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あなたの正しさ、凡人の私はついていけません『白』

『真っ白』のジャケットを着て、背筋をピンと張って堂々としている人。

『真っ白』のシンプルなカバンを持って、自分の意見をぶれずに言う人。

『真っ白』のシャツやワンピースを着てすがすがしい印象の人。

手帳や名刺入れなどビジネスシーンでの持ち物が『白』の人。

そういう人は一見、寛容そうに見えて 、本当はテコでも動かないほど意思強固な人です。

「何をそんなに自分の生き方にこだわっているの?」

と、まわりは思ってしまいますが、でもそのぶれない生き方が羨ましくもあるのが『白』の人。理想論を語って、その理想を疑いもなく追いかけるその姿は、まわりから見て「本当に?本気でそう考えているの?」と突っ込んでしまいたくなるほどのかたくなさです。

そう言えば、『白』は何色にでも染まる色ですが、何色に染まっても自分の『白』に戻っていく強力な浄化力もある、という特徴もお忘れなく。

例えば、ボランティア活動に生きがいを感じているMさん。子供のころから学級委員長など責任のある役につくことが多く、弱い者いじめをする現場に通りかかると 「何をしているの!」と男の子にでも突っかかるその姿から、まわりから「正義感ちゃん」と呼ばれていました。曲がったことが大嫌い、何でも筋が通らないと納得しないのが『白』の人です。

例えば、女3人で香港に旅行に行ったときのことです。偽物時計や偽物ブランドバッグを売っているお店で、友だちが、

「これ安いからちょっとお土産に買っていこうかな」

と言ったりしようものなら、

「それって法に触れる悪いことなんじゃない?ダメよ、そんなことをしちゃ。私は絶対に買わないわ」

と他の2人がしらけるほど、その正義を貫くのも『白』の人です。

不正や不実には断固拒否の姿勢をとります。

「まあまあ、そこは堅いことを言わず」なんていうやりとりは、『白』の人には通用しません。なので、気やすく何かを頼むことはできません。

先日も、

「ちょっとこのイベントのこと、お友だちに紹介しておいてよ」なんて、頼まれても、

「私、あまり内容がよくわからないイベントのことを紹介するなんてできないわ。ごめんなさいね」

と、あくまで言葉は丁寧ながらも、いい加減に人に紹介することはできない、とキッパリ。

陰ではこんなヒソヒソ話が。

「Mさんて、正しいことばかりを主張するじゃない。絶対に折れないし。疲れるのよね。正しいことがいつもいいとは限らないのに。本当に融通がきかないんだから。お金に関しても、親が援助してあげるって言っているのを、どうも断わったらしいわよ。損得を考えない人よね」

それを聞いたMさん。

「親から援助を受けるなんて安易な方法をとってはいけないわ。何かを得るには身の丈に合った方法でないと。まずは、自分ができることをしてからでしょ」

とつぶやいています。

自分なりの正義をかざして、潔癖に自分の理想に向かって邁進する『白』の人を説得したり、言いくるめたりするのは、たぶんあきらめたほうがいいでしょう。人間愛の寛容さとテコでも動かない意志の強さを併せ持っているのが『白』の人なのです。

「白」と相性がいいのは
知的で正統派の「青」
同じ理想を語り合える「白」

「白」と相性が悪いのは
享楽的な感じがする「オレンジ」
行動が幼稚すぎる「黄色」

「白」の人の恋愛特徴
尊敬が恋愛に変わる
取り繕う人は嫌い
真摯さに弱い

「白」の人のコミュニケーション
一緒に仕事する人が「白」・・・仕事に筋を通す
上司が「白」・・・ごまかしは絶対にダメ
取引先が「白」・・・理念を共有する
学校の先生が「白」・・・理想を語る
ママ友が「白」・・・生き方が共感できるかどうか
「白」の対応に困ったら・・・取り繕わず誠意をもって対応する。

あなたが「白」を気にするとき
何事にも負けない自信があるとき
リセットしたいとき

「白」のイメージを持つ有名人
浅田真央、草刈民代、知花くらら、吉永小百合、三島由紀夫、ジョン・レノン

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