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雨過晴天 /散らかる文 青紗蘭
まったく君という人は。
こんなにも美しいものを私に魅せて。
目に焼き付かせて。
「生きろ」と言うのだね。
そろそろ、連れて行ってはくれないか。
そろそろ、掠ってはくれないか。
君は、笑うのだろうな。
「まだ、早いよ」と。
君は、やはり宙で絵を描き続けて
いるのだな。
雨過ぎて見える青は、空が海を
優しく暖かくいだくようだった。
ーーーーーーーーーーーーー🍎✨
雨過晴天
元々は、焼
墓前 /ある女の散らかる文
これが、あなたの望んだことだったのか?
今は、もう風化し始めている墓前に。
私は、立っている。
誰も訪れることの無い場所で
血筋を最も重視していたあなたが。
こんな地図にすら載らない場所で
縛られているのは、皮肉なモノだな。
あなたは、何処ぞへ行ってもそのままか。
答えなど要りはしないが。
私が、ここに来るのは最後だ。
私は、あんたと同じようにはならない。
私は、あんたを赦す。
不の
白の祈り / 散らかる文 青紗蘭 イラスト かよんちゃん😸
かよんちゃんの絵をみたら、詩はポコポコうまれる。よいものとは、そういうものなのだろう(●´∀`●)
お眠りなさい。
お眠りなさい。
星がベルをならすまで。
星が瞬き始めるまで。
そのときがくるまで。
横たわる屋根の下で。
静寂の白に護られて
あたたかさを知りなさい。
私は、見送り迎える者。
ついては行けないのです。
白の祈りをあなたに托します。
そのときがきてしま
とある女の戯れ言/青紗欄
幾度巡って命繰り返し
逢瀬交わし散りゆく
共に歩むこと赦されぬなら
星そのものになりたい
そこにあなたが
産まれおちたなら
あなたが生きる
その情熱に身を焦がし、
祝福したい
あなたの自由なさまを
微笑んでいたい
同じように結ばれぬもの
世からはじかれ
認められず
幸せになれぬものがいるなら
私は、喜んで迎えよう
あなた方の住処となろう
私は、全となり
星になりたい