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【必読】「パーマン」の魅力を再確認せよ! ~旧パーマンのまとめ~

「藤子Fノート」を始めようと思ったきっかけの一つに、個人的に藤子作品の中で最も愛してやまない「パーマン」の魅力を、余すことなく引き出したいという意欲がありました。

「パーマン」は数ある藤子作品の中で、「ドラえもん」「オバQ」に次いで3番目に話数が多く、1960年代と1980年代で2シーズンに渡って描かれている長大なお話です。

しかも、60年代(=旧パーマン)と80年代(=新パーマン)では設定が異なり、さらには作品のテイストにも明確な違いがあります。旧パーマンと新パーマンでは、最終回も異なり、全く別の作品として楽しむことも可能となっています。


これまで23か月間続けてきた藤子Fノートにおいて、「旧パーマン」についてはかなりの記事数を使って、徹底的な作品分析を行ってきました。この程、「旧パーマン」の考察を一区切りさせたので、今後は「新パーマン」の詳細解説を行っていく予定です。

そこで、これまで書き綴っていたパーマンの記事を紹介しながら、パーマンの魅力を再度まとめてみたいと思います。読者の皆様には、本稿をご一読いただき、次稿から書いていく「新パーマン」の記事を堪能してもらいたいと願っております。



「パーマン」は「週刊少年サンデー」をメイン誌に、小学館の学年別学習誌においても一斉に連載された作品です。最大、月に13~14本書いている時期もあり、連載年数は短かったのですが、かなりの作品数が残されています。

その中でパーマンの第一話は、「週刊少年サンデー」「小学四年生」「小学三年生」の三誌にて掲載されました。(その数か月後に「小学二年生」「小学一年生」「小学館コミックス」でも発表)


藤子Fノートでは、3作品存在する「第一話」を二本の記事でたっぷりと考察・解説を行いました。まずは手始めにこちらをご覧ください。



パーマンの魅力の一つに、多彩な仲間の存在があります。友だちでもありながら、ヒーロー活動を共にする同士でもあります。そんな仲間たちにスポットを当てた記事をご紹介します。

◆パーマン2号(ブービー)

◆パーマン3号(パー子)

◆パーマン4号(パーやん)

◆パーマン5号(パー坊)

特にパーマン5号は「旧パーマン」の数話しか登場しないかなりのレアキャラで、新しいパーマンしか読んでいない人たちにとっては「幻のパーマン」となっています。それもあってか、非常にアクセス数の多い記事となっています。



パーマンは主に、日常を主体としたギャグ篇と、敵とのバトルを描いたヒーロー篇の2パターンがあります。特に後者においては、パーマン仲間の力を結集して戦いに臨むお話があり、力作が多いように思います。

そんな大バトルの記事がこちら。



パーマンたちには、何度も戦うことになるライバルが存在します。一人は変装名人である怪人千面相。もう一つは全ギャド連という悪の全国組織です。彼らとの攻防をまとめた記事が以下となります。



個人的に感じている「パーマン」最大の魅力。それはパーマンは正体を隠して活動しているので、中の人であるみつ夫自身は全く評価されないのに、それでも彼は苦難を乗り越え戦っていく、というところです。

これを「パーマンの美学」とまとめて、3本の連載記事で魅力をたっぷりと語りました。思い入れたっぷりの内容となっているので、是非ご一読下さい。



パーマンは読み応え抜群のエピソードが満載なのですが、特に傑作と思われる作品をピックアップして記事化しています。その中からいくつかご紹介します。



さて、「旧パーマン」における最大の謎は、パー子の正体は何者なのか、ということでした。今となってはパー子の中の人は子役スターの星野スミレであることは誰もが知っているわけですが、旧作では巧みにその正体を明らかにしてきませんでした。

そんなパー子とスミレの関係に迫った記事がこちらです。

「新パーマン」では、あっさりとパー子の正体は星野スミレであると明かされます。それにより、パー子(星野スミレ)を主人公にしたエピソードも描かれていくことになります。

旧パーマンでは知り得なかったアイドルとパーマンの両立など、興味深いエピソード満載ですので、今後の「新パーマン」の考察で丹念に追っていきたいと考えています。



旧パーマンの最終回について、長文の記事を書きました。最終回は新パーマンにおいて改変がなされるので、今入手できる「てんとう虫コミックス」では読むことができない幻の作品となっています。



最終回でスーパー星へと留学してしまうパーマン。実はここからがドラマの始まりです。パーマン(=主人公)が不在となり、残されたパーマンたちのドラマが動き出すのです。

その中で、まずたった二時間だけパーマンが地球に里帰りしてくるお話があります。これは藤子不二雄ランドにも掲載されなかった、大変に貴重な作品で、僕自身「藤子・F・藤子大全集」が発売されるまで、読むことが叶いませんでした。

初めて読んだ時の興奮をそのまま持ち込んだ記事を是非ご一読下さい。



「旧パーマン」の最終回と『帰ってきたパーマン』によって、パーマンの物語は終わりを迎えました。

・・・がなんと、その10年後に突如パーマンたちの消息が明らかとなります。パーマンが留学してから10年が経ち、大人になったパー子(星野スミレ)とパーやんが、別の作品で描かれることになったのです。

パーやんの10年後については、まだ記事化しておりませんが、いずれ執筆予定ですので、どうぞお楽しみに。

パー子の正体である星野スミレは、「ドラえもん」の中で姿を現わしました。スミレ登場回は、だいぶ衝撃的な内容となっていますので、是非とも読んでもらいたいと思います。

この作品群の中で、大人になっても女優・歌手として太活躍している星野スミレが描かれます。そして、彼女が遠いスーパー星へと旅立ったパーマン1号(=須羽みつ夫)の帰りをいつまでも待っている姿が活写されます。

「旧パーマン」では一切描かれませんでしたが、星野ミスレはパーマン活動を通じていつの間にかみつ夫のことを好きになっており、他の男性には見向きもせずに、彼のことを思い続けていることが判明したのです。

大人になった星野スミレの告白によって、パーマンにラブストーリーとしての魅力が追加されたわけですが、この数年後に「新パーマン」の連載が始まることで、さらなるドラマが動き出します。

星野スミレを主人公にしたエピソードがいくつも描かれ、なぜ星野スミレがパーマンを好きになったのかという事実が少しずつ明かされていくことになるのです。



さて、ここまで執筆してきた49本+3本(ドラえもん)のパーマン関連記事の中から選んで、パーマンの魅力の再確認をしてきました。

次稿以降で、新パーマンについての記事をたっぷりと書いていきます。どうぞもう少しだけお付き合いをお願いできればと思います。


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