先が「緑」・・・仕事の話だけではNG
学校の先生が「緑」・・・困ったことは相談する
ママ友が「緑」・・・ウラでコソコソ悪口はとても傷つく
「緑」の対応に困ったら・・・平和主義者なので混乱や危機に弱い。あまり不安にさせるような言動は慎みましょう。
あなたが「緑」を気にするとき
ほっとくつろぎたいとき
日々の生活を大切にしたいとき
「緑」のイメージを持つ有名人
中山秀征、齋藤孝、西川きよし、野口健、シェリー
もっと詳しく知りたい人はこちら
12色の人別 取扱説明書
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