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臆病なのを「ぼくって繊細?」と勘違い『グレー』

いつも品のいい『グレー』のスーツ姿の人。持ち物も『グレー』が多く、アクセサリーは控えめで小ぶりのシルバー(『グレー』の一種と考える)。デザインはシンプルで少し上質のものを身につけています。

「身ぎれい」という言葉がピッタリなあの人・・・。

『グレー』から読み取れるのは「ソフト」や「スマート」という言葉。話し方も、決して大声で荒げることなくソフトでおだやか。人付き合いも、人様にご迷惑をおかけしないようにといつも気を使っているのでとてもスマートです。

例えば、一般事務歴10年のGさん。仕事ぶりはきっちり。書類整理などの整理整頓は欠かさず、朝一番のオフィスの掃除も手を抜きません。経理の帳簿も間違いがなく、社長の信用を得ています。

ただGさんは口数が少なく、あまり積極的に人と関わろうとしないので、正直、内心何を考えているのかわかりにくくてまわりは困っています。

先日も会社の懇親会の場所をお願いしたとき、

「どこにすればいいですか?」

と聞いてきたので、

「どこでもいいよ。Gさんの好きな食べ物でいいから適当に場所押さえておいてよ」

と言っても、

「何がいいか指示してください。お好みに合わないと困りますので」

と返事が返ってきたりします。

「特に重要なお客様をご招待するわけじゃないんだし、社内の懇親会だから早くどこかに決めてくれ!」

こうやって決められないことにイライラする上司とは裏腹に、Gさんの心の内は、

「変なところを選んで喜んでもらえなかったら困るので、それは上司に決めてもらいたい」

とあくまでリスク回避。用心深さが第一優先の『グレー』の人です。

この用心深さは防衛本能の強さとなって仕事場でも日常生活でも発揮されます。例えば、隣の部署の部長とすれ違って挨拶をしたときに、相手が少しぶっきらぼう態度をとったら、「私、部長に何か悪いことをしたかしら?仕事で何か至らないところがあったのかしら?」と不安になり、家に帰ってからも気になって仕方がありません。

人の何気ない態度に敏感に反応してしまうのです。そして次の日から、隣の部と関わるときには、部長の顔色をまずうかがってしまいます。

その防衛反応の強さは用意周到といういい形でも現われます。準備に関しては万全でGさんに任せておけば諸々間違いがありません。いつも感心するのが、天気予報のチェック。毎日降水確率を見て、折りたたみ傘の準備は怠りません。

休みの日は一日家にいるのが好きで、ずっと家の中に閉じこもっていてもまったく退屈なんてしません。本音を言うと、たくさんの人と人付き合いをするのは苦手。でしゃばるのも、人前に立つのも好きではないのです。

そんなGさんに対する同僚のこんなヒソヒソ話。

「Gさんって毎日、何が楽しいのかさっぱりわからないわ。私たちが誘っても付き合いは悪いし、特にどこかに遊びに行ったっていう話もあまり聞かないし。 グルメやファッションにも特に興味があるとは思えないし。でも用意周到という意味ではいろいろと感心するわよね。この間も仕事ではフォローしてもらったし。そうそう、いざというときのために、防災グッズもちゃんと買って用意しているらしいわよ」

不測の事態が起きてもいいように、用心深く用意する。

その繊細でデリケートなアンテナの感度は高く、土足でズカズカ入ってくるような人や、自分を傷つけるような人を敏感に感じ取り、それを避けようとする本能が働きます。それはまるで肉食動物に襲われないように、常に注意を払っている草食動物のような人が、『グレー』の人です。

しかし、『グレー』の人をおとなしいと軽んじていてはいけません。普段はでしゃばらない控えめな『グレー』の人ですが、その分、いったんキレると爆発する、という怖い一面もあります。

ものすごく怒っているのに、他人からは怒っているのがわかりにくいというのも特徴。その上、その怒りをいつまでも覚えていたりします。くれぐれも繊細な『グレー』の人の取り扱いは丁寧にお願いします!

「グレー」と相性がいいのは
さりげなくサポートしてくれる「水色」
穏やかに接してくれる「緑」

「グレー」と相性が悪いのは
いつもしゃべりかけてくる「オレンジ」
用心深さが同じの「グレー」

「グレー」の人の恋愛特徴
時間がかかる
守ってくれる人ひとりだけ
用心深い

「グレー」の人のコミュニケーション
一緒に仕事する人が「グレー」・・・一定の距離をおいて付き合う
上司が「グレー」・・・事後報告を怠らない
取引先が「グレー」・・・するべきことを淡々と
学校の先生が「グレー」・・・いきなりクレームを言わない
ママ友が「グレー」・・・さりげなく誘う
「グレー」の対応に困ったら・・・用心深いからその態度をとるのだと理解し、まずは問題を取り除くことから始める。

あなたが「グレー」を気にするとき
品のいいオシャレをしたいとき
そっとしておいて欲しいとき

「グレー」のイメージを持つ有名人
木村多江、東野圭吾、岡村隆史、稲盛いずみ

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