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「賢い」「正しい」以外の価値観を教えてあげたい『青』

コートやバッグなどに黒や茶系を選ばず、『青系』(紺色)を身に着けている人。ペンは『青色』、セーターやカーディガンなども『青』(紺色)。流行を追うようなファッションや小物選びはせず、誰が見ても安心のできるファッションをする人。

あなたの近くにもいますよね。そういう人は、とかく保守的な価値観を持ち、冷静、常識的、慎重であることを大事にします。きっとへアースタイルもベーシックなはず。

例えば、小学2年生の男の子と中学1年生の女の子を持つ専業主婦のKさん。 OL時代は銀行勤めで社内恋愛を経て結婚しました。その仕事ぶりは着実でミスも少なく、上司からの信用も厚かったと言います。

ひとで言うと「賢い人」という評価です。見た目も正統派美人。子供のころからずっと、どこにいても一目置かれる存在でした。

Kさんは文字通り、ずっと「賢い」人生を送ってきています。小学生のときから優等生として学級委員長などに選ばれ、その努力も実って第一志望の大学にも受かりました。

「正当な努力をすると必ず結果はついてくる」というのが信条のKさんにとって、自分の人生は、まずまず合格点はとれていると思っています。

ただこんなことがありました。大学時代にアルバイトで塾講師をしていたとき、楽しく笑わせる講師がいて生徒の人気を独り占めしていました。そのとき、内心思ったものです。

「勉強に必要な知識をキチンと教えているのは私のほうなのに、どうしてパフォーマンス過多のあの講師が評価されるんだろう?」

講師業をまっとうしていたKさんにとって、これには正直、納得がいきません。

また、自分に対してプライドを持っているのですが、どうしても自分より優れていると思う人が近くにいると、その人と比較してしまう自分がいます。「この人に勝つのは難しい」という客観的な評価を自分で下します。

こういう自分を客観的に評価ができるところが、また『青』の人の賢いところです。

そしていまは、子供が大きくなるまでは親としての責任をしっかりと果たしたい、と主婦業に専念しています。もちろん子供の教育にも熱心で、子供が幼稚園のときから近くの市立図書館に毎週欠かさず通っています。

「子供の教育には、まずは環境を整えてあげることが大切」

そのために教育関係の本を読んで研究することも怠りません。食事はもちろん、健康に気をつけて野菜をしっかりとバランスよく用意します。

そんな『青』の人は、お付き合いする相手も選びます。我が子にとってあまり教育上良くないと思われる素行の悪い子供とはできるだけお付き合いをしないように気を使っています。そんなKさんが子供に対して躾として使う言葉はこうです。

「人様が見ているからそんなことをしてはいけませんよ」

「その態度は先生に恥ずかしいでしょう」

「ウソは泥棒のはじまり、ダメですよ」

キチンとした人に育って欲しい。これもKさんにとっては子供の将来のことを考えてのことなのです。

そんなKさんに対して、中学1年生の娘はついに爆発してこう叫びました。

「お母さん!私がすることにいちいち口を出さないでよ。私は友だちだって に選びたいし、あまり好きではないピアノの練習だって本当はもうやめたい。でも、どうせ言ってもやめさせてくれないでしょ。いちいちあれしろこれしろって言わないで!」

それを聞いたKさん。中学1年生の娘にこう言いました。

「あなたの将来のことを考えて、お母さんは言っているのよ」

そんな反発をする娘も、心の中ではKさんのことを尊敬しているのですけれどもね。

「自分の教育論は間違っていない」が価値基準の『青』の人。その正しさはおっしゃる通りですが、もう少し頭を柔軟にしていただけると、こちらは窮屈ではなくなるので、ぜひともお願いします。

「青」と相性がいいのは
完璧主義が尊敬できる「黒」
正しいことをまげない「白」

「青」と相性が悪いのは
妙になれなれしい「オレンジ」
大人の分別が感じられない「黄色」

「青」の人の恋愛特徴
誠実第一
裏切らない
結婚までのプロセスはしかるべき順序を経て

「青」の人のコミュニケーション
一緒に仕事する人が「青」・・・信用して任せる
上司が「青」・・・正確に仕事の報告をする
取引先が「青」・・・礼儀を大切にする
学校の先生が「青」・・・約束は守る
ママ友が「青」・・・子供の教育論に花が咲く
「青」の対応に困ったら・・・できるだけ丁寧に接する。

あなたが「青」を気にするとき
知的に見せたいとき
常識的に生きたいとき

「青」のイメージを持つ有名人
中井貴一、堤真一、松たか子、荒川静香、三浦友和

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