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絶対に謝らない・人の意見を聞かない『黒』

いつ会っても、どんなときでも全身『黒』装束の人っているでしょ?あなたのまわりにも。
たまにグレーの服を着ることはあっても、カバン、携帯電話、名刺入れ、ペンなどの小物がほとんど『黒』一色の人。

そういう人って、人の意見に振り回されない強さや独自のスタイルを持っていると思いませんか?
寡黙なのに相手を圧倒する存在感を持っている。
かっこいいのでちょっと憧れてしまいますよね。

例えば、仕事がデキる、と評判のカルチャースクール経営者のAさん。
40代女性経営者のAさんはいつ会ってもスーツは『黒』
それ以外の色を着ているのを見たことがないぐらいの『黒』徹底ぶりです。
ここからも完璧主義で徹底したこだわりの性格が見てとれます。

Aさんの経営者としての立ち位置は、2番手とはっきり一線を隔す、というもの。近寄りがたさと威厳をカリスマ性に換えて常にアピールです。

「気やすく声を掛けてもらっては困る。私を誰だと思っているの」の暗黙のメッセージが、いつ会っても笑顔を見せない、という表情にも表れています。

なので、社員みんなと一緒にランチ会などということもほとんどありません。社内コミュニケーション係はもっぱら専務取締役の役目となっています。

また、お子さん2人を立派に育て上げたバリバリのキャリアウーマンなのですが、子育ての話でも、どちらかというとお子さんへの愛情というよりも、「いかに立派に育て上げたか」という結果主義的な内容に終始するところがあります。

そういえば、Aさん相手にこんな失敗がありました。
Aさんがとても忙しそうだったので、社員みんなで、お客様を呼び込むためのイベントを企画しようと盛り上がり、新しいプロジェクトを立ち上げました。
もちろんAさんにはある程度イベントの内容が決まった段階で報告しようと思っていたのです。
そして1ヵ月後、企画の内容が固まったところでAさんに、
「こういうイベントをしようと思っているのですが」
と伝えたところ、
「こんなイベントが企画されていたことを私は聞いていません。このイベント企画は白紙に戻してください!」
と、すごい剣幕で言われてしまったのです。
せっかくみんなで集客を考えて、これが会社のためだと思って進めていたのに、です。

ここには、仕事の進め方に大きなミスがあったのです。
『黒』の人の把握欲を無視してはいけません。
最初に「こういうプロジェクトはいかがでしょう」とおうかがいをたて、途中の経過報告を随時行っていれば問題はなかったのです。

自分の知らないうちに勝手にコトを進められたという事実が「無視された」となり、自分の存在価値を一番と考える『黒』の人にとっては許せない行動となったのです。

『黒』の人は、コミュニケーションはとらないけれど、無視されると激怒する。ここがお付き合いのポイントです。

そして、「絶対にこの意見は曲げない!」と『黒』の人が宣言したら、もうどうしようもありません。
人から嫌われようが、少々の障害があろうが、断固として譲らないものは譲らないのです。
見た目の存在感や目力の強さも合わさって、とにかく自分の意見を押し切ります。
相手に求めるものは絶対服従です。

さてこのAさんですが、事業のほうは拡大路線が止まりません。
これは自分の実力がどこまで評価されるのか確かめてみたい、という成長欲や権威欲からきています。
国内で30か所もスクールを展開したその次は海外進出です。
独立心も旺盛、かつパワフルなので海外の地であっても、臆することなくチャレンジを続けます。

「本当に仕事ができるわね。Aさん、スゴイ!」と羨望の声は上がっているのですが、その陰でささやかれているのがこんなヒソヒソ話。

「もうちょっとまわりにいる人のことも考えてくれればいいのに。怒るときだけ怒って、いいときには全然ほめてくれないんだから。それに、この結果は私1人でも達成できたのよ、と言わんばかりのあの態度。それがまわりを疲れさせるのよね」

そして、このヒソヒソ話を聞いた『黒』の人が傷つくかというと・・・

「言いたい人には言わせておけばいいわ。別にみんなから好かれる必要はないんだし。あなたたちは、自分の仕事をちゃんとまっとうしてくれればそれで結構よ」

と、どこまでも強気なのでした。

「黒」と相性がいいのは
こだわりの「ターコイズ」
自己主張の「赤」
しっかりと自分を持っている「白」

「黒」と相性が悪いのは
子供っぽくて悪ふざけの「黄色」
やたらといつも仲間とつるんでいる「オレンジ」

「黒」の人の恋愛特徴
自分の生活スタイルは変えない
弱みを少しだけ見せる
ベタベタしない

「黒」の人のコミュニケーション
一緒に仕事をする人が「黒」・・・気配り、笑顔は不要
上司が「黒」・・・絶対服従。言われたことをキチンとこなす
取引先が「黒」・・・完全に下手に出るか、部分的に対等で付き合うか
学校の先生が「黒」・・・反抗しない
ママ友が「黒」・・・ボスとあおぐ
「黒」の対応に困ったら・・・命令して動かそうとしない。「黒」のプライドを尊重する態度をとると「黒」も軟化する。

あなたが「黒」を気にするとき
自分をワンランク上に見せたいとき
自分を守りたいとき

「黒」のイメージを持つ有名人
ダルビッシュ有、イチロー、石原慎太郎、勝間和代、安室奈美恵、高倉健、夏木マリ、オノ・ヨーコ

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