幸せになる前に、幸せを感じられる心でいたいね。

幸せの着地点なんてものはない(たぶん)
と、先日ある映画を観て浮かんだ。


結構重めの作品で、観た人はきっとほぼ必ず人生の価値観について考えざるを得ないだろうが
登場人物の境遇、なりたい自分像、
求めるしあわせの形、
どれもそれぞれ違っていて
何がどうなれば幸せなのか、よく分からなくなった。



「みんなが幸せになってほしいな」
応援の感情、それも間違いではないけれども


「みんなが幸せを感じられる世界であってほしいな」
のほうが合っていた。


感じられればいいんだよね。
同じじゃなくても。
何かが劇的に変わらなくても。



「日常に楽しみを見つけるのがきっと上手なんですね」
先日初めてお会いした方にいただいた言葉。



自己評価低い組としては、
こういうときすら

「それしかやることがないからです」

「みんなは日常をアップデートして人生を切り拓いているけれども、私はまだまだ違うんです」

とマイナス要素が浮かんで増大することもある。


でも分かってる。
それは私のいいところでもある。



昔嫌なことばかりあったから、
幸せの基準がたぶん低いのだ。



友達がいるだけでも幸せだものね。
家族がいて、大事な人や動物たちがいて、
ごはんがおいしくて、おしゃれが楽しくて
あー面白い、と笑えれば
そして少しのお金があれば。

(既に贅沢な望みですが)





それでも迷うときはある。



散々悩んだくせに、人のせいにして自分の心を守っていたりね。



もっと鈍感に。
おいしいパン屋はそこにあるから。




心を傷つけることは
できればしたくないけれども
受け止められなかったらさ
急に誰からも受け止めてもらえないと
感じてしまってもさ
仕方ないよ。



仕方ない。



その人も、自分の幸せの基準を
守っているだけなのだから。




いつかは幸せを感じられる心が育つ。


すぐに「幸せになろう」としなくていい。
同じ幸せを願うのを 少し休んで
ゆっくり景色が変わるのを願っていれば
きっとさ。




自分の心を否定しないで生きたいよね。



たまに少し寂しくても
それぞれの基準で生きていければ
いいよね。それだけで。



自分の心を否定しないで生きていきたいよね。



たとえそれが、ほんの少し、
いや、誰かを傷つけてしまうかもしれないほど
ダメな感情であってもさ。



思っているのだから仕方ない。
気づいた日から
全力で、頑張って、愛するんだよ。
あの人のことも、自分のことも。



そうやって世界を回していくしかないんだよ。
「生きてる側」はさ。



泣いてしまってもいいから。
私も同じだから。



それでもいいよって
許してあげなきゃ。あなた自身を。



いいんだよ、まじめで損ばっかりしていると
我に返ったって。



少なくとも私はそんなあなたが好きだし
味方だからさ。




あなたが元気になれたら
私も幸せを感じられる。
それは、ほんとうにね。



そしてさ、いつかは
幸せになる自分のことも
許していこうね。




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